ノロウイルス食中毒にご注意を!

更新日 2023年07月12日

冬場に多いのが、ノロウイルスによる食中毒です。

特に今年の冬はノロウイルスによる食中毒・感染性胃腸炎が多発しています。

高齢者や子どもは健康な成人よりもノロウイルスに感染した場合、重篤化しやすいです。

また、飲食店、保育園や学校、福祉施設などで発生すると、患者の数が多くなることがありますので十分注意しましょう。

ノロウイルスの特徴

特徴1 感染力が強い

ノロウイルスの感染力は強く、100個程度のわずかなウイルス量でも感染する可能性があります。

特徴2 複数の感染源

感染源(1)カキなどの二枚貝の生食やウイルスで汚染された食品を食べて感染します。

感染源(2)感染した患者の便や嘔吐物に排出されたウイルスの飛沫により感染します。

感染者が用便後の手洗いが不十分なまま調理をすると、食品がウイルスに汚染され、その食品を食べることにより感染します。

特徴3 感染しても発症しない場合がある

ノロウイルスに感染しても発症しない場合があります。

このような人を不顕性感染者または健康保有者と呼び、発症している人と同量のウイルスを保有・排出しているので、知らないうちに他の人にうつしてしまうこともあり、注意が必要です。

ノロウイルス

(写真:ノロウイルスの電子顕微鏡写真東京都保健医療局提供)

特徴4 便と嘔吐物から排出される  

人間の体内に入ったノロウイルスは小腸で増殖し、便やおう吐物に含まれて体外に排出されます。

患者の便には1gあたり1億個以上、嘔吐物には1gあたり1000万個以上のノロウイルスが存在すると言われています。

便1gで100万人、嘔吐物1gで10万人が感染する量のウイルスが存在しているということなのです。

また、嘔吐物や下痢などの症状が消えた後もしばらくの間、患者の便中にはウイルスが排出され、長い時には1ヶ月程度ノロウイルスの排出が続くこともあります。

特徴5 乾燥・加熱・消毒に強い

ノロウイルスは乾燥に強く、ドアノブなどの表面についた状態でも長期間生存します。

85~90℃で90秒間以上のしっかりした加熱によりウイルスは感染力を失います。

また加熱の他にも塩素系漂白剤での消毒が有効です。

症状

潜伏期間(感染してから発症するまでの期間)は24~48時間で、下痢・吐き気・腹痛・発熱が主症状です。

通常3日以内で回復しますが、抵抗力が落ちている人・乳幼児・高齢者は長期化する場合があります。

感染しても全員が発症するわけではなく、発症しても症状が重い人もいれば、風邪のような症状で済む人もいます。

予防のポイント

  • カキなどの二枚貝は中心部まで十分に加熱(85~90℃で90秒間以上)してください。
  • カキなどの二枚貝を調理した後の調理器具は、十分洗って消毒しましょう。
  • 野菜・果物などの生鮮食品は十分に洗浄してください。
  • トイレの後、調理をする際、食事の前には石鹸をしっかり泡立てて手を2度洗いしましょう。
  • 手洗いの後は清潔なタオルを使用しましょう。
  • 嘔吐物・便を処理する際は、手袋・マスクを用いて直接触れず、塩素系漂白剤で消毒しましょう。

お問い合わせ先

〒112-8555 東京都文京区春日1丁目16番21号

文京シビックセンター8階南側

生活衛生課食品衛生担当

電話番号:03-5803-1228

FAX:03-5803-1386

メールフォームへ

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

質問:このページの情報は役に立ちましたか?

以下の選択肢であてはまるものにチェックを入れてください。

質問:このページの情報は見つけやすかったですか?

以下の選択肢であてはまるものにチェックを入れてください。

ページの先頭へ戻る

文京区役所

〒112-8555東京都文京区春日1-16-21

電話番号:03-3812-7111(代表)

開庁時間:月~金曜(祝日、年末年始を除く)、午前8時30分~午後5時00分

※一部窓口によって、開設時間が異なります。上記の代表電話から担当課へお問い合わせください。

【交通アクセス】【施設案内】

copyright  Bunkyo City. All rights reserved.