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更新日:2024年7月22日

ページID:2515

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感染症発生動向調査:文京区感染症週報

2024年第28週(2024年7月8日-2024年7月14日)まで更新

2024年定点把握対象感染症グラフ第28週RSウイルス感染症文京区0東京都0.44咽頭結膜熱文京区0東京都0.38A群溶血性レン

2024年定点把握対象感染症グラフ第28週伝染性紅斑文京区0.75東京都0.35突発性発疹文京区0.75東京都0.28ヘルパンギ

2024年定点把握対象感染症グラフ第28週急性出血性結膜炎文京区0東京都0流行性角結膜炎文京区1東京都0.46

東京都感染症情報センターのホームページでも発生動向調査のデータをご確認いただけます。

WEBページ上でご覧になりたい方は、以下のリンクをご確認ください。

東京都感染症情報センター「WEB感染症発生動向調査」(外部リンク)

PDF形式のデータを必要とされる方は、以下のリンクをご確認ください。

東京都感染症情報センター「東京都感染症週報」(外部リンク)

今週の動向

第28週(2024年7月8日-2024年7月14日)について

新型コロナウイルス

都及び区の定点当たりの報告数は増加しました。

新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)が原因で起こります。

一般的には飛沫感染、接触感染で感染します。閉鎖した空間で、近距離で多くの人と会話するなどの環境では、咳やくしゃみなどがなくても感染を拡大させるリスクがあります。

現在主流となっているオミクロン株においては、罹患しても9割以上が重症化することなく、療養を終えることが報告されています。一方、高齢者は、季節性インフルエンザと比べて死亡リスクが高いことが報告されています。特に、基礎疾患をお持ちの方では重症化するリスクが高いことも報告されています。予防としては、風邪や季節性インフルエンザ対策と同様に咳エチケットや手洗いなど基本的な感染症対策を行いましょう。

東京都の感染状況(モニタリング項目分析)については、以下のページをご確認ください。

最新のモニタリング項目の分析について

過去の感染状況については、以下のページをご確認ください。

これまでの感染状況等

手足口病

都及び区の定点当たりの報告数は増加しました。都の定点当たりの報告数は、16.39で警報レベルが続いています。

手足口病とは、コクサッキーウイルスや、エンテロウイルスによる感染症で、乳幼児に多くみられる夏かぜの代表的な病気です。接触感染と飛沫感染ですが、糞便にもウイルスが存在するため、手指を介して経口感染も起こります。春から夏にかけて多く、流行のピークは7月ごろです。乳幼児(4歳以下)に多く発症します。

感染して3~5日で発症します。手、足、口の中の粘膜などに水疱(水ぶくれ)や赤い発疹が現われ、3~7日で消退します。発熱は、約3分の1にみられますが、高熱が続くことは通常はありません。ほとんどの人が数日間で自然に治ります。手足口病には、有効なワクチンがなく、対症療法が中心です。新生児では髄膜炎や脳炎などを起こし、重症化することがあります。

ウイルスは、手指を介した接触あるいは飛沫感染をするので、とくにおむつ交換時には十分な注意と手洗いを行ってください。

手足口病に関する情報

ヘルパンギーナ

都及び区の定点当たりの報告数は増加しました。

ヘルパンギーナは、コクサッキーウイルスやエコーウイルスによる感染症で、乳幼児に多くみられる夏かぜの代表的な病気です。

接触感染と飛沫感染ですが、糞便にもウイルスが存在するため、手指を介して経口感染も起こります。

高熱が出ている急性期に最も感染力が強く、鼻汁や咳からウイルスが排泄されるほか、解熱後も最大4週間、糞便にウイルスが排泄されます。

感染して2~7日後発症します。突然の38~39度台の高熱に続き、のどの粘膜に小丘疹、次に痛みのある水疱ができ口内炎になります。2~4日程度で解熱し、7日以内に完治します。

一般には軽症ですが、入院が必要となることがあります。ワクチンや有効な抗ウイルス薬はなく、対症療法を行います。症状がみられる間は、安静、水分・栄養補給を心がけましょう。

感染者との不要な接触は避け、手洗いやうがいなど個人衛生を徹底しましょう。便の処理やおむつ交換時は十分に注意し、手洗いをしっかり行いましょう。

ヘルパンギーナに関する情報

感染性胃腸炎

都及び区の定点当たりの報告数は減少しました。

例年、11月から2月にかけて保育園や幼稚園、高齢者施設などを中心に腹痛、下痢、嘔吐を主な症状とする感染性胃腸炎の集団感染が報告されています。感染性胃腸炎の原因として最も多いのがノロウイルスですが、今年の1月以降、新たな変異型のノロウイルスが国内や中国で検出されています。この変異型が大流行のきっかけとなるかは予測できませんが、十分に注意が必要です。各施設においては、手洗いの徹底や施設の衛生的管理など、感染予防に努めましょう。

感染性胃腸炎に関する情報

対象疾患

小児科定点対象疾患

眼科定点対象疾患

定点とは?

感染症の流行状況を知るために、一定の基準に従って、1週間当たりの感染症罹患者の数を報告していただく医療機関のことです。

文京区では小児科定点が4箇所、インフルエンザ/新型コロナウイルス定点が7箇所、眼科定点が1箇所、指定されています。

定点あたりの報告数とは?

1週間に一つの定点(医療機関)あたり何人の患者の報告があったかを表す数値です。この数値によって感染症の流行状況が把握できます。区内の当該感染症報告全数を定点医療機関数で割った数が定点あたりの報告数です。
例えば、区内でインフルエンザの報告が28件あった場合、報告数(28件)を定点医療機関の数で割ります。この場合は、28÷7=4.0となり、区内のインフルエンザの流行状況を推計することができます。区内の定点数は東京都全体に比べ少ないため、値の変化が大きく出やすい傾向にあります。

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お問い合わせ先

保健衛生部・文京保健所予防対策課感染症対策担当

〒112-8555 東京都文京区春日1丁目16番21号
文京シビックセンター8階南側

電話番号:

ファクス番号:03-5803-1355

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