施政方針(令和4年2月定例議会)

更新日 2022年02月08日

令和4年2月文京区議会定例議会(令和4年2月8日)

令和4年2月文京区議会定例議会において、4年度の予算案をはじめ、関係諸議案のご審議をお願いするに当たり、私の所信の一端と新年度の主な施策の概要を申し上げ、区議会並びに区民の皆様のご理解とご協力を賜りたく存じます。

区を取り巻く状況

新型コロナウイルス感染症の拡大は世界的に歯止めがかからない状況が続き、人々の生活や社会経済活動に大きな影響を及ぼしております。わが国では、緊急事態宣言とまん延防止等重点措置による人流の抑制や、昨年2月から始まったワクチン接種により、感染拡大防止に努めてまいりましたが、今また新たな変異株の感染者数が急増し、首都圏にもまん延防止等重点措置が適用されております。

これまで、区では、区民の命と健康を守るため、保健所の体制を強化し、ワクチン接種を迅速に進めるとともに、重症者の急変を早期に感知した入院調整、自宅療養者への酸素濃縮器の配送やパルスオキシメーターの貸与など、昼夜を問わず感染者の治療に向けた支援を行ってまいりました。さらに、「保健・医療提供体制確保計画」を医師会等関係機関と共有するなど、発症前から療養解除後まで、切れ目なく対応可能な体制の構築を進めており、区民の命を守ることを最優先に、万全の体制で感染予防対策に努めてまいります。

私たちの健康と安全、そして社会機能を維持するために、最前線で尽力されている医療従事者等の皆様をはじめ、ワクチン接種にご協力いただいた事業者の皆様、そして感染症対策を心掛けてくださっている区民の皆様に心より感謝申し上げますとともに、引き続き、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

また、感染の収束が見えない中でも、様々な工夫や対策のもと、昨年夏には東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会が開催されました。本区ゆかりの選手として、オリンピックでは柔道のウルフアロン選手や、スポーツクライミング複合の野中生萌選手、パラリンピックでは水泳の木村敬一選手のメダル獲得などの活躍があり、私たちに大きな感動と勇気を与えてくれました。

感染症の世界的な流行後、世界中の代表選手が初めて一堂に会して行われた本大会は、人類が一丸となって「見えざる敵」と闘っている中、人々の絆をさらに強めた象徴として、極めて意義の大きい大会になったと考えております。

今後は、そのレガシーについて、ホストタウンとして活動したドイツとの更なる交流、パラリンピック難民選手団への理解協力を通して平和や人権への願いを共有する国連難民高等弁務官事務所等との連携を深めていくことで、次世代へ引き継いでまいります。

さらに、明るい話題として、メジャーリーグ、ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手が、投打の「二刀流」で華々しい活躍をしたほか、将棋界では、藤井聡太棋士が「竜王」のタイトルを手にし、史上初となる10代での「四冠」を達成するなど、これまでの常識では計り知れない彼らの活躍に大いに感銘を受けました。

自治体においても、これまでの常識や既成概念にとらわれない対応力が求められております。区としても、変化し続ける社会に迅速かつ柔軟に対応し、「文の京」総合戦略に掲げる主要課題の解決に向けて取り組むことで、次代を担う子どもたちの健やかな成長や、区民の健康で安心な暮らしを支える環境を整備し、活力に満ちた文京区を実現してまいります。 

令和4年度予算の概要

はじめに、令和4年度予算について申し上げます。

我が国の経済状況は、一部で持ち直しの動きが見られ、今後の景気回復が期待されている一方、新型コロナウイルス感染症の影響により、今なお先行きについては不安定な状況が続いております。

区財政においても、税制改正等の影響や景気動向の不透明さにより、予断を許さない状況にはありますが、社会経済活動が正常化に向かうことで、歳入は改善していくものと見込んでおります。

このような状況の中、4年度の予算編成にあたっては、感染症の影響を受けている区民の健康と暮らしを守るとともに、感染症の拡大等に伴う様々な社会変革にも適応しつつ、地域経済や地域コミュニティの復興を図るための予算を優先して編成いたしました。また、「文の京」総合戦略に掲げる主要課題等の解決に向けて、戦略的な事業展開を図りながら、喫緊の課題に対応するための実効性の高い事業を重点施策として選定しております。

国による不合理な税制改正の影響等により、多額の税財源が依然として流出し続けているなど、区財政を取り巻く状況は厳しく、引き続き、事務事業を効率的・効果的に展開し、持続可能で健全な財政運営を目指してまいります。また、景気動向や社会状況への変化に柔軟に対応していくため、当初予算で想定していない事業を追加する場合や緊急的な事象が生じた場合には、年度途中であっても積極的な予算措置を図り、スピード感を持って課題解決に取り組んでまいります。 

子どもたちに輝く未来をつなぐ

次に、予算の具体的な内容について申し上げます。

はじめに、子どもたちに輝く未来をつなぐための施策についてであります。

新型コロナウイルス感染症の影響が、子どもと家庭を取り巻く環境にも及ぶ中、区では、子育てに不安や悩みを抱える方に寄り添い、だれもが安心して子育てできるよう、経済的に困窮する子育て世帯に対する緊急的な支援や、オンラインによる両親学級等、様々な取り組みを行ってまいりました。

今後も、子どもたちが輝く未来に向かって豊かな心を育み、自分らしく健やかに成長していくことができるよう、子育て支援の更なる充実や、質の高い保育・教育環境の整備を進めてまいります。

まず、子育て支援については、引き続き、私立認可保育所等への指導検査及び巡回指導を推進し、更なる保育の質の向上と安全の確保に努めてまいります。また、私立認可保育所等に対し、保育士の人件費の一部を補助することにより、充実した保育体制の確保を促進し、より安全・安心な保育を提供してまいります。さらに、本年4月に新たに定員100名の認可保育所を開設するなど、待機児童対策の取り組みを続けてまいります。

また、多くの子育て世帯が利用しやすい制度となるよう、現行の子育て訪問支援券事業等をベビーシッター利用料助成制度に移行するとともに、乳幼児を育てる家庭の負担軽減や孤立化等を防止するため、家事や育児等を支援する事業を新たに開始いたします。加えて、ひとり親家庭子育て訪問支援券事業及び多胎児家庭サポーター事業利用料助成制度についても継続して実施することで、安心して子育てができる環境整備を一層進めてまいります。

さらに、育成室についても、利用ニーズの高まりに迅速かつ適切に対応するために、学校施設や公有地、民間活力を生かした手法等により施設整備に取り組んでまいります。

次に、教育施策については、今後も、「Society5.0の教室」プロジェクトとして、児童・生徒に一人一台配備されたタブレット端末等のICT機器を十分に活用し、授業の改善を進めるとともに、感染症や病気療養等により、学校での対面授業が困難な状況においても、教員がオンラインでの授業を実施できるよう、校内外での教員研修等を行いながら、ハイブリッド授業を実施してまいります。

また、特別支援教育の推進にあたっては、引き続き、児童・生徒の障害の状態や一人ひとりの発達に応じた指導を行ってまいります。

さらに、安全・安心な教育環境の確保については、誠之小学校、明化小学校及び柳町小学校等の改築を進めるとともに、老朽化が進む小日向台町小学校及び千駄木小学校については、改築基本構想検討委員会において、整備方針の策定に取り組んでまいります。また、年少人口の増加や法改正による学級編制基準の見直しに対応するため、駒本小学校等の教室増設対策に適切に取り組んでまいります。  

健康で安心な生活基盤の整備

2点目は、健康で安心な生活基盤の整備についてであります。

だれもが、心身ともに健康で自立した生活を送ることができるよう、区民の主体的な健康づくりの推進に加え、「人と人とのつながり」を絶やさず、互いに支え合いながら、だれもが住み慣れた地域で自分らしい暮らしを続けられるよう、文京区版地域包括ケアシステムの構築に向けて引き続き取り組んでまいります。

まず、新型コロナウイルス感染症対策について申し上げます。

国内で流行の波が繰り返される中、引き続き、感染症についての正しい知識と基本的な感染防止対策の徹底を周知・啓発してまいります。

また、感染の際に適切に対応できるよう、PCR検査や積極的疫学調査等の体制を維持するとともに、自宅療養者に対しては、必要に応じて、酸素濃縮器の配送やパルスオキシメーターの貸与を行うほか、保健師等による電話連絡や国の患者把握・管理支援システムを活用した健康観察を行ってまいります。

さらに、これまでの感染拡大時の状況を踏まえて、迅速に対応できるよう、組織・人員体制を整えるとともに、感染状況に応じた段階的な対応を計画的に進めてまいります。

ワクチン接種については、昨年12月から実施している3回目の接種に当たり、接種会場の適切な運営を行うほか、関係機関等との連携により、支援が必要な高齢者や障害者等へのサポートを行うなど、希望するすべての方が適切に接種を受けられるよう体制を整備してまいります。

次に、福祉の充実については、高齢者等の地域での新たなつながりの創出と心と体の健康維持を図るため、本年度から実施している電話による見守り活動等に加え、民間事業者と連携したフィットネスの機会を提供し、高齢者の効果的な体力づくりのきっかけをつくるとともに、健康寿命の延伸に取り組んでまいります。さらに、デジタル化社会の進展に対応し、オンラインによる地域社会でのつながりを促進するため、高齢者がスマートフォンの使い方を学べる機会を設け、デジタルデバイドの解消とともに、地域で活躍するデジタル活用支援員の育成に努めてまいります。

また、認知症検診事業については、デジタルツールを使った認知機能テストの実施率の向上や、テスト結果に応じた生活習慣の改善を支援するため、成果指標を設定して民間事業者独自の取り組みを取り入れる、新たな官民連携手法の「成果連動型民間委託契約方式」を導入し、認知症の普及啓発と早期支援を推進してまいります。

重層的な課題のひとつである、ヤングケアラー対策については、家族の介護等により自らの生活環境や教育に影響が及んでいるヤングケアラーを、早期に把握し、必要な支援につなげるよう、福祉や介護、教育などの関係する支援者の理解を深め、多様な関係機関のネットワーク強化を図ってまいります。

さらに、障害者の地域生活を支える相談支援体制を拡充するため、新たに大塚地区に地域生活支援拠点を開設するとともに、引き続き、障害者グループホームや生活介護施設、重症心身障害児や医療的ケア児等の通所施設の整備を推進し、障害者の自立した生活を支援してまいります。 

活力と魅力あふれるまちの創造

3点目は、活力と魅力あふれるまちの創造についてであります。

新型コロナウイルス感染症が地域経済や区民生活へ与えた影響は非常に大きく、これまでの支援を継続的に行うだけでなく、社会変革に適応しながら、アフターコロナを見据えた支援を行うことも一層重要であると考えております。引き続き、産業の振興や地域経済の活性化に向けて、区内中小企業や商店街の支援に全力で取り組むとともに、地域に活気や賑わいを与える文化・観光施策を推進してまいります。

まず、経済対策については、中小企業の企業力の向上を促進し、持続可能な区内産業の振興を図るとともに、環境保全への貢献などSDGsの達成に向けた区内中小企業の取り組みにつなげるため、設備投資や認証取得等に要する経費に係る補助等をさらに拡充してまいります。

また、区内産業の活性化を図るため、補助金の検索システムやクラウド版の企業情報データベースを導入し、支援に係る情報発信を強化するとともに、中小企業支援員の相談業務のオンライン化を推進してまいります。

さらに、中小企業の持続的な成長やデジタル・トランスフォーメーションの推進を図るため、今後の変革等に必要な職業能力を従業員に習得させる、「リスキリング」による人材の強化についてセミナーを行うとともに、習得に係る経費の一部を補助してまいります。

このほか、地域経済の活力を取り戻すため、「文京ソコヂカラ」のウェブサイトを基盤に、区内の様々な商店街関連情報を広く発信するとともに、専門のプロデューサーを派遣し、商店街の活性化に向けた取り組みを伴走型で支援いたします。

また、人や社会、環境に配慮した消費行動である「エシカル消費」について、区民の理解促進を図るため、普及・啓発に係る動画制作等を通じて、区民等に楽しみながら関わる機会を提供してまいります。

次に、文化・観光施策については、肥後細川庭園のリニューアル5周年を契機とし、関口・目白台エリア内での周遊イベントの実施等を通して、本エリアの新たな魅力を創出・発信してまいります。また、本年7月に本区ゆかりの文人、森鴎外の没後100年を迎えることから、各種顕彰事業を実施し、鴎外を通じて本区の魅力を伝えてまいります。

さらに、現在改修工事を行っている文京シビックホールについては、10月に小ホール、来年1月下旬に大ホールのリニューアルイベントの開催を皮切りとして、文化芸術の発信拠点としての更なる充実を図ってまいります。

加えて、各団体の活動に対する支援を充実し、感染症の影響により、縮小や休止をしている地域活動や文化芸術活動の再開、活性化を後押ししてまいります。  

文化的で豊かな共生社会の実現

4点目は、文化的で豊かな共生社会の実現についてであります。

多様性に富んだ共生社会において、すべての人の心と体の健康を支援する環境を整え、暮らしの中に安心と豊かさを感じることができるよう、様々な施策を推進してまいります。

まず、あらゆる暴力の根絶について、関係機関との連携を図りながら、DV等の防止のための取り組みや相談支援を行うとともに、性暴力や性被害を未然に防ぐ環境づくりに向けて、「セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ」いわゆる「性と生殖に関する健康と権利」の大切さを若い世代が同世代へ伝える、「ピア・アクティビスト」の育成とその普及啓発を行ってまいります。

また、図書館については、電子書籍サービスの周知や拡充に努めるなど、引き続き、ICT化の推進に取り組んでまいります。さらに、老朽化する小石川図書館の改築について、周辺環境や利用者の動向等を踏まえながら、隣接する竹早公園との一体的整備に関する基本計画の策定に向け、検討を進めてまいります。 

環境の保全と快適で安全なまちづくり

5点目は、環境の保全と快適で安全なまちづくりについてであります。

近年、これまで体験したことのない豪雨による災害や、猛暑等の異常気象による被害が、世界各地で発生しております。国際的な枠組みで取り組んでいる地球温暖化対策に区としても積極的に取り組むとともに、災害対策の充実・強化を図るほか、だれもが快適で、安全・安心な暮らしを送ることができる、都市基盤の整備を進めてまいります。

まず、環境保全については、区の二酸化炭素排出量の削減目標の速やかな達成を目指すとともに、文京シビックセンターにおいて、二酸化炭素を排出しない、再生可能エネルギー100%の電力を導入いたします。

さらに、地球温暖化対策には、区民や事業者の協力が不可欠であることから、区と契約する事業者へ省エネルギー等の環境に配慮した取り組みを促すなど、脱炭素社会に向けた機運を醸成するとともに、必要な支援を実施いたします。加えて、区内大学間の協力体制づくりを促し、取り組みの中で得られた知見等を区民へ還元することで、施策の実効性を高め、2050年までに、二酸化炭素排出量を実質ゼロとする「ゼロカーボンシティ」を目指してまいります。

次に、災害対策については、地域防災力の強化に向けた取り組みとして、自助・共助の意識の向上や、防災に関する知識の定着を図るため、避難所生活を疑似体験する宿泊体験イベントの実施や、全戸配布したハザードマップ等を活用したオンラインイベント等を展開してまいります。さらに、在宅避難を一層推進するため、備蓄品のあっせん販売を行うほか、避難所生活の質の向上につながる物資を購入し、備蓄の充実を図ってまいります。また、新たな災害情報システムの導入によって、最新のICT技術を駆使した迅速かつ的確な災害情報の収集・発信に加え、平常時も有効活用できる仕組みを構築してまいります。

さらに、災害時の円滑な避難や救急活動、物資の輸送を行うため、引き続き、緊急輸送道路から避難所等までを結ぶ短区間の緊急道路障害物除去路線において、無電柱化整備に取り組んでまいります。

次に、良好な住環境の整備については、地域主体の区民参画により、窪町東公園の設計や白山四丁目第二児童遊園等の再整備工事を行うなど、計画的な再整備を推進してまいります。

また、後楽二丁目再開発、飯田橋駅周辺、東京ドーム周辺の後楽園一帯は、「都心地域」として、商業・業務機能が多く集積した賑わいと活力のあるまちづくりを目指しており、より良いまちづくりの推進に向け、地域住民をはじめ、一帯を整備する事業者等と適切に協議を進めてまいります。  

持続可能な行財政運営

最後に、持続可能な行財政運営について申し上げます。

昨年9月にデジタル庁が設置されるなど、国におけるデジタル化社会の実現に向けた動きは加速しております。区としても、行政手続き等のデジタル化を一層推進することで、区民生活の質の向上につなげてまいります。また、区民ニーズや地域特性、社会状況の変化等を踏まえながら、多様な行政需要を的確に捉えた施設整備を引き続き進めてまいります。

まず、行政のデジタル化については、新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、人々の生活様式等が変化していることを受け、区民の更なる利便性向上のため、ニーズや費用対効果を総合的に勘案しながら、マイナンバーカードを活用した電子申請手続きの拡大に取り組んでまいります。

さらに、これまで積極的に導入を進めてきたAIやRPAについても、今後、より多くの業務への利用を促し、庁内の定型的業務の効率化に取り組むほか、多様なセクターとの協働に努めてまいります。

今後とも、国や都の動向等を注視しながら、デジタル・トランスフォーメーションを推進することにより、区民の利便性の向上と、事務の効率化を図ってまいります。

次に、公有地の活用については、旧元町小学校及び元町公園の保全・有効活用として、旧元町小学校の解体工事及び施設の設計等を行っております。一体的な屋外空間を生かしつつ、歴史性や防災性、公共性に配慮した保全・有効活用を図るよう、令和7年度の開設に向け、本計画を着実に進めてまいります。

また、清掃事務所や認定こども園を併設する、後楽一丁目の小石川地方合同庁舎については、国が既存建物の解体工事を進めており、今後、新築工事に着手する予定です。

加えて、小日向二丁目の国有地については、国との協議が整い次第、特別養護老人ホーム等の整備等に向けて準備してまいります。

さらに、大塚一丁目の都営バス大塚支所跡地については、令和5年度の開設に向け、事業主体の大学による工事が進んでおり、図書館の図書取次機能を含む地域活動センターや保育所等の整備に取り組んでまいります。

今後とも、多様な行政需要を的確に捉え、様々な手法を活用して、持続可能な都市を形成するための取り組みを推進してまいります。

このほか、文京シビックセンターについては、改修基本計画に基づき、シビックホールの改修及び議場の特定天井耐震化の工事を進めてまいります。 

おわりに 

新型コロナウイルス感染症との闘いは、予断を許さない状況が続いており、引き続き適切に対応するとともに、これまで以上に、社会変革に適応した様々な施策を迅速かつ的確に推進していかなければなりません。さらに、このコロナ禍を契機に、よりよい未来を目指す「サステナブル・リカバリー」を進めるため、より持続可能な社会に向けた変革を促していくことも重要であると考えており、10代から20代のいわゆるZ世代と言われる若者が中心となって取り組むSDGsの啓発活動を支援するなど、区民が安心して暮らし続けることができる、持続可能で豊かな地域社会の構築に向け、取り組んでまいります。

私は、感染症の影響を受けている区民の健康と暮らしを守るとともに、時代の変化に適応しつつ、区民生活や地域経済の復興を図るため、一層の創意工夫を凝らし、効率的・効果的に施策を実施してまいります。そして、都市自治としての「文の京」の価値を更に広げ、全ての区民の皆様から「住んでいてよかった」「これからも住み続けたい」と思っていただけるよう、その責務を果たし、全力で区政運営に尽力していくことを、ここにお誓い申し上げます。

結びに当たり、区議会をはじめ、区民の皆様の一層のご理解とご協力を心からお願い申し上げ、令和4年の施政方針といたします。

ご清聴ありがとうございました。

 

 【本文は口述筆記ではありませんので、表現その他に若干の変更が生じることがあります。】

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