文の京(ふみのみやこ)フレイル予防プロジェクト
フレイルという言葉を聞いたことがありますか?
年をとって心身の活力(筋力、認知機能、社会とのつながりなど)が低下した状態を「フレイル」と言います。
下の図のように、健康と要介護状態の間の状態にあたります。
多くの人が健康な状態からこのフレイルの段階を経て、要介護状態に陥ると考えられています。
- 「外出の機会が以前より減った」
- 「おいしいものが食べられなくなった」
- 「活動的ではなくなった」
- 「ペットボトルのふたが開けられなくなった」
- 「横断歩道を青信号の間に渡りきるのが難しくなった」
という人は、フレイルの危険信号が灯っていると考えられます。
東京大学高齢社会総合研究機構・飯島勝矢「フレイル予防ハンドブック」より引用
フレイルにならないためには?
東京大学高齢社会総合研究機構が行った大規模調査の結果、毎日いきいきと健康的な生活を送っていくためには、
- しっかり噛んで、しっかり食べること (栄養)
- 運動をすること (運動)
- 社会参加をすること (社会参加)
をバランスよく実践することが非常に大切であることがわかりました。
東京大学高齢社会総合研究機構・飯島勝矢「フレイル予防ハンドブック」より引用
特に、病気や社会情勢、一人暮らしにより、社会とのつながりが希薄になることが、フレイルの最初の入り口といわれています。
社会とのつながりがあると、外出する機会が増えます。
外出自体が適度な運動となるほか、会話の機会ができ、お口の筋肉の維持も期待できます。
また、外出することでお腹が空き、ご飯をおいしく食べることができます。
社会とのつながりを持つことが、健康長寿の3つの柱を実践する大事なカギです。
東京大学高齢社会総合研究機構・飯島勝矢「フレイル予防ハンドブック」より引用
「フレイルチェック」しませんか?
フレイルの兆候を早期に発見し、日常生活を見直すなどの正しい対処をすれば、フレイルの進行を抑制したり、健康な状態に戻したりすることができます。
ますは、ご自身の今の健康状態や日々の生活を振り返ってみましょう。
自分で「フレイルチェック」してみる
ご自身のフレイルの兆候を、おうちで簡単に確認してみましょう!
みんなで「フレイルチェック」 してみる
「フレイルチェック」は、筋肉量等の測定や質問票(簡単なチェックリスト)などを使い、気軽にフレイルの兆候をチェックしていただくイベントです。
フレイル予防について、参加者同士で楽しく話し合うグループワークも行います。
ご自身の今の状態をチェックし、より長く元気に過ごすために、何をしたらよいかを一緒に考えましょう。
運営を行う区民のフレイルサポーターが、皆様のご参加をお待ちしています。
「フレイルチェック」をした後は…
「フレイルチェック」が、フレイル予防の第1歩です。
フレイルチェックを通して、自分自身の今の状態を見つめなおし、これからどんな予防をするか考えてみましょう。
フレイルサポーターになりませんか?
ボランティアとして、フレイル予防活動に参加しませんか?
フレイルチェックをはじめとする文京区のフレイル予防事業を運営しているのは、「フレイルサポーター」と呼ばれる、3日間の養成講座を修了した一般の区民ボランティアの方々です。
「フレイルチェック」に参加してみて、楽しそうに活動するサポーターの姿をみて興味を持っていただいた方、地域のフレイル予防に貢献してみたい方、フレイルサポーターになりませんか?
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