更新日:2023年6月22日
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中南米を中心に、ジカウイルス感染症の感染が拡大しています。ジカウイルス感染症は、デング熱及びチクングニア熱と同様に、蚊を媒介して感染します。また、ジカウイルス感染症は感染しても症状がないか、症状が軽いため気づきにくいこともあります。
世界保健機関(WHO)は、平成28年2月2日、感染がほかの地域にも広がるおそれがあるとして「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言し、平成28年3月8日に、妊娠している女性は流行地域への渡航をすべきでないと勧告しています。
主として軽度の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、斑丘疹、結膜炎、疲労感、倦怠感などを呈します。
これらの症状は軽く、通常、2~7日続きます。
治療は、症状に対する治療(対症療法)となります。
アフリカ、中央・南アメリカ、アジア太平洋地域で発生があります。
特に、近年は中南米及びその周辺地域で流行しています。
報告された国や地域は、下記リンク先をご参照ください。
近年、ブラジルにおいて小頭症の新生児が増えており、ジカウイルスとの関連があるとされているため、特に妊婦及び妊娠予定の方は流行地域への渡航を控えたほうが良いとされています。やむを得ず渡航する場合は、厳密な防蚊対策を講じることが必要です。
流行地域では、長袖、長ズボンを着用して、虫よけ剤を使用するなど、蚊に刺されないように注意しましょう。また、性行為の際にコンドームを使用するか性行為を控えることが推奨されています。
流行地域から帰国した方は、症状の有無にかかわらず、少なくとも6か月間、パートナーが妊婦の場合は妊娠期間中、性行為の際にコンドームを使用するか性行為を控えることが推奨されています。
流行地域から帰国した妊娠を予定しているカップルや女性は、少なくとも6か月間、妊娠を控えることが推奨されています。
また、国内の蚊の活動期(概ね5月中旬~10月下旬頃)においては、流行地域からの帰国者は、症状の有無にかかわらず、虫よけ剤の使用など蚊に刺されないための対策を少なくとも2週間程度は特に注意を払って行うことが推奨されます。
保健衛生部・文京保健所予防対策課感染症対策担当
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