更新日:2026年3月19日
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麻しんウイルスを原因とする感染症です。典型的には、10日から12日間の潜伏期間の後、38度程度の発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が2日から4日続き、その後39度以上の高熱とともに発疹が出現します。合併症がなければ7日から10日で回復します。
感染経路は、空気感染、飛まつ感染、接触感染で、免疫を持っていない人が感染すると90%以上の人が発症します。妊娠中に麻しんに罹ると流産や早産を起こす可能性があります。
感染してから発症するまでの潜伏期間は約10~12日です。
発症後の経過はカタル期、発疹期、回復期の3期に分けられます。
発熱、咳、鼻水、目やに、結膜の充血、口や頬の粘膜に小さい白い斑点(コプリック班)が出現します。
耳の後ろから始まる発疹が全身へ拡がっていきます。
色は初期の頃は鮮紅色ですが、次第に暗赤色になり、融合していきます。
全身へ拡がった頃に解熱します。
発疹が消退し色素沈着が残ります。また咳がひどくなることがあります。
特別な治療はなく、対症療法のみです。
中耳炎、肺炎、脳炎、亜急性硬化性全脳炎(SSPE)などがあります。
亜急性硬化性全脳炎(subacute sclerosing panenc ephalitis:SSPE)とは~
麻しんにかかった数年後に徐々に発症する約10万人に1人程度のまれな合併症で、運動障害、知能障害、けいれんを伴います。
麻しんは、感染力が強いと言われていますが、予防にはワクチン接種が有効とされています。定期接種(1歳児、小学校就学前1年間の計2回)のタイミングで予防接種を受けましょう。流行時や集団感染があった時などは、ワクチンの在庫状況により接種しづらくなる場合があります。
流行地域へ渡航される方は、罹患歴とワクチン接種歴を必ず確認し、罹患歴がなかったり、接種歴が確認できない場合は、麻しん・風しん混合ワクチン(MRワクチン)の予防接種をお勧めします。
以下の対象に該当する方は、公費で麻しん予防に有効なワクチンを、無料で接種をすることができます。
予防接種法に基づく予防接種です。予防効果を高めるため、1期及び2期の2回接種をします。
対象:生後12月から生後24月に至るまで
費用:無料
対象:小学校就学前の1年間(5歳以上7歳未満で、幼稚園保育園の年長に該当する方)
費用:無料
以下の制度における対象に該当する方は、無料で該当のワクチン接種をすることができます。
ワクチン接種の機会を逃した19歳以下の方に対する助成制度です。制度の対象や詳細は、「MR(麻しん風しん)定期予防接種の接種もれ」をご確認ください。
定期接種を受ける前の赤ちゃんを守るため、赤ちゃんと同居される方が麻しんに罹患しないように予防します。制度の対象や詳細は「0歳児麻しん対策」をご確認ください。
上記の制度に該当しない方は、医療機関と直接ご相談いただいたうえで、MRワクチンや麻しんワクチンを接種することはできますが、抗体検査や接種に係る費用は自己負担となります。
なお、風しん予防の制度に該当する方は、風しん予防を目的としてMRワクチンの接種ができることがあります。それぞれの制度の対象や詳細は「風しん予防の制度」をご確認ください。(ただし、風しん予防の制度を利用される場合、MRワクチンではなく、風しんのみの単抗原ワクチンを利用する場合もあるため、予め医療機関と良くご相談下さい。)
保健衛生部・文京保健所予防対策課感染症対策担当
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