駕籠町会

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文京区町会連合会創立60周年記念誌「六十年のあゆみ」(2014年11月発行）掲載内容

わたしたちの街「駕籠町」は先達たちの残してくれた名実ともに「ふるさと」である。現役員の下、恒例のお楽しみ広場（フリーマーケット）、夏休みラジオ体操会、プール一般開放、簸川神社例大祭、敬老祝賀などのさまざまな行事や、夜警の実施等、町内一丸となって自慢のできる町「駕籠町」を作ろうと頑張っている。

思い起こせば昭和50年代、この「駕籠町」に生まれ育った2世、3世の有志が集まり、自主的に火の用心の夜回りを始めたのがきっかけとなり、昭和54年、会員数20余名の「駕籠町昭和会」を結成した。簸川神社例大祭の手伝いをはじめ、特に子供を中心とした文化活動を率先して行い、町内会から一目置かれるようになる。

時代の移り行く中で、昭和会員は町会役員に移行。「駕籠町昭和会」も発展的解散をし、平成20年には青年部が発足。若い人たちによって新しい「駕籠町」を目指しつつある。

今ではお楽しみ広場、簸川神社の例大祭は、「駕籠町」の賑々しい雰囲気の2大イベントとなっている。

この「駕籠町」の名も、昭和41年の住居表示の実施により公的には文京区立駕籠町小学校、駕籠町公園、駕籠町会館などに名を留めるのみになったが、町会名としては今も「駕籠町」を継承している。