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更新日:2024年2月26日
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一般的に、家族にケアを要する人がいる場合に、大人が担うようなケア責任を引き受け、家事や家族の世話、介護、感情面のサポートなどを行っている、18歳未満の子どもとされています。
こども家庭庁では、ヤングケアラーの具体例として、以下のように紹介されています。
障がいや病気のある家族に代わり、買い物・料理・掃除・洗濯などの家事をしている
家族に代わり、幼いきょうだいの世話をしている
障がいや病気のあるきょうだいの世話や見守りをしている
目を離せない家族の見守りや声かけなとの気づかいをしている
日本語が第一言語でない家族や障がいのある家族のために通訳をしている
家計を支えるために労働をして、障がいや病気のある家族を助けている
アルコール・薬物・ギャンブル問題を抱える家族に対応している
がん・難病・精神疾患など慢性的な病気の家族の看病をしている
障がいや病気のある家族の身の回りの世話をしている
障がいや病気のある家族の入浴やトイレの介助をしている
全国の小学生、公立中学生、公立高校生などを対象に実施したアンケート調査1),2)によると、小学6年生で6.5%、中学2年生で5.7%、高校2年生で4.1%が世話をしている家族が「いる」と答えました。
小学生においては、ヤングケアラーの半数以上が世話の頻度はほぼ毎日と回答し、世話に費やす時間は平日1日当たり平均2.9時間、7時間以上も7.1%となりました。
中高生においては、世話の頻度はほぼ毎日の回答が最も多く、世話に費やす時間は平均約4時間であり、7時間以上も1割を超えました。
ヤングケアラーは、年齢や成長の度合いに見合わない重い責任や負担を日常的に負うことにより、「学校に行けない」「宿題などの勉強をする時間がとれない」「友達と遊んだりおしゃべりする時間がない」「部活動や習い事ができない」等の影響があり、子どもの健やかな育ちや教育、将来に影響があると考えられます。
1)「ヤングケアラーの実態に関する調査研究」(令和3年3月、三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社)
2)令和3年度子ども・子育て支援推進調査研究事業「ヤングケアラーの実態に関する調査研究」報告書(令和4年3月、株式会社日本総合研究所)
文京区では令和5年度に子ども向けヤングケアラーちらしを作成しました。
区内小中学校、高等学校等にも配布し、子どもたちへの周知を行っています。
文京区では令和4年度からヤングケアラーの支援者の方向けのリーフレットを作成しています。
ヤングケアラーと思われる子どもを見かけた際にはぜひご活用ください。
「家事や家族の世話で大変」と悩みをかかえていたり、「自分はヤングケアラーかもしれない」と思ったら、気軽にご相談ください。
また、ヤングケアラーは、家庭内のデリケートな問題があり、本人や家族にも自覚がないため表面化しにくいと言われています。周りの人たちで「あの子はヤングケアラーかもしれない」と気づいたら、下記相談窓口までご相談ください。
電話番号:03-5803-1900
※平日の午前9時から午後5時(土曜日・日曜日・年末年始は休み)
経済的な困りごとや生活上のさまざまな悩みを抱えている子育て世帯の相談窓口です。
相談専用メールフォームはこちら(外部リンク)※メールでもご相談出来ますのでご利用ください。
電話番号:0120-189-783(年中無休)
児童相談所は、子供の健やかな成長を願って、ともに考え、問題を解決していく専門の相談機関です。
子どもの福祉に関する様々な相談を受け付けています。(お近くの児童相談所につながります。)
電話番号:0120-0-78310(年中無休)
困ったことや、不安や悩みがあるときに、いつでも電話で相談できる全国共通のダイヤルです。
電話番号:0120-007-110
※平日の午前8時30分から午後5時15分(土曜日・日曜日・年末年始は休み)
いじめや虐待など子どもの人権問題に関する専用相談電話です。
※チャットボットであなたの悩みにあった相談窓口を紹介してくれます。
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対応言語:英語、中国語、韓国語、ポルトガル語、スペイン語、タガログ語、タイ語、ベトナム語、ネパール語、インドネシア語
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