更新日:2025年10月27日
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咽頭結膜熱とは、アデノウイルスによる感染症です。
流行時期は夏期で、「プール熱」と呼ばれることもありましたが、タオルの共用が減った等の理由からプール利用に関連した集団感染報告は見られなくなってきています。
感染力は非常に強く、患者の咳やくしゃみなどのしぶきに含まれるウイルスによって感染(飛まつ感染)、あるいは、ウイルスが付着した手やタオルなどの患者が触れたものを介して感染します(接触感染)
季節的に夏が多く、小児、特に5歳以下に多くみられます。
潜伏期間は5~7日程度です。発熱・咽頭炎(のどの痛み・発赤など)・結膜炎(目の充血、めやになど)を3主症状とし、その他、リンパ節の腫れ、腹痛、下痢などが生じることもあります。症状は1~2週間程度でおさまります。
頻度は高くありませんが、重症化した場合は肺炎などを合併することがあります。
特別な治療はなく、症状に応じた対症療法が行われます。
のどの痛みのため食事がとりづらい場合は、のどごしの良い食べやすいものを食べましょう。また、十分な水分摂取を行いましょう。
学校保健安全法では、主要症状が消退した後2日を経過するまでとされています。
ただし、病状により学校医その他の医師において感染のおそれがないと認めたときは、この限りでない。
アルコールは効きにくいため、石けんと流水による手洗いをこまめにしましょう。
プールや温泉施設を利用する際は、前後のシャワーを必ず浴び、タオルは個別に使いましょう。
保健衛生部・文京保健所予防対策課感染症対策担当
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