更新日:2024年12月3日
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東京都感染症情報センター「東京都感染症週報」(外部リンク)のPDFデータを元に作成しております。
WEBページ上でデータをご覧になりたい方は、以下のリンクをご確認ください。
東京都感染症情報センター「WEB感染症発生動向調査」(外部リンク)
医療機関、保健所からの追加、訂正報告があった場合、「WEB版感染症発生動向調査」と「東京都感染症週報」の数値に差異が生じる場合があります。最新のデータは「WEB版感染症発生動向調査」でご確認ください。
都の定点当たりの報告数は減少し、区の定点当たりの報告数は増加しました。
新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)が原因で起こります。
一般的には飛沫感染、接触感染で感染します。閉鎖した空間で、近距離で多くの人と会話するなどの環境では、咳やくしゃみなどがなくても感染を拡大させるリスクがあります。
現在主流となっているオミクロン株においては、罹患しても9割以上が重症化することなく、療養を終えることが報告されています。一方、高齢者は、季節性インフルエンザと比べて死亡リスクが高いことが報告されています。特に、基礎疾患をお持ちの方では重症化するリスクが高いことも報告されています。予防としては、風邪や季節性インフルエンザ対策と同様に咳エチケットや手洗いなど基本的な感染症対策を行いましょう。
東京都の最新の感染状況については、以下のページをご確認ください。
過去の感染状況については、以下のページをご確認ください。
都の定点当たりの報告数は増加し、区の定点当たりの報告数は減少しました。。都の定点当たりの報告数は2.39で今後の動向に注意が必要です。
インフルエンザウイルスが原因で起こります。いったん流行が始まると、短期間に多くの人へ感染が広がります。くしゃみやせき等による飛沫感染が中心です。
季節性インフルエンザは、毎年11月下旬から12月上旬頃に発生が始まり、翌年の1~3月頃にピークを迎えます。
突然出現する高熱、頭痛、関節や筋肉痛など全身の症状が強いのが特徴で、あわせてのどの痛みやせきなどの呼吸器症状や消化器症状が出現することがあります。
肺炎、気管支炎のほか、脳症などの合併症を併発して重症化や命に影響がおよぶ場合があります。
都及び区の定点当たりの報告は減少しました。定点当たりの報告数が31保健所中14保健所で警報レベルを超え、保健所管内人口の合計は、東京全体の57.76%となり、警報レベルが続いています。
伝染性紅斑は、ヒトパルボウイルスB19による感染症です。
患者の咳やくしゃみ等のしぶきに含まれるウイルスによる飛沫感染や、経口・接触感染があります。
学童を中心に小学校や中学校で、春から夏にかけて各地域で流行します。感染すると短期間の風邪様症状(発熱、倦怠感、筋肉痛、頭痛)の1~2週間後に、両頬に少し盛り上がり熱感を伴う境界がはっきりした紅斑(皮膚表面の発赤)が出現します。治療は対症療法になります。
妊娠中(特に妊娠初期)に感染した場合、まれに胎児の異常や流産が生じることがあります。咳エチケットや手洗い励行など一般的な予防法を行うことが大切です。
都及び区の定点当たりの報告数は減少しました。都の定点当たりの報告数は、3.14で警報レベルが続いています。
手足口病とは、コクサッキーウイルスや、エンテロウイルスによる感染症で、乳幼児に多くみられる夏かぜの代表的な病気です。接触感染と飛沫感染ですが、糞便にもウイルスが存在するため、手指を介して経口感染も起こります。春から夏にかけて多く、流行のピークは7月ごろです。乳幼児(4歳以下)に多く発症します。
感染して3~5日で発症します。手、足、口の中の粘膜などに水疱(水ぶくれ)や赤い発疹が現われ、3~7日で消退します。発熱は、約3分の1にみられますが、高熱が続くことは通常はありません。ほとんどの人が数日間で自然に治ります。手足口病には、有効なワクチンがなく、対症療法が中心です。新生児では髄膜炎や脳炎などを起こし、重症化することがあります。
ウイルスは、手指を介した接触あるいは飛沫感染をするので、とくにおむつ交換時には十分な注意と手洗いを行ってください。
都及び区の定点当たりの報告数は減少しました。
例年、11月から2月にかけて保育園や幼稚園、高齢者施設などを中心に腹痛、下痢、嘔吐を主な症状とする感染性胃腸炎の集団感染が報告されています。感染性胃腸炎の原因として最も多いのがノロウイルスですが、今年の1月以降、新たな変異型のノロウイルスが国内や中国で検出されています。この変異型が大流行のきっかけとなるかは予測できませんが、十分に注意が必要です。各施設においては、手洗いの徹底や施設の衛生的管理など、感染予防に努めましょう。
感染症の流行状況を知るために、一定の基準に従って、1週間当たりの感染症罹患者の数を報告していただく医療機関のことです。
文京区では小児科定点が4箇所、インフルエンザ/新型コロナウイルス定点が7箇所、眼科定点が1箇所、指定されています。
1週間に一つの定点(医療機関)あたり何人の患者の報告があったかを表す数値です。この数値によって感染症の流行状況が把握できます。区内の当該感染症報告全数を定点医療機関数で割った数が定点あたりの報告数です。
例えば、区内でインフルエンザの報告が28件あった場合、報告数(28件)を定点医療機関の数で割ります。この場合は、28÷7=4.0となり、区内のインフルエンザの流行状況を推計することができます。区内の定点数は東京都全体に比べ少ないため、値の変化が大きく出やすい傾向にあります。
保健衛生部・文京保健所予防対策課感染症対策担当
〒112-8555 東京都文京区春日1丁目16番21号
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03-5803-1962
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