更新日:2025年11月10日
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急性出血性結膜炎はエンテロウイルス70(EV70)とコクサッキーウイルスA24変異株(CA24v)に感染したことによる急性結膜炎です。
ウイルスが付着した手で眼に触れること、ウイルスで汚染されたタオルや洗面器などに触れることなどで感染します(接触感染)。
発症はどの季節でも起こります。また、感染する年齢は1~4歳に比較的多くみられますが、他の年齢でも発生します。
1日間の潜伏期の後、強い眼の痛み、異物感で始まり、結膜(まぶたの裏を覆って眼球につながる粘膜)の充血や出血を伴うことが多く、他に、まぶたが腫れたり、目やに、目のむくみ、目の表面の濁りがでることがあります。約1週間で自然と治りますが、6~12か月後に手足の運動麻痺が起こることがあります。
特別な治療法は無く、症状に応じた対症療法が行われます。細菌に感染して悪化するのを防ぐために抗菌薬の目薬を使うことがあります。
学校保健安全法では、病状により学校医その他の医師において伝染のおそれがないと認めるまでとされています。
予防接種はありません。
エンテロウイルスやコクサッキーウイルスはとても感染力がつよいので、感染を広げないために次の点に注意しましょう。
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