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更新日:2025年5月2日

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水痘(みずぼうそう)にご注意ください

4月21日から4月27日(第17週)の1週間における水痘(みずぼうそう)の患者発生状況が6年ぶりに都の注意報基準を超えました。

水痘(みずぼうそう)とは

水痘は、ウイルスによる感染症で、感染経路には、空気感染、飛まつ感染、接触感染があります。

最も有効な予防策は、ワクチン接種です。定期接種の対象となりますので、対象期間(1歳~3歳未満:2回接種)の方の確実な接種をお願いいたします。

水痘の患者発生状況

都内264か所の小児科定点医療機関から報告された定点当たり患者報告数を週報にて集計しています。

※保健所単位で定点あたり1.0人/週を超えると注意報、2.0人/週を超えると警報となります。(水痘の場合)

症状や治療等については、ページ下部関連リンクもご参照ください。

感染経路

感染経路は、患者の咳やくしゃみに含まれるウイルスを吸い込むことによる感染(飛沫感染・空気感染)、あるいは、水疱や粘膜の排出物に接触することによる感染(接触感染)があります。発しん出現の1日から2日前からすべての水疱が痂皮化するまで感染性があります。

症状

潜伏期間は10日から21日間です。特徴的な症状は水疱(水ぶくれ)と38℃前後の発熱で、全身に直径3~5mm程度の丘疹(盛り上がった赤い発しん)が出現します。

数日にわたり新しい発しんが次々と出現しますので、急性期には紅斑、丘疹、水疱、痂皮(かさぶた)のそれぞれの段階の発しんが混在するのが特徴です。すべての発しんが痂皮になるまで6日程度かかります。

通常、軽症で終生免疫(一度の感染で生涯、その感染症にはかからない)を得ることが多いですが、成人では重症になることがあり、髄膜炎や脳炎などの合併症の頻度も高くなります。またウイルスは治癒後も体の中に潜伏していて、何年も経過してから「帯状疱疹」として再発することがあります。

予防

予防には水痘ワクチン接種が効果的で、対象年齢は1歳以上です。

成人では水痘が重症になる危険性が高く、水痘に感受性がある成人にも接種が勧められます。

水痘患者に接触した場合でも、3日以内にワクチンを接種すれば80%から90%発病を予防でき、家族内感染の予防や施設内感染の防止に有効とされています。また、発症した場合でも症状の軽減化が期待できます。

妊娠予定の成人女性感受性者は接種推奨対象です。(すでに妊娠している方は接種できません)

子どもの定期予防接種のページへ

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保健衛生部・文京保健所予防対策課感染症対策担当

〒112-8555 東京都文京区春日1丁目16番21号
文京シビックセンター8階南側

電話番号:

ファクス番号:03-5803-1355

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