更新日:2023年3月24日

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令和4年度「和食の日」の取り組み

毎月実施している「和食の日」給食

区立小中学校では、毎月1回全校で一汁二~三菜を基本とする「和食の日」給食を実施しています。

今回は、6年生の卒業と在校生の進級を祝い、お赤飯給食を実施した学校を紹介します。

お赤飯の小豆を色良く茹で、もち米に茹で汁を加えて炊きます

赤飯炊きあがり

炊き上がったらしゃもじでさっくりと混ぜます

赤飯混ぜた後

クラスごとに計量し、配缶します

赤飯を配缶する

魚(いなだ)は下味を漬け、天板に並べます

魚を並べる

天板をオーブンに入れて、魚の中心までよく火を通して焼きます

オーブンにセットする

魚が焼けました

魚焼き上がり

副菜は、千草あえです。千草あえは、「千」の「草」と書くように、色々な種類の野菜という意味があり、これらを混ぜて和えた料理です。

今回は、にんじん、小松菜、とうもろこし、つきこんにゃく、油揚げを使った千草あえです

野菜を炒める

すまし汁の具の里芋は、別釜で中心までやわらかく茹でておきます

里芋茹で上がり

だし汁に、茹でた里芋、鶏肉、ほんしめじ、わかめ、紅白はんぺんが入りました

すまし汁

当日の献立:赤飯、いなだの漬け焼き、千草あえ、すまし汁、緑茶

出来上がり

学校の様子

この日は、お祝いの席で欠かせないお赤飯を提供しました。また、主食の「いなだ」は出世魚としても知られる「ぶり」の若魚です。門出を祝う席などで使われることも多く、子どもたちの成長を願い、栄養士が卒業・進級のお祝い献立に取り入れました。すまし汁には紅白のはんぺんを使い、彩りよく仕上げました。数種類の野菜などを使った和え物は、栄養バランスがよく、見た目にも美しい一品となりました。日本には古くから伝わる伝統料理や行事食が多くありますが、「和食の日」給食は、和食の魅力を認識する良い機会となっています。

11月24日は「いい日本食の日」給食

毎年、一人ひとりが「和食」文化について認識を深め、和食文化の大切さを再認識するきっかけとなるよう願いを込めて、11月24日は「いい日本食の日」と制定されています。給食でも、日本の食文化を深く学ぶ日として魚沼産新米と日本茶を提供しています。

魚沼市から届いた新米コシヒカリを炊きました。

コシヒカリ炊き上がり

クラスごとに計量して配缶します。

クラスごとに計量

鮭は下味をつけてから天板に並べ、オーブンで焼きます。

鮭を並べている様子

オーブンに入れて焼く

鮭がおいしそうに焼き上がりました。

鮭焼き上がり

じゃがいもは水にさらし、ザルに上げて水を切ります。

切ったじゃが芋

油の温度が下がらないように、何回かに分けて揚げていきます。

芋を油で揚げている様子

大豆は水で戻した後、茹でて水気を切り、片栗粉をまぶして油で揚げます。

大豆も揚げます

じゃがいもと大豆は塩と青のりで調味し、青のりポテトの完成です。

揚げた大豆がポテトと一緒になって、子どもたちからリクエストの多い料理です。

青のりをまぶしている様子

のっぺい汁は、火が通りにくい野菜から順番に加えて調理します。

のっぺい汁

最後に長ねぎを加えます。

ねぎを加えているところ

当日の献立:魚沼産新米コシヒカリのごはん、鮭の焼き漬け、青のりポテト、のっぺい汁、日本茶

出来上がり

学校の様子

“いい日本食の日”給食実施当日、栄養士はいつも以上に時間をかけて教室を巡回し、和食給食の素晴らしさを伝えました。魚沼産コシヒカリのご飯は、ツヤが良く、噛むほどに甘みが感じられます。子どもたちも笑顔あふれる時間となりました。

芋煮給食

森鴎外ゆかりの文京区と相互協定を結んでいる島根県津和野町の郷土料理の一つに芋煮がありますが、津和野町と並んで、愛媛県のいもたき、山形県の芋煮は、日本三大芋煮と呼ばれており、それぞれ具材や調味料に特色があります。各校の栄養士が工夫を凝らし、それぞれの地方の特色を活かした芋煮を給食で提供しました。

上質な里芋

島根県津和野町の芋煮は、炙った鯛の透き通っただしに、具は里芋だけのシンプルな芋煮です。ゆずの香りが料理を一層引き立てます。

島根県津和野町の芋煮

愛媛県大洲市のいもたきは、鶏肉などの具材に里芋を入れて炊きこんでしょうゆで味付けした少し甘めの料理です。

愛媛県大洲市の芋煮

山形県の中山町など内陸ではしょうゆ味、沿岸の庄内地域では味噌仕立ての芋煮が作られています。こちらは、庄内風味噌仕立ての芋煮です。

山形県庄内風芋煮

学校の様子

給食で提供した里芋は、もっちりねばりのある柔らかな上質の里芋でした。子どもたちは、地方によって使用する食材や味付けがあることも学びました。全国各地の秋の風物詩である芋煮を食べた子どもたちは、食から季節を感じていました。

日本三大芋煮とは

山形県のほぼ中央に位置する芋煮会発祥の地、中山町で生まれた鱈の干物を使った芋煮。

島根県の西端部に位置し「山陰の小京都」と呼ばれる津和野町に根付く、炙り小鯛を使った芋煮。

市の中央部を豊かな肱川が流れ、海山川の恵みが豊富な愛媛県大洲市に根付く、具沢山のいもたき。

この3つを日本三大芋煮と呼びます。

芋煮パンフレット

芋煮パンフレット2

日本三大芋煮パンフレット(PDF:3,288KB)

国内交流自治体(石川県金沢市)給食

文京区と友好都市提携にある金沢市では、金沢ブランド“加賀野菜”の栽培がおこなわれています。今年度は、加賀野菜の一つである五郎島金時(さつまいも)を使った給食を全校で提供しました。五郎島金時は、ほくほくとした食感と程よい甘みが特徴のおいしいさつまいもです。今回訪問した中学校では芋ようかんが提供されました。他の学校でも、めった汁(さつまいもを使った具沢山の豚汁)や芋ごはんとして提供しました。

五郎島金時を使った芋ようかん

芋ようかん

金沢の郷土料理である鶏肉の治部煮風も提供されました。

当日の献立

学校の様子

給食時間に合わせて、五郎島金時が砂丘地で生産されていることや収穫風景を紹介する食育動画を流しました。芋ようかんは大変好評で、残食はありませんでした。さつまいもは全国で栽培されていますが、五郎島金時という品種を初めて知った児童生徒も多かったようです。これを機に、金沢の食文化への関心が高まったのではないでしょうか。

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教育推進部学務課給食指導担当

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ファクス番号:03-5803-1367

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