「サッカー女子ワールドカップ2023応援給食」の取り組み

日本サッカー協会が文京区本郷に所在していることから、サッカーワールドカップ開催期間中に開催国や対戦国の料理を給食で提供し、食文化を伝えています。

2023 FIFA女子ワールドカップ オーストラリア＆ニュージーランド大会

オーストラリア＆ニュージーランド大会の開催にあたり、文京区立小中学校では「サッカー応援給食」を実施しました。開催国の料理を給食向けにアレンジして子どもたちに提供しました。

「ミートパイ」は、イギリスから伝わった料理の一つです。

肉や野菜をグレービーソースで煮込んだ具（フィリング）をパイ生地で包んでいます。

重ね合わせたパイ生地の端をフォークを使って押さえつけ、パイ生地の合わせ目からフィリングが飛び出てこないようにしています。

天板に並べてオーブンで焼きます。

ミートパイがこんがりと焼きあがりました。食欲をそそるいい匂いがします。

外側はサクサク、中身はジューシー。食べ応えのある一品です。

「クマラスープ」は、さつま芋のポタージュスープにカレー粉の風味を加えたニュージーランドの郷土料理です。

「クマラ」とは先住民族のマオリ族の言語でさつま芋を意味します。

牛乳と生クリームがベースのスープに、ペースト状にしたさつま芋を加えています。

出来上がりは、ほんのりカレー色に染まり、きれいです。

対戦国スペインの料理「ピスト・マンチェゴ」は、夏野菜のトマト煮込みです。

セロリーとにんにくをオリーブ油で炒め、香りが出たら、じゃが芋、玉ねぎ、なす、ズッキーニ、黄パプリカを加えてさらに炒めます。野菜に火が通ったらトマト水煮缶を加え、弱火でコトコト煮込みます。うま味がギュッと詰まり、野菜がしっかり摂れるメニューです！

今回はトマトの水煮缶を使いましたが、フレッシュな完熟トマトを使ってもおいしくできます。

応援給食献立：食パン、オーストラリアンミートパイ、クマラスープ、ピスト・マンチェゴ、牛乳

子どもたちは、応援給食を通してその国について学び、食文化に触れることができました。

「オーストラリアやニュージーランドの人はこういう料理を食べているんだ」「ミートパイがおいしかった」などの声を聴くことができました。