平成20年度第7回文京区地域福祉推進協議会障害者部会要点記録

更新日 2011年01月06日

日時:平成21年1月28日(水曜日) 午後1時00分~午後2時30分

場所:文京シビックセンター24階 区議会第二委員会室

次第:

  1. 開会
  2. 議題
    (1) 中間のまとめに係る区民意見について(資料第1号)
    (2) 地域福祉計画(障害者計画)改定に係る最終案について(資料第2号)
  3. その他
  4. 閉会

出席者:

《障害者部会員》高山直樹、内藤良二、綱島悦子、斉田宗一、佐藤澄子、安達勇二、井出晴郎、斎藤幹夫、住友孝子、上村榮子、大門勝、池上啓喜、井上美和、山内孝子、江口障害福祉課長、高橋福祉センター所長、佐藤予防対策課長、徳満教育指導課長

傍聴者:3名

 

配付資料一覧

【次第】(PDFファイル; 95KB)

【資料第1号】中間のまとめに係る区民意見に対する区の考え方(障害者計画)(PDFファイル; 18KB)

【資料第2号】障害者計画(最終案)(PDFファイル; 2168KB)

 

【席上配付資料】

(1)中間のまとめに係る区民意見に対する区の考え方(障害者計画)(追加分)(PDFファイル; 12KB)

 

1 開会(高山部会長)

2 議題

(1)中間のまとめに係る区民意見について

障害福祉課長が資料第1号及び当日配付資料により説明を行った。

《主な質疑応答》

【佐藤部会員】

区民説明会での意見の中に自立支援協議会についての質問があったが、協議会は区への直接の相談が主になっていると思う。私たちは相談員をやっていて、相談内容を自立支援協議会に届けたいという思いがあるが、どのように連絡したらよいか。

【江口障害福祉課長】

昨年3月に自立支援協議会を立ち上げ、現在相談支援部会を行っている。施設、相談支援事業者の方に入っていただき様々な事例について検討しているところであり、どのように進めていくか、まだ明確になっていない。相談員などからの課題をどう取り上げればよいかということも、今後どう相談支援部会の構築をしていくか考えていく中で検討したい。

【佐藤部会員】

私たちは相談を受けて、わからないことは区に持っていくが、深刻な問題が起きたときに手に余ってしまう。よりよい対処方法を検討していただきたい。

また、パブリックコメントで寄せられた意見に関してホームページに掲載するとあるが、パソコンを利用しない人たちも含めて、広範囲の区民に届ける方法を考えていただきたい。

【江口障害福祉課長】

検討させていただく。

【高山部会長】

自立支援協議会は、部会が3つあるが今動いているのは相談支援部会だけである。障害には3障害があり、まずは顔の見える関係を作らなければということで核作りをしている。来年度以降、今の意見も踏まえて、相談支援部会や他の部会の内容について検討していく。

(2)地域福祉計画(障害者計画)改定に係る最終案について

障害福祉課長が資料第2号により説明を行った。

【江口障害福祉課長】

1点変更させていただきたい。子どもの相談支援体制(3-4相談支援体制の充実、3-4-4福祉センター及び教育センターの建て替えによる相談機能の充実)について、福祉センター及び教育センターの建て替えに伴って一体的な相談支援体制の構築をするという形でまとめてきた。しかし、昨日まとまった福祉センター及び教育センター建て替え地等検討協議会の答申案では、相談体制のハード面における一体的な構築についてはどうなるか決まっていない。答申を受けて区の方で方針を決めることになるので、最終的には修正させていただきたい。これについては部会にお諮りする時間がないので、事務局及び部会長に一任いただければと考えている。

《主な質疑応答》

【井上部会員】

3点質問がある。まず、第1回部会で質問をして、障害児の人数内訳の表を出していただいたが、この表も冊子の中に残してほしい。現状の中で学齢期の状況が見えてこないので、この表があるとこれだけ障害児の増減があるということがわかる資料になると思う。

また、「5-1-3心身障害者・児レクリエーション」への学齢期の参加状況について質問をしたが、その回答と、今後学齢期のレクリエーションがどのような形になるかを知りたい。

3点目は、「4-3-2心のバリアフリー」について、以前質問をした内容(「学校における総合学習等での福祉教育や社会教育」よりも「特別支援学級・学校との交流」の方が先だと思うので、文章の追加か差し替えをお願いしたいという内容)について、教育の方と相談をした結果の返答をいただきたい。

【江口障害福祉課長】

1点目については、再度確認して追加できる部分は追加させていただく。

2点目の心身障害者・児レクリエーションについては、学齢期の方はほとんどご参加をいただいていない状況だった。来年度からは、学齢期の方も参加できるように土曜日または日曜日にできないかということで準備を進めている。

3点目の「心のバリアフリー」については、追加の形で入れさせていただく。

【大門部会員】

子どもの「障害の早期発見・早期治療」についての記載はあるが、途中障害の発生した方に関しても、早期発見、早期治療、家族の支援について何らかの形で入れてほしい。

ひきこもりの状況は本人や家族しかわからず、どのように支援するか非常に難しいが、区長も「おせっかい」と言っており、何らかの対応方法を検討する必要がある。心の問題の場合、医療機関等に自分から通って初めて判明するので早期発見が難しい。相談体制や家族支援に関わる文言を付加してほしい。

【井出部会員】

1-6-1に相談支援体制の構築という項目があり、この辺りに入れることも可能だと思う。

【佐藤予防対策課長】

お困りの状況はわかるが、「早期発見」という時に何を発見するのかということがある。医療的なことを発見すべきか、生活上の困りごとを見つけるのかなど、いくつかの分類が必要だと考えられる。医療的なことについては保健医療計画で進めなければならない。障害者計画では、相談体制を充実することが、なるべく早く病気を見つけることにもつながる。解決方法を見つけることは難しく、行政だけでは考えにくいところもあるので、意見があればいただきたい。様々な意見や自立支援協議会などのアイデアがある程度まとまった段階で前進すると考える。

【大門部会員】

広報など様々な手段で区も周知しているが、受け止める側が受け止めていないことがある。ひきこもりの状況は、家族にしかわからないことも多い。そうした中途障害にも広く関心をもっていただき、対応できる体制をとってほしい。

【井上部会員】

学齢期には学校や教育センターなど相談場所がわかるが、卒業してしまうと、ひきこもり等の兆候があった時に、個人が精神科などに相談するしかないのか。困っている時に相談する公的な場所があるか。

【大門部会員】

精神保健相談で、相談を受けている。

【井上部会員】

精神科は敷居が高いが、心療内科というと行きやすい。名前の違いだけでハードルが低くなり支援につながりやすいので、そうした配慮もしながら、相談体制を考えるとよい。

【佐藤予防対策課長】

医療へのかかり方の周知も大切な課題だと思うが、相談に応じる場所という点では、様々な体や心の相談を受けるのは各地区の保健サービスセンターである。その場で解決方法をお示しするのではなく次の段階をご紹介することが多いが、保健サービスセンターにはひきこもりの支援団体など様々な情報があるので、気軽に使っていただきたい。

精神保健相談は、精神科の医師が保健サービスセンターに月2回ずつ来て、相談を受けている。精神科には行きにくい方などが気軽に精神科の先生と話す機会を持てるよう、あえて精神保健相談という看板を出している。精神障害に関わらず、心の問題、発達の問題等も、随時保健サービスセンターにご相談いただければ対応させていただく。

【井出部会員】

計画の中に、「保健サービスセンター」のことは書かれているか。

【佐藤予防対策課長】

  1-5-3精神保健相談は、保健サービスセンターでやっている事業である。

【高山部会長】

「保健サービスセンター」について記載するとよい。心のケアについて広く受け止める所になっているので、そういう文言も入れてもいいかもしれない。

【斉藤部会員】

5頁の電話相談の記載があるが、窓口の電話番号をどこかに記載する必要がある。

同様に、いろいろな施設が出てくるが、どこにどのような施設があるのかわからないので、見える形で入れ込むといいのではないか。

【江口障害福祉課長】

最後に資料編という形で区内の障害者・障害児関係施設一覧を掲載する。電話相談についても、福祉センターのところでどういう形で記載できるか検討したい。

【内藤部会員】

歯科の立場から、健康を維持するためには歯を磨くことが大事で、かかりつけの歯科医を探して定期的に診ていただくことが大切だと思うので、歯科の診療機関についても掲載してほしい。

また、シビックセンター3階保健サービスセンターの歯科室で、毎週土曜日に午後1時から5時まで、障害者歯科治療を行っている。資料を持参したので、ご参照いただきたい。先日区長にも見学していただきご理解を得ることができた。

【佐藤予防対策課長】

  障害者・児歯科治療について、体系図には掲載しているが、計画の記載のルールとして進行管理事業だけを枠囲みで表示し計画事業として記述しているので、それ以外は本文の記載がない。ただ、歯科治療事業は重要だと思うので、記載がなくても広報、推進していきたい。

【佐藤部会員】

障害者歯科治療は大事なことだが、知らない方が多いのはショックである。資料編でも構わないが、どこかに記載してほしい。

【江口障害福祉課長】

歯科治療については、項目として計画の中には加わっているということでご理解いただければと考える。本計画だけではなく、広報や様々な媒体でPRを進めていきたい。

【高山部会長】

資料編の中に、区内の障害者・児関係の社会資源を掲載し、歯科治療についても、少し踏み込んで現状なども含めて記載するとよいのではないか。

【斉田部会員】

福祉センターの建て替えについて、協議会の答申を受けて変更する可能性があるという説明があったが、本来は計画と並行的に議論して、相談センターの確立をきちんと進めるべきではないかと思う。教育部門と障害福祉課は、どこまで詰め寄っているか。

【江口障害福祉課長】

センター建て替え協議会でも議論があり、福祉センター児童部門と教育センターの連携が必要だということは一致しているが、ハード部分については意見の一致をみなかった。ハード部分をどうするかは課題として残っており、今の段階でどうなるか申し上げられる段階にはなっていないので、変更させていただきたい。

【斉田部会員】

障害者計画ができあがるので、福祉センターと教育センターの建て替えについても一貫して進めて、連携を強める必要がある。障害者計画について、内容を理解してもらうことが必要なのではないか。

【高山部会長】

相談支援体制のところで、連携が必要だということは謳っておく必要がある。

それから、計画事業33頁の相談支援体制の項目(1-6-1)では「障害者・児の保護者等」という表現、相談支援事業の項目(1-6-2)では「障害者・児やその家族等」という表現になっているが、統一した方がよいのではないか。

【江口障害福祉課長】

「家族」で統一させていただく。

【斉藤部会員】

17頁の基本的考え方について、3番目、4番目、6番目の文章に「自立」という言葉があり、他に31頁、29頁、24頁では、ほとんど同じ表現で繰り返しでてくる。同じ表現はどこかに括って、他は省略した表現にすると簡潔になるのではないかと思う。

基本的考え方の中で、3番目に「障害者が住み慣れた地域で、自己実現を図り、主体性自主性をもって~」とあるが、表現が少し強く、ここだけ細かい表現のように感じる。また、2番目に「障害福祉サービスを選択し」という表現があるが、「提供する」という意味合いの言葉の方が広くわかりやすいのではないか。

基本的考え方の文章の作りが、修飾語が多くて冗長に見えるので、半分くらいの文章にした方が簡潔でわかりやすい。中身ではなく、文章表現について気になった。

【江口障害福祉課長】

18年度計画と比較すると、量は今回の方が増えているが、書き方としては前回と同様に各項目について考え方をまとめている。

【高山部会長】

長くなっているのは、それだけ思いが強いということもある。「自立」についても、自立支援法に絡むということもあって前回計画との違いがある。内容は問題ないということで、事務局にお任せいただき、重複している所など微修正させていただく。

【斉藤部会員】

47頁の自転車に関して、ファミリーサポートで幼児の送迎をする時、幼児が眠ってしまうことがあるので自転車があると便利である。しかし、自転車はすぐに撤去されてしまうし、駐輪場は台数が足りていない。「自転車の撤去」といっても駐輪場を増やさないと自転車を置く場所がないので、駐輪場を増設することが必要である。

【江口障害福祉課長】

区の考え方としては、駐輪場を増やす方向で進めているが、地価が高いことなどもあり確保が難しい状況がある。ご理解をいただきたい。また、区内は交通機関が発達しているので、公共交通機関をご利用いただくようお願いしている。

【高山部会長】

障害者部会から別の部署にフィードバックしていくことが重要ではないか。例えば、視覚障害の方が自転車にぶつかってしまうという意見などを伝えられるとよい。

【佐藤部会員】

パブリックコメントの区民説明会の意見で、団子坂の歩道が危ないという意見があるが、大観音通りが、狭くてガードレールもなく非常に危険である。

【江口障害福祉課長】

ご意見については、所管課に伝える。

【井出部会員】

42頁の子育て支援カウンセラーとは何か。

【徳満教育指導課長】

教育センターに9名おり、臨床心理士の資格を持っている者を充てている。

【佐藤部会員】

立派な計画ができているので、進行管理をきちんとすることが大事である。

【江口障害福祉課長】

進行管理については、毎年1度、地域福祉推進協議会でご報告をさせていただいて進行管理をしている。

今後の流れとしては、障害者部会はこれで終了とさせていただき、今日いただいたご意見を受けて修正を行い、地域福祉推進本部、地域福祉推進協議会を経て、冊子にさせていただき皆様にお送りする。計画期間は21年度から3年間となっているので、23年度に改定を行う。その間に進行管理を行っていく。

【井出部会員】

年1回の進捗報告だけでなく、達成状況をみて予算面も含めた進行管理をした方がよい。

【江口障害福祉課長】

予算を伴うものもあるので、年1回の地域福祉推進協議会で検討しながら進めていく。計画にない部分についても、状況の変化に応じて、3年間の中で必要に応じて地域福祉推進協議会に追加の事業という形で報告する。

【高山部会長】

今後動きのある3年間だと思うので、この計画がきちんと活かされていかなければならない。皆様それぞれの立場からもチェックしていっていただきたい。

意見をふまえて事務局、私の方で修正し、完成させていく。本日が、障害者部会最後となる。ありがとうございました。今後ともよろしくお願いしたい。

【大門部会員】

障害者部会に参加して、他の障害を持った人の苦労がわかった。そういう意味でも感謝しており、また情報交換が必要だということを感じた。

3 その他

なし

4 閉会 

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