文京区ゆかりの文化人たち
更新日 2016年11月30日
明治10年、東京大学(帝国大学→東京帝国大学→東京大学)が旧本郷本富士町の加賀前田屋敷跡に開学し、わが国の学術研究と高等教育推進の中心的役割を果たしました。また、私学としては、明治初期の同人社、済生学舎に始まり、称好塾、哲学館と次々に創立されました。また、女子高等教育の普及とともに、日本女子大学校、女子美術学校が創立され、文教の地としての厚みを増してきたといえます。
東京大学赤門
明治19年、坪内逍遙が「小説神髄」を発表して、写実主義をとなえたのは、ふるさと歴史館近くの旧真砂町炭団(たどん)坂上でした。文京の地は近代文学発祥の地として、文学史上に名を連ねる文豪たち‐森鴎外、夏目漱石、樋口一葉、石川啄木等々‐が居住した地として広く知られています。
森鴎外 |
夏目漱石 |
石川啄木 |
樋口一葉 |
本郷界隈には、樋口一葉や石川啄木、徳田秋声などの住居跡や旧居など多くの文学史跡があります。また「文京ふるさと歴史館」は、文京区の歴史・文化を知ることができる施設で、文学関係の展示もあります。