女性の健康
女性のライフステージと健康
女性は、生涯を通じて、ホルモンバランスが大きく変動し、その影響で心と体に様々な変化が生じます。
そのため、世代によって注意したい症状や病気も異なります。
また、仕事、結婚、育児などライフスタイルも多岐にわたります。
各ライフステージの特徴に応じた健康づくりのポイントを知り、充実した日々を過ごしましょう。
思春期
「思春期」は、こどもからおとなへ変わってゆく移行期全体をさす言葉です。この時期には女性ホルモンが上がっていくことによって、「第二次性徴」と呼ばれるからだの変化があらわれ、また、こころにも大きな変化がある時期です。
からだや性、健康的な生活習慣を保つための知識を身に着けましましょう。
ライフステージ別女性の健康ガイド(「女性の健康推進室ヘルスケアラボ」厚生労働省研究班作成サイトへ移動します)
【主な内容】
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思春期ってなに
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からだの不快な症状と病気(思春期のやせ、ふらふらする・疲れやすい(起立性調節障害)、過換気症候群、思春期の頭痛、思春期の腹痛(過敏性腸症候群)、月経前症候群(PMS))
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思春期の性と健康(性自認と性指向、性交と性交障害、自尊心・自己肯定感を育てるために、女性と喫煙、スポーツと月経)
成人期
成人期は、一般的には病気になりにくい年代ですが、女性の生涯にわたる健康の基礎を築く大切な時期です。
また、就職・結婚・出産など様々なライフイベントにより生活や環境が大きく変化します。
普段からの健康管理とがん検診などの定期検診を習慣にしましょう。
ライフステージ別女性の健康ガイド(「女性の健康推進室ヘルスケアラボ」厚生労働省研究班作成サイトへ移動します)
【主な内容】
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月経のトラブル
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子宮と卵巣の病気(子宮筋腫、子宮内膜症、子宮腺筋症)
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性感染症(STD)、不妊、避妊、性暴力など
更年期
閉経(1年間月経がない状態)の平均年齢は50.5歳ですが、これを挟んだ前後10年を更年期と呼び、急激な女性ホルモンの減少により、さまざまな症状が起こりやすくなります。
また、生活習慣病のリスクが上がってくるのもこの時期です。
ホルモンが乱れ易い更年期の女性の病気やケアは、早めの対応が重要です。気になる症状は自己判断せず専門医に相談しましょう。
ライフステージ別女性の健康ガイド(「女性の健康推進室ヘルスケアラボ」厚生労働省研究班作成サイトへ移動します)
【主な内容】
- 更年期障害の代表的な症状
- 治療について
老年期
誰でも年を重ねれば、自然の老化とともに心身の機能が衰えますが、女性ホルモンの欠乏により、骨粗しょう症や生活習慣病のリスクが高まります。
定期検診受診や持病の管理、生きがいづくりなど、今までの生活を振り返り、できることから始めましょう。
日々の小さな生活改善の積み重ねが健康寿命を延ばします。
ライフステージ別女性の健康ガイド(「女性の健康推進室ヘルスケアラボ」厚生労働省研究班作成サイトへ移動します)
女性特有のがん
がんは早期発見がカギ!
2人に1人が何らかのがんにかかるという統計もありますが、早期発見・早期治療により約9割が治るとも言われています。症状のないうちに検診で見つけて治療することが大切です。
子宮がん検診は20歳以上、乳がん検診は40歳以上の女性が対象です。文京区では、本年度中偶数の年齢になる方を対象に無料クーポンを送付しています。定期的に検診を受け、自分の体と向き合いましょう。
子宮頸がん検診
子宮頸がんは、40代の女性に発症のピークがありますが、近年、10代後半から20代の若い世代に発症率が増加しています。
初期の子宮頸がんは全く自覚症状がありませんから検診は大切です。
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子宮がん検診 20歳以上の女性(原則)2年に1回 (文京区の検診)
- 子宮頸がんに関係するヒトパピローマウイルス感染症とワクチン(厚生労働省のページへ移動します)
- 文京区ヒトパピローマウイルス感染症に係る任意接種費用償還払いについて
乳がん検診
乳がんは、早期に発見できれば治癒率が高く乳房の外観を保つ治療も可能になります。
健診で行なう「マンモグラフィ検査」(乳房X線検査)は、しこりになる前のごく早期の乳がんを見つけることができます。
- 乳がん検診40歳以上の女性(原則)2年に1回(文京区の検診)
ブレスト・アウェアネス
乳がんを早期発見するためには、日ごろから乳房の状態を意識する生活習慣「ブレスト・アウェアネス」が大切です。 日頃からご自分の乳房の状態に関心を持ち、乳房を意識して生活してみましょう。
(参考)
- 乳がんを早期発見するための「ブレスト・アウェアネス」(東京都のページへ移動します)
- 乳がん健診の適切な情報提供に関する研究「ブレスト・アウェアネス(乳房を意識する生活習慣)のすすめ」(厚生労働省のページへ移動します)
女性のメンタルヘルス
女性の心は、ホルモンバランスや心理・社会的要因によって大きく変化します。女性のうつ病は男性の2倍以上あるといわれており、症状がみられた際には、早期に心のケアが必要です。特に今年は、新型コロナウイルス感染症の影響で健康不安や経済不安を感じることが多く、それらは心の病気を引き起こす要因となり得ます。不調を感じたらすぐに専門医に相談しましょう!
+1(プラスワン)の健康づくりを始めましょう
運動&日常生活の活動量を増やそう!
普段から元気に体を動かすことで、生活習慣病などにかかるリスクを下げることができます。
- 今より10分多く体を動かそう
- 階段の利用、ひと駅手前で降りて歩こう
食事は「おいしく」「楽しく」「バランスよく」
食事は「主食」「主菜」「副菜」をそろえましょう。多様な食品が組み合わさり、必要な栄養素をバランスよくとることができます。
- 毎日3食おいしく食べよう
- 食事はゆっくりよく噛んで
女性がかかりやすい病気を知っておこう
定期的にチェックすることで早めの対処が可能になります。
- かかりつけ医を持ち、気になる不調は専門医に相談を
- 子宮がん検診、乳がん検診を受けましょう
区の事業を上手に活用しましょう
内容 |
概要 |
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20歳以上70歳までの女性5歳毎 |
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65歳以上の女性で尿失禁の心配のある方 |
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介護予防 | 介護予防を始めたい方の情報 |
いきがい・社会参加 | いきいきと暮らすための情報 |
休養 精神保健相談 | 休養・こころの健康 |
栄養相談 | 三食、バランスよく食べましょう |
元気にからだを動かしましょう |
妊娠・出産・将来のこと
- 妊娠・出産を望む方へ (妊娠出産に関する基礎知識について)
- 「20代で知っていたい、と思うこと。」(東京都のページへ )
相談・お問い合わせ先
- 東京都女性のための健康ホットライン(5339)1155
- 文京保健所健康推進課(5803)1231
〒112-8555 東京都文京区春日1丁目16番21号
文京シビックセンター8階南側
健康推進課福祉保健政策推進担当
電話番号:03-5803-1231
FAX:03-5803-1355