麻しん(はしか)について
麻しんについては、平成27年3月に日本由来の麻しんが排除状態にあるとWHO(世界保健機関)に認定されたところですが、平成28年以降、海外渡航者を通じた感染が報告されております。流行地域への渡航歴のある方や麻しん患者との接触のあった方は、健康観察を十分に行い、症状が呈するなど感染が疑われる場合は、事前に医療機関にそのことを電話連絡してからマスクを着用の上、早めに受診しましょう。
麻しん(はしか)とは
麻しんウイルスを原因とする感染症です。典型的には、10日から12日間の潜伏期間の後、38度程度の発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が2日から4日続き、その後39度以上の高熱とともに発疹が出現します。合併症がなければ7日から10日で回復します。
感染経路
感染経路は、空気感染、飛まつ感染、接触感染で、免疫を持っていない人が感染すると、90%以上の人が発症します。
予防
麻しんは、感染力が強いと言われていますが、予防にはワクチン接種が有効とされています。定期接種(1歳児、小学校就学前1年間の計2回)のタイミングで予防接種を受けましょう。流行時や集団感染があった時などは、ワクチンの在庫状況により接種しづらくなる場合があります。
流行地域へ渡航される方は、罹患歴とワクチン接種歴を必ず確認し、罹患歴がなかったり、接種歴が確認できない場合は、麻しん・風しん 混合ワクチン(MRワクチン)の予防接種をお勧めします。また、ワクチン接種の機会を逃した19歳以下の方は、区の任意予防接種制度を利用できる場合がありますので、ご確認ください。
ワクチン接種の機会を逃した 19歳以下の方は、区の任意予防接種制度を利用できる場合について
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