主要課題No.35 都市交流の促進

最新の戦略シート

令和6年度 戦略シート（PDF：790KB）

課題解決に向けたストーリー

(1)現状

• 区では、国際交流として、ドイツ・カイザースラウテルン市をはじめとする姉妹都市等の協定締結自治体3都市及び区内所在の大使館1国、国内交流として、区ゆかりの文人との繋がりなどから、協定締結自治体13都市との交流を図っています。
• 令和元年度に実施した「アカデミー推進計画に関する実態調査」によると、提携都市認知度（カイザースラウテルン市及びベイオウル区に限る。）は26.1％にとどまっています。
• また、国内協定締結自治体認知度は、18.5％であり、海外協定締結自治体以上に認知度が高いとは言い難い状況です。
• 国際交流においては、新型コロナウイルス感染症の影響により、対面での交流が困難になり、訪問団の派遣・受入れ等は中止となっていましたが、カイザースラウテルン市の生徒とのオンラインでの交流や、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会を契機とした交流都市に係る文化講座等を実施しました。今後は、国際理解を促進するため、対面を含む積極的な交流を行うことが求められています。
• 令和4年度には、文化交流等を目的とした国際交流フェスタに、国内交流分野を含めて、4年ぶりに対面で実施しました。来場者は約1,300人であり、前回対面実施した平成30年度に比べて、約200人の増でした。
• 国内の交流事業数については、花の五大まつりや文京博覧会等での物産展をはじめとする各種事業が再開し、令和4年度は大幅に増加しています。

関連する主な計画等

文京区アカデミー推進計画（令和4年度～令和8年度）

関連データ

1. 国際交流都市等・国内交流自治体
   国外の3都市、国内の13自治体と協定等を締結しており、区内には、ベナン共和国大使館があります。国内の協定締結自治体とは、様々な場面での相互応援、協力、連携等を約束しています。
   
2. 全国自治体との交流事業件数
   新型コロナウイルス感染拡大の影響により、一時事業が中止となっていましたが、令和4年度からは再開し、物産展や自治体PRをはじめ、様々な事業で連携を行っています。
   

(2)課題解決に向けて取り組むべきこと

• 文化・観光振興等を通じた交流機会の創出や情報発信等により、区民の交流自治体への関心を高める必要があります。また、オンラインの活用等対面によらない自治体間交流のあり方を検討する必要があります。
• 区民の国際理解を一層促進するため、姉妹都市等の交流を促進するとともに、海外都市との新たな国際交流の可能性を検討する必要があります。
• 住民レベルの国内交流を推進するため、区民の自発的な取組を一層促進していく必要があります。また、有事の際の相互協力に向け、交流都市との強固な関係性の構築が必要です。

(3)4年後の目指す姿

本区との交流都市をより身近に感じてもらい、文化・観光等の様々な分野での区民レベルの活発な交流が行われ、本区の魅力を再認識し、文京区への愛着がさらに形成されている。また、区民と外国人住民等との幅広い交流が進み、国際理解が深まっている。

(4)計画期間の方向性

海外都市との交流による国際理解の促進

区民の国際理解を促進するため、国際交流への関心を高めるための情報発信や異文化に触れる機会の創出及び充実を図ります。また、姉妹都市等の関係を深化させるため、交流事業を実施するとともに、新たな国際交流の可能性について、調査・研究を進めます。

文化・観光等の交流事業の拡充

交流自治体との住民レベルでの活発な交流が行われるよう、本区とゆかり等がある自治体と、文化・観光振興を軸とした交流事業等を継続的に実施するとともに、双方の魅力を発信します。また、オンライン等を活用した自治体間交流を検討し、有事の際に相互協力できるような強固な関係を構築していきます。

(5)手段（当初事業計画）

手段（当初事業計画）

事業番号	計画事業	所管課
130	国際交流・海外都市交流事業	アカデミー推進課
131	国内交流事業	アカデミー推進課
132	文の京文化発信プロジェクト	アカデミー推進課
133	山村体験交流事業	区民課