施政方針(令和5年2月定例議会)

更新日 2023年02月07日

令和5年2月文京区議会定例議会(令和5年2月7日)

令和5年2月文京区議会定例議会において、5年度の予算案をはじめ、関係諸議案のご審議をお願いするに当たり、私の所信の一端と新年度の主な施策の概要を申し上げ、区議会並びに区民の皆様のご理解とご協力を賜りたく存じます。

区を取り巻く状況

令和2年3月に、新たな行政計画として、令和2年度から5年度までを計画期間とする、「文の京」総合戦略を策定いたしました。

本戦略では、区が解決すべき主要課題を明らかにし、4年後の目指す姿を見据えた、取り組みの方向性や事業のロードマップを示すとともに、社会状況の変化に迅速に適応するため、計画期間内であっても、柔軟に事業を組み替えられるよう年度ごとの見直しを行っております。課題の解決に向け、区民の健康で安心な暮らしを支える環境を整備し、持続可能で豊かな地域社会の構築を目指した施策を着実に進めてきたところです。

一方、この計画期間と重なるように、新型コロナウイルス感染症の感染が拡大し、昨年2月には、ロシアによるウクライナ侵攻等によって世界情勢が一変するなど、これまでの常識や経験では想定できないような社会環境の変化が起こり、区民の安全・安心な暮らしを守るため、感染症対策や様々な世代への物価高騰に対する支援などの施策を的確に展開してまいりました。

この難局を乗り越えるに当たって、区議会をはじめ区民の皆様のご協力や、エッセンシャルワーカーの皆様など各方面の方々のご尽力をいただいていることに、改めて感謝申し上げます。

コロナ禍により多くの制約等があった一方で、生活様式の変化によって新たに生まれ、普及した仕組みも多くあります。テレワークや小・中学校でのタブレット端末の活用、キャッシュレス決済など、この間、デジタル・トランスフォーメーションが急速に進んでおります。また、持続可能な社会への関心が高まり、様々な場面でのSDGsへの取り組みも見られるようになってまいりました。将来を見据え、変化に対応する新たな仕組みを生み出していく必要性と、人と人とのつながりの大切さを強く感じているところです。

引き続き、「文の京」総合戦略に掲げる主要課題の解決へ向けた取り組みを一層充実させるとともに、前例や既成概念にとらわれない、新たな発想や創意工夫による様々な施策を実施することで、区民の皆様が「住んでいてよかった」と心から実感していただけるよう、誠心誠意、区政運営に取り組んでまいります。  

令和5年度予算の概要

はじめに、令和5年度予算について申し上げます。

我が国の経済状況は、緩やかに持ち直しており、今後の景気回復が期待される一方、海外景気の下振れが国内景気を下押しするリスクや、物価高騰の影響等に十分注意する必要があります。

区財政については、コロナ禍においても特別区税収入は堅調に推移しているものの、税制改正等の影響や景気動向の不透明さを踏まえると、先行きを見通すことは困難な状況が続いております。

このような中、5年度の予算編成に当たっては、新型コロナウイルス感染症や原油価格・物価高騰等から区民の健康と暮らしを守るとともに、区民生活や地域経済の復興へ向け、より良い未来を目指す、持続可能な区政運営を図るための予算を優先して編成いたしました。また、「文の京」総合戦略に掲げる主要課題等の解決に向けて、戦略的な事業展開を図りながら、喫緊の課題に対応するための実効性の高い事業を重点施策として選定しております。

限られた財源の中で、複雑化、多様化する行政課題に効率的かつ効果的に対応するため、庁内の更なる連携強化を図るとともに、柔軟な発想で創意工夫を凝らすことで、今後も、社会の変革に迅速に対応し、行政需要の変化を的確に捉えた区政運営を進めてまいります。 

子どもたちに輝く未来をつなぐ

次に、予算の具体的な内容について申し上げます。

はじめに、子どもたちに輝く未来をつなぐための施策についてであります。

長期化するコロナ禍や物価高騰等の社会情勢が、子どもと家庭を取り巻く環境にも影響を及ぼす中、区では、だれもが安心して子育てできるよう、子育て世帯に対する緊急的な支援や、家事・育児支援の拡充等、様々な取り組みを行ってまいりました。

今後も、子どもたちが輝く未来に向かって豊かな心を育み、自分らしく健やかに成長していくことができるよう、子育て支援の更なる充実や、質の高い保育・教育環境の整備に取り組んでまいります。

まず、子育て支援については、引き続き、ベビーシッター等による子育て支援事業を実施することで、乳幼児を育てる家庭の負担軽減や孤立等の防止を図るとともに、法改正に伴う産後ケア事業の利用対象の拡大を進め、安心して子育てができる環境整備を推進してまいります。

また、私立認可保育所における建物の改修や設備の更新、備品の購入等に係る費用の一部を補助することで、保育環境の向上を図るとともに、訪問等による指導を着実に実施することで、より安全・安心な保育を提供してまいります。

さらに、本年4月に、中央大学茗荷谷キャンパス内において、一時保育所や認可保育所、育成室を開設するほか、新たに小石川地区及び千石地区に育成室を開設いたします。様々な利用ニーズに対応するため、今後も施設整備に迅速かつ適切に取り組んでまいります。

加えて、基礎的自治体として、高校生世代まで子育て支援を継続していくことが重要と考えております。所得制限を設けない高校生世代の医療費無償化に加え、都が実施する0歳から18歳までの給付や、今後の国の児童手当等の動向を踏まえ、本区としても、児童手当の対象とならない世帯の支援に取り組んでまいります。

次に、教育施策については、「Society5.0の教室」プロジェクトとして、ICT支援員の配置基準を見直すことにより、支援を拡充し、「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実を図ってまいります。さらに、英語力については、児童・生徒が、外国語指導員と授業時間外においてもコミュニケーションを図る時間を増やすことで、英語学習に対する意欲及び英語力の向上につなげてまいります。加えて、小学校高学年の英語力を経年で測定するため、GTEC Juniorを小学校5年生も対象として実施し、その結果の検証を通じて、授業等の改善に生かしてまいります。

また、特別支援教育の推進に当たっては、地域バランス等を考慮し、本年4月に関口台町小学校に知的障害特別支援学級を開設し、特別支援教育の体制を強化してまいります。

さらに、安全・安心な教育環境の確保については、誠之小学校、明化小学校及び柳町小学校等の改築を進めるとともに、小日向台町小学校及び千駄木小学校について、引き続き、整備に向けた検討を行ってまいります。また、学校施設の快適性向上として、スピード感をもって小・中学校の特別教室の改修に取り組んでまいります。  

健康で安心な生活基盤の整備

2点目は、健康で安心な生活基盤の整備についてであります。

だれもが、住み慣れた地域で自分らしい暮らしを続けられるよう、必要な支援を包括的に提供する「文京区版地域包括ケアシステム」の構築に取り組み、区民一人ひとりの暮らしと生きがい、地域をともに創っていく地域共生社会の実現を目指してまいります。

また、だれもが、心身ともに健康で自立した生活を送ることができるよう、区民の主体的な健康づくりの推進を図るとともに、新型コロナウイルス感染症対策を継続してまいります。

まず、高齢者施策については、高齢者等の地域での新たなつながりの創出と、心と体の健康維持を図るため、電話による見守り活動を行うほか、高齢者等のデジタルデバイドの解消を図るため、スマートフォンの購入費用の補助や文京区シルバー人材センター等と連携した「スマホ使い方教室」の開催、さらには、民間事業者と連携したフィットネス教室の活用機会の充実等を図ってまいります。あわせて、ひとり暮らし高齢者等の在宅生活の不安を解消するため、IoTを活用した見守り支援に取り組んでまいります。

また、認知症施策については、地域で本人と家族を支えられるよう、その中核的な存在となる認知症サポーターを養成するとともに、認知症の本人が自らの体験や想いを語り合える場を創出し、社会福祉協議会と連携した外出等の日常生活支援にも取り組むことで、地域ネットワークを強化してまいります。

さらに、制度や分野を超えた重層的な支援を要するヤングケアラー対策については、家族の介護等により生活や教育環境に影響が及んでいるヤングケアラーの負担及び不安の軽減に向け、地域資源を活用した家事支援等を行うとともに、NPOも含めた地域での支援のネットワークを形成してまいります。これらを通じて包括的な支援体制を構築し、重層的なセーフティネットを確立することで、孤立させない社会を目指してまいります。

なお、引き続き、障害者グループホームや生活介護施設、重症心身障害児や医療的ケア児等の通所施設の整備を推進し、障害者の自立した生活を支援してまいります。

次に、新型コロナウイルス感染症対策については、様々な状況に対応できるよう、人材派遣や業務委託も活用しながら、柔軟で機動的な組織・人員体制を維持し、感染防止対策の周知・啓発や、関係機関との連携体制の強化等、感染拡大を防止するため適切に対応してまいります。

また、ワクチン接種については、昨年9月から実施しているオミクロン株対応2価ワクチン接種に当たり、希望する方が適切に接種を受けられるよう、引き続き、体制を整備してまいります。さらに、帯状疱疹ワクチン予防接種助成制度については、対象年齢を50歳以上に引き下げるとともに、不活化ワクチンを助成対象に加えることで、接種を促し、その発症の予防と、帯状疱疹後神経痛や後遺症の発生の予防に取り組んでまいります。

加えて、がん患者の精神的苦痛及び経済的負担の軽減を図り、就労などの社会参加を支援するため、胸部補整具等の購入費用も助成対象とし、がん患者のアピアランスケアを拡充してまいります。 

活力と魅力あふれるまちの創造

3点目は、活力と魅力あふれるまちの創造についてであります。

長期化するコロナ禍に加え、原油価格や原材料費の高騰、国際情勢など複合的な要因による経済変動の影響は非常に大きく、これまでの支援を継続的に行うだけでなく、社会情勢の変化に対応しながら、機動的に支援策を打ち出していくことが重要であると考えております。引き続き、産業の振興や地域経済の活性化に向けて、区内中小企業や商店街の支援に取り組むとともに、地域に活気や賑わいを与える文化・観光施策を推進してまいります。

まず、経済対策については、国の重点投資分野として「人」への投資が着目される中、中小企業が実施する従業員のリスキリングに対する経費の補助に加え、個人の職業能力向上に資するリカレント教育を更に推進し、支援の対象を非正規雇用者や個人事業主にも拡充するとともに、普及啓発セミナーを実施してまいります。

また、知的財産に関するセミナーを実施するとともに、専門家による相談体制の強化や、知的財産の取得に係る経費補助を実施し、中小企業の企業力の強化と地域経済の振興を図ります。

さらに、区内中小企業を支援するため、設備投資や経営相談に係る経費を補助するとともに、消費者還元サービスに取り組む区内商店に対して、サービスに係る費用や原材料等の購入費用等の補助を行います。

コロナ禍において緊急的に立ち上げた、区内店舗の紹介サイトである「文京ソコヂカラ」も、丸3年を迎えようとしており、これまでに培ったネットワークを生かし、商店街の活性化に向けた支援を行ってまいります。

次に、文化・観光施策については、20回の節目を迎える「全国藩校サミット」を、第1回の開催地である本区で、本年11月に文京大会として開催いたします。全国の藩校・藩主関係者が一堂に会する藩校サミットを通じて、区民が江戸時代の教育や文化に触れる機会を創出するとともに、区の文化の発信につなげてまいります。

また、全国藩校サミット文京大会記念事業として、文の京ミュージアムネットワーク加盟施設でのスタンプラリーや、区民参画による「時代まつり行列」、関連自治体等と連携した物産展など、複数のイベントを関連事業として実施することで、区の文化や芸術を発信する機会を創出してまいります。

さらに、回復傾向にある観光をより一層盛り上げていくため、個別に実施していた国際交流フェスタと国内交流事業を「(仮称)友好都市交流フェスタ」に発展させ、一体的に行うことで、更なる交流や魅力の発信につなげてまいります。   

文化的で豊かな共生社会の実現

4点目は、文化的で豊かな共生社会の実現についてであります。

多様性に富んだ共生社会において、主体的な地域活動や文化的な学びの場、スポーツを楽しむ機会などを通じて、だれもが個性や能力を十分に発揮でき、暮らしの中に安心と豊かさを感じることができるよう、様々な施策を推進してまいります。

まず、本年4月に、大塚地域活動センターが中央大学茗荷谷キャンパス内へ移転することに伴い、地域のコミュニティ形成の場としての機能を拡充するほか、図書館資料の取次業務を開始するなど、区民サービスの更なる充実を図ってまいります。

さらに、町会・自治会に対して、コロナ禍で縮小や休止をしていた事業への補助を継続するとともに、人材確保のための経費も補助対象として追加することにより、地域コミュニティ活動の活性化を一層後押ししてまいります。

また、竹早公園と小石川図書館との一体的整備に当たっては、魅力ある公園づくりを進めつつ、文化的で豊かな生活を支えるスポーツ活動や学びの拠点を整備し、調和のとれた空間で、多様な人の交流や賑わいを創出できるよう、基本計画の策定に向けて検討を進めてまいります。

次に、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会のレガシーとして、フランスで開催されるラグビーワールドカップに合わせ、「(仮称)BUNKYO RUGBY DAY 2023」を実施するほか、バスケットボールワールドカップの関連イベントを実施し、区民一丸となって日本代表選手を応援し、大会の感動と興奮を共有する機会を創出します。加えて、「(仮称)Bunkyo Sports Fes」を開催し、パラスポーツ体験やデジタル技術を活用した競技体験などを通じて、区民のスポーツへの関心を高めるとともに、多様性への理解を促進してまいります。

さらに、「困難な問題を抱える女性への支援に関する法律」の令和6年度の施行に先立ち、DVや生活困窮等の困難な問題を抱える女性が、自立に向けて安心した生活を送ることができるよう、福祉、子育て、教育等の関係機関や民間団体等のネットワークを構築し、関係する様々な主体が連携した切れ目のない支援に向けて取り組んでまいります。

また、本年は、本区が非核平和都市宣言を行ってから、40年を迎える節目の年となるため、記念事業として、例年より規模を拡大した平和事業を実施いたします。さらに、人権と多様性を尊重する社会の実現に向けた取り組みとして、「難民の日」に合わせ、難民キャンプテントの展示や「世界難民の日こいのぼり」の掲揚等を実施することで、難民や人権問題等について考えるきっかけを提供し、理解促進を図ってまいります。 

環境の保全と快適で安全なまちづくり

5点目は、環境の保全と快適で安全なまちづくりについてであります。

将来にわたって暮らしやすい環境を維持していくため、地域一丸となって地球温暖化対策を推進するとともに、首都直下地震等の災害に備えた対策の充実・強化を図るほか、だれもが快適で、安全・安心な暮らしを送ることができる都市基盤の整備を進めてまいります。

まず、環境保全については、2050年までに、二酸化炭素排出量を実質ゼロとする「ゼロカーボンシティ」を実現するために、区内の大規模事業所等と連携したプラットフォームを立ち上げ、脱炭素の取り組みに対する意識を醸成してまいります。あわせて、区民や事業者等に対して、地球温暖化の原因となる温室効果ガスの排出削減に効果的な機器等の設置費用の一部助成を拡充することで利用を促進し、地球温暖化対策についての意識啓発に取り組んでまいります。

また、循環型社会の形成については、食品ロスの削減を目的とした店舗と消費者のマッチングを図るフードシェアリングサービスを実施してまいります。

次に、災害対策については、中高層マンションの防災対策の強化を図るため、マンホールトイレの設置助成制度を新設するとともに、エレベーター閉じ込め対策経費の補助を拡充してまいります。加えて、地域における共助の力を一層醸成するため、防災訓練への防災アドバイザーの派遣や、地域の防災士をサポートする取り組み等を新たに実施してまいります。

また、災害に強いまちづくりを推進するため、引き続き、緊急輸送道路から避難所等までを結ぶ短区間の緊急道路障害物除去路線における無電柱化整備に取り組んでまいります。

なお、本年は関東大震災から100年という節目の年であり、防災に対する意識を更に高め、様々な対策を進めてまいります。

次に、良好な住環境の整備については、公園再整備基本計画に基づき、切通公園等の設計や窪町東公園等の再整備工事を行うなど、地域主体の区民参画により、計画的な再整備を推進してまいります。

また、総合的な交通安全対策の推進については、自転車活用推進計画に基づき、自転車ナビラインや自転車ナビマークを設置することで、安全で快適な自転車通行空間を整備してまいります。

さらに、観光施設周辺等を中心にハート型ガードパイプを設置することで、地域の賑わいづくりのきっかけとするとともに、交通安全施設の整備と維持に関する重要性を啓発してまいります。  

持続可能な行財政運営

最後に、持続可能な行財政運営について申し上げます。

国におけるデジタル化社会の実現に向けた動きが加速する中、昨年策定した「文京区職員DX推進行動指針」の下、電子申請システムの拡充による利用者の利便性の向上や、オンライン会議などを活用した働き方改革の推進に向け、「文京区DX推進プロジェクト」を実施してまいります。その一環として、死亡の届出に伴う様々な手続きを一括して行える「おくやみコーナー」を開設し、オンラインによる予約システムや申請書類等の書かない窓口を導入するほか、保育園の選考結果通知の早期化を図るため、AIを用いた入園審査の業務改革等に取り組んでまいります。

今後とも、デジタル技術を活用した業務改革に取り組むとともに、区民サービスの更なる向上を図ってまいります。

次に、公有地の活用については、旧元町小学校と元町公園の一体的活用事業として、旧元町小学校の改修・建設工事、元町公園の整備事業を進めているところです。一体的な屋外空間を生かしつつ、歴史性や防災性、公共性に配慮した保全・有効活用を図るよう、令和7年度の開設に向け、本計画を着実に進めてまいります。

また、清掃事務所や認定こども園を併設する、後楽一丁目の小石川地方合同庁舎については、建設工事に着手しており、令和7年度の合同庁舎開設に向けて、引き続き国との調整を行ってまいります。

加えて、小日向二丁目の国有地については、特別養護老人ホーム等の整備に向け、昨年実施した活用方針素案に対するパブリックコメント等の意見を反映させた活用方針案を国に提出し、国との協議が整い次第、事業者公募を実施してまいります。

このほか、文京シビックセンターについては、「文京シビックセンター改修基本計画」に基づき、区民フロアのトイレ改修工事等を実施してまいります。

今後とも、多様な行政需要を的確に捉え、様々な手法を活用して、持続可能な都市を形成するための取り組みを推進してまいります。 

おわりに 

令和5年度は、「文の京」総合戦略の計画期間の最終年度となります。これまで、新型コロナウイルス感染症の感染拡大や、ロシアによるウクライナ侵攻、原油価格や物価高騰などによって、社会情勢の劇的な変化や新たな価値観への迅速な対応が求められる中、あらゆる可能性を考慮して、区民生活を守ることを最優先に対応してまいりました。今後とも、進行管理を行いながら、次の計画期間に向けた課題を整理し、将来にわたり持続可能で豊かな地域社会の構築に向けた取り組みを積極的に行ってまいります。

私は、基本構想に掲げる将来都市像である「歴史と文化と緑に育まれた、みんなが主役のまち「文の京」」の実現に向け、本日申し上げた基本政策を一つひとつ丁寧に実行し、「みんなが主役のまち」、「「文の京」らしさのあふれるまち」、「だれもがいきいきと暮らせるまち」であることを区民の皆様が実感していただけるよう、その責務を果たし、全力で区政運営に取り組んでいくことを、ここにお誓い申し上げます。

結びに当たり、区議会をはじめ、区民の皆様の一層のご理解とご協力を心からお願い申し上げ、令和5年の施政方針といたします。

ご清聴ありがとうございました。

 

 【本文は口述筆記ではありませんので、表現その他に若干の変更が生じることがあります。】

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