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更新日:2025年11月11日

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クリプトスポリジウム症

クリプトスポリジウム症とは

クリプトスポリジウム症は、寄生虫の一種であるクリプトスポリジウムによる感染症です。

感染経路

病原体は、クリプトスポリジウム属原虫(Cryptosporidium)で、消化管に寄生し、糞便中に排出されます。

感染経路は下記のようなものがあります。

  • 水→ヒト(放牧場、畜舎周囲、有機肥料による農地などの環境汚染)
  • 家畜→ヒト(直接接触感染および飲料水、食品汚染による経口感染)
  • ヒト→ヒト(糞便の経口感染)

衛生環境の整備されていない途上国を中心に世界に広く分布しています。塩素消毒が十分に効かないため、先進国においても水道水を介しての集団感染が生じ問題となることがあります。

症状

潜伏期は4~10日程度と考えられ、無症状のものから、食欲不振、嘔吐、腹痛、下痢などを呈するものまで様々です。

免疫不全状態にある人は、重症化する場合があります。

治療

特別な治療法は無く、症状に応じた対症療法が行われます。通常は1~2週間程度で自然治癒します。

下痢に対しては、十分に水分を補給して脱水の予防をしましょう。

予防

予防接種はありません。

  • トイレの後や、調理・食事の前には、石けんと流水で十分に手を洗いましょう。
  • 動物に接した後も、手洗いを心がけましょう。
  • 治癒後1ヶ月間程度、糞便内に本原虫が認められることがあるので、特にプールやお風呂による2次感染には注意が必要である。家族に患者がいる場合は、家族内感染を防ぐために、患者の入浴は最後にすること。
  • 患者の糞便に汚れた下着やおむつは熱湯をかけてから洗濯すること。

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お問い合わせ先

保健衛生部・文京保健所予防対策課感染症対策担当

〒112-8555 東京都文京区春日1丁目16番21号
文京シビックセンター8階南側

電話番号:

ファクス番号:03-5803-1355

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