HIV/エイズについて
令和4年度レッドリボン展
令和4年度レッドリボン展は終了いたしました。ご来場いただきありがとうございました。
レッドリボンはエイズへの理解と支援の象徴です。
区では、12月1日の世界エイズデーに合わせて、HIVとエイズの最新情報をお伝えします。
同時に「知っておきたい感染症予防豆知識」も開催します。
なお、感染症の流行状況により開催を中止する場合がありますのでご承知おきください。
令和4年度レッドリボン展・知っておきたい感染症予防豆知識(PDFファイル; 6895KB)
開催日時
令和4年11月30日(水曜日)から12月1日(木曜日)午前10時~午後6時(最終日は午後3時まで)
会場
1階ギャラリーシビック(文京区春日1-16-21シビックセンター)
内容
・HIV/AIDS・梅毒など性感染症に関する展示
・口腔ケア豆知識やインバウンド・アウトバウンドによる感染症のリスクや予防対策に関する展示
お願い
ご来場の際は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、マスク着用・手洗いの実施・健康観察等にご協力お願いいたします。
共催
アース製薬
協力企業
オカモト(株)
後援
外務省
厚生労働省
エイズ(AIDS)・HIVについて
エイズ(AIDS)・HIVとはなんですか?
HIVとは、ウイルスの名称「Human Immunodeficiency Virus(ヒト免疫不全ウイルス)」の頭文字をとったものです。
エイズとは「Acquired Immune Deficiency Syndrome;AIDS(後天性免疫不全症候群)」の略称で、症候群(病気)の名称です。HIVに感染し、通常5年以上、平均10年程度かけて徐々に免疫力が低下し、通常では発病しない弱い病原体による感染や悪性腫瘍を併発した状態になると、エイズを発症したと診断されます。
感染経路「HIV感染を予防するには」
HIVの感染力は弱く、日常、性行為以外の社会生活で感染することはまずありません。HIVは主に3つの経路で感染します。
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性的接触による感染
性的接触による感染はもっとも多い感染経路です(感染原因の約80%程度)。HIVは主に血液や精液、膣分泌液に多く含まれています。HIVは感染者の血液・精液・膣分泌液から、その性行為の相手の性器や肛門、口などの粘膜や傷口を通って感染します。そのため、性行為におけるコンドームの正しい使用は、HIVや他の性感染症予防にとって有効な手段です。コンドームは性行為のはじめから最後まで使用する必要があります。コンドームが劣化している、傷ついている、正しい使用方法でない場合などは、感染を予防できないことがあるので注意しましょう。 - 血液を介しての感染
HIVが存在する血液の輸血や、覚せい剤など薬物の“回しうち”による注射器具の共用などによって感染します。 - 母体から赤ちゃんへの母子感染
母親がHIVに感染している場合、胎盤・産道・母乳を通じて赤ちゃんに感染することがあります。妊娠中のできるだけ早い時期に感染の有無を確認し、出産前から適切な医療を受けることにより、赤ちゃんへの感染確立を低くすることができます(1%以下)。
検査について
HIV検査は保健所で匿名、無料で行うことができます。通常、検査の結果が分かるまでには、1~2週間かかります。結果が当日にわかる「即日検査」もあります。
検査をするには?
HIVの感染がわかったら
HIV感染症とエイズの治療は急速に進歩し、多くのHIV陽性者が医療を受けながら社会で活躍しています。告知を受けた医師に相談し、自覚症状がなくてもできるだけ早期に専門医療機関を受診し、専門家からのカウンセリングを受けましょう。適切な医療を提供するために「エイズ診療拠点病院」「エイズ診療連携病院」もあります。医療機関、NPO、NGOや保健所などで相談ができますので、一人で抱え込まずに相談してみましょう。
あわせてパートナーにも検査を勧めましょう。あなたがパートナーにうつしているかもしれませんし、パートナーがあなたにうつしたかもしれません。HIVの治療を進めると、性行為で他の人にうつしてしまうこともなくなります。お互い安心して過ごせるように検査を勧めましょう。
治療
HIV感染症を完治させる薬はまだ開発されていませんが、治療は著しく進歩しています。通院と服薬によりHIVの増殖を十分に抑えることが可能となり、HIVに感染していない人たちと比べても、生命予後はほぼ変わらなくなっています。また、エイズ発症前にHIV感染を発見し適切な治療を受ければ、エイズ発症を予防できるようになってきました。体内でHIVの増殖を抑える治療を続けていると、体内のウイルス量を現在の検査方法では見つけられないほど減らすことができます。
HIVに感染していても、健康な状態で生活を続けることができます。同時に性行為で他のひとにHIVをうつしてしまうこともなくなります。
診療案内
役立つ制度と関連情報
医療費の負担や福祉サービス、生活費等についての制度があります。病院のソーシャルワーカーや文京区の担当にご相談下さい。
- 医療費の負担や福祉サービスについて(障害福祉課ホームページへリンクします)(国保年金課ホームページへリンクします)
- 生活費の保障が得られない方(生活福祉課ホームページへリンクします)
- API-Netエイズ予防情報ネット(外部ページにリンクします)
- 財団法人エイズ予防財団(外部ページにリンクします)
理解と支援の象徴レッドリボン
“レッドリボン(赤いリボン)”は、もともとヨーロッパに古くから伝承される風習のひとつで、病気や事故で人生を全うできなかった人々への追悼の気持ちを表すものでした。
この“レッドリボン”がエイズのために使われ始めたのは、アメリカでエイズが社会的な問題となってきた1990年前後のことです。今では、エイズ発症前にHIV感染を発見し、適切な治療を受けることでエイズ発症を予防でき、コントロール可能な「慢性疾患」となっていますが、1990年頃は現在のような治療法が確立する前でした。演劇や音楽などで活動するニューヨークのアーティストたちにエイズがひろがり、亡くなる人々が増えていました。
そうした仲間たちにたいする追悼の気持ちとエイズに苦しむ人々への理解と支援の意思を示すため、“赤いリボン”をシンボルにした運動が始まりました。
この運動は、その考えに共感した人々によって国境を越えた世界的な運動として発展し、UNAIDS(国連合同エイズ計画)のシンボルマークにも採用されています。レッドリボンは、あなたがエイズに関して偏見をもっていない、エイズとともに生きる人々を差別しないというメッセージです。
このレッドリボンの意味を知り、レッドリボンを身につけることによって、エイズをみんなで考えましょう。
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