更新日:2025年10月7日
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RS(Respiratory syncytial)ウイルスによる呼吸器系の感染症です。患者の約75%以上が1歳以下の小児で占められています。
生後1歳までに50%以上が、2歳までにほぼ100%の乳幼児が少なくとも一度は感染する、とされています。
患者の咳やくしゃみなどのしぶきに含まれるウイルスを吸い込むことによる「飛まつ感染」が主な感染経路ですが、ウイルスが付着した手指やおもちゃなどの持ち物に触れることによる「接触感染」もあります。
例年秋から冬にかけて主に乳幼児の間で流行していましたが、近年では7月頃より報告数の増加が見られるようになりました。
潜伏期間は4〜6日とされ、鼻水、咳、発熱が主な症状です。乳幼児は重症になりやすく、細気管支炎、肺炎などになることもあります。
基本的には、症状に応じた治療(対症療法)を行います。
重症化した場合には、酸素投与、点滴、呼吸管理などを行います。
こどもを感染から守るために、家族や周囲のおとなもしっかりと予防しましょう。
保健衛生部・文京保健所予防対策課感染症対策担当
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