主要課題No.9 学校施設等の計画的な改築・改修等
更新日 2024年03月27日
最新の戦略シート
(1) 現状
- 令和3年3月の公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律の改正により、小学校における学級編制の標準を3年度から5年かけて35人に段階的に引き下げることが示されました。
- 令和4年6月に「学校施設整備指針」が改訂されるとともに、「新しい時代の学びを実現する学校施設整備の方向性(目標水準)」が示されました。目標水準においては、新しい時代の学びを実現する学校施設のあり方として、柔軟で創造的な学習空間や、持続可能な教育環境の実現等、今後の学校整備に当たる5つの姿の方向性が示されています。
- 令和6年4月時点で、区立小学校20校中17校が築30年を経過し、うち6校は築60年を経過しています。また、区立中学校10校中8校が築30年を経過し、うち3校は築60年を経過しています。
- 区では、老朽化した学校施設の改築・改修については、「文京区公共施設等総合管理計画」において基本的な方針について定めており、施設の状況や緊急度等を考慮し、順次実施しています。
- 校庭や外壁・サッシ等の老朽化に伴い、改修工事を実施しています。
- 築30年以上が経過している学校について、快適な教育環境とするため、普通教室及び特別教室等の内装改修工事等、施設の快適性向上に向けた工事を実施しています。
- 本区の年少人口は、増加が続いています。それに伴い、児童・生徒数も増加しており、教室増設対策を実施しています。
関連する主な計画等
- 文京区教育委員会教育指針
- 文京区公共施設等総合管理計画(令和6年度~令和15年度)
関連データ
- 区立小・中学校の築年数の状況
本区には、区立小・中学校は全30校あります。築30年を経過する学校が25校あり、そのうち、築60年を経過する学校が9校と、全体的に老朽化が進行しています。
- 区立小・中学校の児童・生徒数の推移
区立小学校に通う児童数は近年増加傾向にあり、これに伴い、教室増設対策を行うなど、計画的な施設の改修が求められます。一方、区立中学校に通う生徒数も増加傾向にあります。
(2) 課題解決に向けて取り組むべきこと
- 区内の学校施設の老朽化が進行する中、計画的な改築・改修工事等により、児童・生徒にとって安全で快適な教育環境を確保する必要があります。
- 近年増加が続いている年少人口の推移に引き続き注視し、今後の教室増設対策について検討を進め、適切に対応していく必要があります。
- 今後の学校施設の整備に当たっては、改訂された「学校施設整備指針」等の内容ついても対応していく必要があります。
(3) 4年後の目指す姿
年少人口の増加や新しい時代の学び等、学校教育を取り巻く状況の変化への適切な対応により、子どもたちの良好な教育環境が確保されている。
(4) 計画期間の方向性
老朽化校舎の改築・計画的な施設の改修
「学校施設整備指針」等に基づき、老朽化した校舎の改築を行うことで、多様な学習活動に対応した指導を可能とするとともに、安全な学校生活を送ることができるよう施設面の整備を図ります。また、定期的な点検・診断により、施設の状況を正確に把握し、必要な対策を適切な時期に実施することで、施設の安全性を確保していきます。
小学校の学級数増への対応
児童数の増加に応じた普通教室の増設を適切に行い、子どもたちが快適な学校生活を送ることができる教育環境を整えます。
(5) 手段 (当初事業計画)
事業番号 | 計画事業 | 所管課 |
---|---|---|
39 | 誠之小学校改築 | 学務課 |
40 |
明化小学校等改築 | 学務課 |
41 | 柳町小学校等改築 | 学務課 |
42 | 小日向台町小学校等改築 | 学務課 |
43 | 千駄木小学校等改築 | 学務課 |
44 | 学校施設等の快適性向上 | 学務課 |
45 | 校庭、屋上防水及び外壁・サッシ改修 | 学務課 |
46 | 給食室の整備 | 学務課 |
47 | 小学校の教室増設対策 | 学務課 |