更新日:2025年10月18日
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気温が下がり、暑さで汗をかく機会が減っている時期ですが、水分は摂れていますか?
熱中症と聞くと夏のイメージがあるかもしれません。しかし、これからの季節も注意が必要です。
秋・冬は夏に比べて喉の乾きを自覚しにくく水分不足になり、気づかないうちに脱水になるリスクが高まります。
また、外気や暖房が効いている室内が乾燥し、身体から水分が失われやすくなります。
私たちがのどの渇きを感じた時には、既に体内の水分は失われています。特に入浴中や睡眠中は汗をかくため、水分が不足しがちです。平均的には、コップの水をあと2杯飲めば、一日に必要な水の量を概ね確保できます。秋から冬にかけてもこまめな水分補給を心がけ、元気に過ごしましょう。
【水分補給のポイント】
・喉が渇く前に飲む(1日あたり1.2リットルを目安に)
・入浴前後や起床時に飲む
・外出時は飲み物を持ち歩く
・利尿作用のある飲料での水分補給は控える
※アルコールやカフェインを多く含む飲料(緑茶、紅茶、コーヒー等)は、尿の量を増やし、体内の水分を排泄する働きがあるため、水分補給には適しません。
熱中症は体が暑さに慣れていない5~6月から増え始め、7~8月にかけて、ピークを迎えます。この時期には、熱中症により救急搬送される人が増加します。特に、高齢者、乳幼児、暑さに慣れていない、普段から運動していない、脱水状態にある方は熱中症にかかりやすいため注意が必要です。
このページを参考に、熱中症予防に取り組みましょう。
出典:令和6年(5月~9月)の熱中症による救急搬送状況(総務省)(外部リンク)
体が暑さに慣れることを暑熱順化といいます。暑熱順化により、汗のかきはじめも早くなり、体温調整がしやすくなります。
暑熱順化には2週間程度かかるとされています。暑くなる前から運動や入浴で適度に汗をかき、体を暑さに慣れさせましょう。
(参考)
高温多湿の環境に長くいることで、体内の水分や塩分(ナトリウム)などのバランスが崩れ、体温の調節がうまくいかなくなることで起こる症状の総称です。
熱中症は屋外だけでなく、室内で何もしていないときでも発症する場合もあります。
熱中症について正しい知識を身につけ、体調の変化に気をつけるとともに、周囲にも気を配り、熱中症による健康被害を防ぎましょう。
出典:熱中症予防のために(厚生労働省)(PDF:959KB)
熱中症を引き起こす可能性がある条件として、環境・からだ・行動の3つの要因が挙げられます。
出典:
熱中症の症状には、めまい、頭痛、吐き気等があり、症状が重くなると意識障害やけいれん等を起こすことがあります。
持病のある方は、水分摂取等についてあらかじめかかりつけ医に相談しておきましょう。
熱中症警戒アラートは、暑さへの「気づき」を呼びかけて、適時適切な熱中症予防行動をとっていただくための情報です。環境省や気象庁の発表や天気予防を確認し、熱中症警戒アラートが発表された場合は、日頃から実施している熱中症予防対策を普段以上に徹底しましょう。
出典:熱中症警戒アラート 全国運用中!(リーフレット)(環境省)(PDF:1,341KB)
出典:「熱中症~をご存知ですか?予防・対処法~」(環境省)(PDF:2,377KB)
呼びかけに対して返事がおかしい、意識がはっきりしない、自力で水分補給ができない、症状が改善しない場合はすぐに救急車を呼びましょう!
高齢者はのどの渇きを感じにくく、子どもは体温調節がしにくいという特徴があります。
出典:「高齢者は熱中症にご注意ください」(環境省)(PDF:1,137KB)
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