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更新日:2024年11月22日

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伝染性紅斑(りんご病)にご注意ください

伝染性紅斑(りんご病)は、今年は5月上旬より患者報告数が増加しており、11月11日から11月17日(第46週)の1週間における患者報告数は6年ぶりに都の警報基準を超えました。
こまめな手洗いや、咳エチケットなどの感染予防策を心がけましょう。

東京都保健医療局(外部リンク)

基本的な感染予防策について

伝染性紅斑とは

伝染性紅斑とは、ヒトパルボウイルスB19による感染症です。

皮膚の発疹を主症状とし、両頬がりんごのように赤くなることから「りんご病」と呼ばれます。

感染経路

患者の咳やくしゃみ等のしぶきに含まれるウイルスによる飛沫感染や、水疱の内容物や便に排出されたウイルスが手などを介し、口や眼などの粘膜に入って感染する経口・接触感染があります。他の発疹を伴う感染症と異なり、熱などの前駆症状の時に最も感染力が強く、発疹が現れた時には感染の可能性はなくなります。

流行の状況

学童を中心に小学校や中学校で、春から夏にかけて各地域で流行します。

特に2~12歳に多く、5歳前後に最も多いと言われています。

東京都内の定点医療機関からの患者報告状況

症状

感染して4~15日後発症します。短期間の風邪様症状(発熱、倦怠感、筋肉痛、頭痛)の1~2週間後に、両頬に少し盛り上がり熱感を伴う境界がはっきりした紅斑(皮膚表面の発赤)が出現します。紅斑は不規則に平手打ち様になることもあり、口周囲の蒼白を伴います。

頬の紅斑と同時期かやや遅れて、腕に数mm~2cm程の紅斑が出現します。その後足にも広がり、四肢の紅斑は網目あるいはレース状の発疹となり、しばしばかゆみを伴います。体幹の紅斑は目立たず、レース状にはなりません。

発疹の程度は数週間~数ヵ月にわたって変動し、温度、日光などの環境因子によっても再燃します。

治療

特別な治療法はなく、それぞれの症状に合わせた対症療法が中心です。

合併症

発疹、関節痛、関節炎などがあります。関節痛、関節炎は小児では少なく、成人で多くみられます。

妊娠中にヒトパルボウイルスに感染した場合、感染した妊婦の5%以下に胎児水腫や流産が生じることがあります。

出席停止期間

学校保健安全法では、病状により学校医その他の医師において、伝染の恐れがないと認めるまでとされています。

予防

外出後、食事の前、トイレの後などに手洗いを行うことが最も大切です。子供の年齢に応じて手洗いや咳エチケットを伝えることも大切です。

リンク(伝染性紅斑 外部ページにリンクします)

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お問い合わせ先

保健衛生部・文京保健所予防対策課感染症対策担当

〒112-8555 東京都文京区春日1丁目16番21号
文京シビックセンター8階南側

電話番号:

ファクス番号:03-5803-1355

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