姉妹都市通信 Vol.9
ウクライナの緊急事態について考えたこと
報道されている通り、令和4年2月24日にウクライナで軍事侵攻が始まり、子どもや民間人にも多くの犠牲者が出るなど緊迫した情勢が続いています。UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)のデータによると、3月8日時点で200万人以上がポーランドなど隣国に難民として避難しています。
報道で、いくつかの国を経由してウクライナからベルリンに到着した難民家族が紹介されており、ふとカイザースラウテルンにもすでにウクライナから難民が到着しているのではないか、と思いました。ちょうどカイザースラウテルン市の国際交流担当とZoomで会議をする機会があり、同市での状況を聞いてみたところ、3月4日現在ですが、すでに15人ほどのウクライナ人が到着したという情報があるということでした。また、同市在住の日本人の方からも、同市で難民受け入れ準備が始まったようだ、との連絡をいただきました。
カイザースラウテルンには、これまでもシリア内戦から逃れた難民などを受け入れている青少年向けの難民収容施設「ガラップ・ミューレ」があり、文京区からも寄附などの支援をしています。
今後、カイザースラウテルンに到着したウクライナ人で、実際に「ガラップ・ミューレ」に入所する方がいるかはまだ分かりませんが、文京区の姉妹都市の出来事として関心を持ち、支援していきたいと考えています。
一日も早く攻撃が中止され、ウクライナに平和と安全が戻ることを祈ります。
姉妹都市カイザースラウテルン市の難民の若者への寄附
https://www.city.bunkyo.lg.jp/kusejoho/jinken/kifu.html
ウクライナ緊急支援について
https://www.city.bunkyo.lg.jp/kusejoho/jinken/jinkendiver/diver/nanminshasinten.html
令和元年にガラップ・ミューレを視察した成澤区長 ガラップ・ミューレ概観
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