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更新日:2025年10月27日
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インフルエンザウイルスによる呼吸器感染症です。通常の急性上気道炎(かぜ)に比べ全身症状が強く出やすいことを特徴とします。
インフルエンザウイルスにはA型・B型・C型があります。近年、国内で流行しているのは、AH1pdm09(2009年に流行したインフルエンザ)、AH3亜型(いわゆる香港型)、B型の3種類です。C型はヒトでの、流行は起こりにくいとされています。
患者の咳やくしゃみなどのしぶきに含まれるウイルスを吸い込むことによる「飛まつ感染」が主たる感染経路ですが、ウイルスが付着した手で口や鼻に触れることによる「接触感染」もあります。
例年12月から3月が流行シーズンです。流行が始まると、短期間で多くの人に感染が拡大します。
1~3日の潜伏期間の後、発熱、頭痛、咳、咽頭痛、鼻水、筋肉痛、関節痛などを呈します。
喘息など慢性の呼吸器疾患のある方、心疾患のある方、糖尿病の方、免疫機能が低下している方などは重症化しやすいとされ、二次的な細菌感染による肺炎などを呈することがあります。
治療は、抗インフルエンザ薬の服用や対症療法となります。オセルタミビル(商品名:タミフル)、ザナミビル(商品名:リレンザ)、ペラミビル(商品名:ラピアクタ)、ラニナミビル(商品名:イナビル)、バロキサビルマルボキシル(商品名:ゾフルーザ)などの抗インフルエンザ薬が使用されます。治療については、病状や経過(特に症状がではじめてからの時間)に合わせて医師が判断しています。
小児・未成年者では、インフルエンザの罹患により異常行動を起こす恐れがあります。自宅では少なくとも2日間、お子さんの状態に注意し、小児・未成年者が一人にならないよう注意しましょう。
学校保健安全法では、発症した後5日を経過し、かつ解熱した後2日(幼児にあっては3日)を経過するまでとされています。(ただし、病状により学校医その他の医師において感染のおそれがないと認めたときは、この限りではありません)
予防接種は、重症化の予防を目的として行います。
予防には、手洗い、咳エチケットが有効です。
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