更新日:2025年11月10日

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マイコプラズマ肺炎

マイコプラズマ肺炎とは

マイコプラズマ肺炎は、「肺炎マイコプラズマ(Mycoplasma pneumoniae)」という細菌に感染することによって起こる呼吸器感染症です。小児や若い人の肺炎の原因として、比較的多いものの一つです。例年、患者として報告されるもののうち約80%は14歳以下ですが、成人の報告もみられます。

マイコプラズマ肺炎は1年を通じてみられ、秋冬に増加する傾向があります。

感染経路

患者の咳やくしゃみなどのしぶきに含まれる病原体によって感染(飛まつ感染)、あるいは病原体が付着した手で口や鼻に触れることによる感染(接触感染)があります。

症状

潜伏期間は2~3週間と比較的長いです。発熱、全身倦怠感、頭痛などの初発症状が現れた3~5日後に乾性の咳がみられます。咳は経過に従って徐々に増強し、解熱後も3~4週間程度続きます。

重症化することや、無菌性髄膜炎、脳炎などの中枢神経系症状、中耳炎などの合併症がみられることもあります。

治療

マクロライド系などの抗菌薬で治療されます。軽症で済む人が多いですが、重症化した場合には、入院して治療が行われます。せきが長引くなどの症状がある時は、医療機関で診察を受けるようにしましょう。

また、マクロライド系抗菌薬が効かない「耐性菌」に感染した場合は他の抗菌薬で治療します。

予防

マイコプラズマに対する予防接種はありません。飛まつ感染と接触感染が主な感染経路であるため、石けん・流水による手洗いや、周りに広げないよう、咳やくしゃみをするときには、口と鼻を覆う、咳があるときはマスクをするなどが大切です。

リンク(マイコプラズマ肺炎関連)(外部ページにリンクします)

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保健衛生部・文京保健所予防対策課感染症対策担当

〒112-8555 東京都文京区春日1丁目16番21号
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ファクス番号:03-5803-1355

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