更新日:2025年11月11日
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クリプトスポリジウム症は、寄生虫の一種であるクリプトスポリジウムによる感染症です。
病原体は、クリプトスポリジウム属原虫(Cryptosporidium)で、消化管に寄生し、糞便中に排出されます。
感染経路は下記のようなものがあります。
衛生環境の整備されていない途上国を中心に世界に広く分布しています。塩素消毒が十分に効かないため、先進国においても水道水を介しての集団感染が生じ問題となることがあります。
潜伏期は4~10日程度と考えられ、無症状のものから、食欲不振、嘔吐、腹痛、下痢などを呈するものまで様々です。
免疫不全状態にある人は、重症化する場合があります。
特別な治療法は無く、症状に応じた対症療法が行われます。通常は1~2週間程度で自然治癒します。
下痢に対しては、十分に水分を補給して脱水の予防をしましょう。
予防接種はありません。
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