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更新日:2025年11月10日

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おたふくかぜ(ムンプス・流行性耳下腺炎)

おたふくかぜ(ムンプス・流行性耳下腺炎)とは

おたふくかぜはムンプスウイルスによる感染症です。流行性耳下腺炎あるいはムンプスとも呼ばれています。

感染経路

感染経路は、患者の咳やくしゃみに含まれるウイルスを吸い込むことによる感染(飛まつ感染)、ウイルスが付着した手で口や鼻に触れることによる感染(接触感染)があります。

耳の下、頬の後ろ、あごの下がはれる6日前から、はれてから9日後頃まで唾液にウイルスが出ていますので、この間は唾液が感染する原因になります。

流行の状況

冬から初夏にかけて流行し、3~6歳に多く起こります。

感染した場合、1歳児では症状が出るのは20%程度ですが、4歳以降では90%程度、症状が出ます。

症状

潜伏期間は2~3週間程度で、突然の発熱、両側、あるいは片側の耳の下のはれと痛みが起こります。2~3日以内に両側ともはれがみられ、顎の下にも広がることがあります。通常は1~2週間で軽快します。

また、感染しても症状が現れない不顕性感染が30%程度あるとされています。

合併症としては、髄膜炎、脳炎、膵炎、難聴などがあり、その他成人男性には睾丸炎、成人女子には卵巣炎が出ることがあります。

妊婦が感染すると流産の危険率が高くなります。

治療

特別な治療法はなく、症状に応じた対症療法が行われます。痛みや発熱などによる栄養状態の低下や脱水に注意し、水分補給は十分に行いましょう。

出席停止期間

学校保健安全法では、耳下腺、顎下腺又は舌下腺の腫れが発現した後5日を経過し、かつ、全身状態が良好になるまでとされています。(ただし、病状により学校医その他の医師において感染の恐れがないと認めたときは、この限りでない。)

予防

予防するにはワクチンの2回接種が効果的で、現在、任意予防接種として1歳以上で接種することができます。

日本小児科学会では、1回目を1歳になったら早めに、2回目を小学校入学前の1年間に接種することを推奨しています。

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