このテキスト版は、冊子現物に掲載している音声コードの文章と同内容です。 表紙 心のバリアフリーハンドブック ともに生きるまちづくり 文京区 このハンドブックは、障害の特性や障害のある人への理解を進めるために作成しました。考える、知る、行動する、の、みっつの段階に分けて構成しています。 なお、各ページの切り欠け部分には、ユニボイスの音声コードが印字してありますので、読み上げ装置やスマートフォンのアプリなどを使用して、ご活用下さい。本文ページは全部で30ページあります。 各ページには、説明文のほかに、様々な場面のイラストや写真を載せています。 目次 「考える」の、章 街の中でどんなことに困っているのか気づいてみよう、2、3ページ あなたなら、どんなふうに声をかけますか?4、5ページ 「知る」の、章 妊娠中や子供連れの人、6ページ 高齢者、7ページ 手や腕、足が不自由な人、8、9ページ 目が不自由な人、十ページ 耳が不自由な人、11ページ 知的障害のある人、12、13ページ 発達障害のある人、14、15ページ 精神障害のある人、16、17ページ 難病・内部障害のある人、18ページ 高次脳機能障害のある人、19ページ コミュニケーション、ヘルプカード、ヘルプマーク、20、21ページ バリアフリーの設備、22、23ページ 理解を深めるためのキーワード(ホジョケン、条約、法律、イベント)、24、25、26ページ 福祉に関するマーク、27ページ 「行動する」の、章 災害にあった時、28、29ページ 身近な相談場所、30ページ ともに生きるまちづくり、31ページ 2、3ページ 様々な人が街にいる様子のイラストが、見開きであります。 街の中で、誰が、どんなことに困っているのか、気づいてみましょう。 横断歩道の信号は、青になっています。 男性が、横断歩道を渡っています。 白い杖を持った女性が、横断歩道の前で立ち止まっています。 歩道では、ヘルプマークをつけた男の子が、キョロキョロと、周囲を見まわしています。 点字ブロックの上に、自転車が、止まっています。 レストランの前では、男性が、タバコを吸っています。 酸素吸入器をつけた男性が、レストランの前を、通り過ぎようとしています。 急な坂道の前で、車イスの女性が、止まっています。 若い女性が、車イスの女性のそばを、通りかかっています。 階段の下でベビーカーを押している女性が、立ち止まっています。 男子学生が、階段を降りようとしています。 4ページ あなたなら、どんなふうに声をかけますか? 前のページの、街の中で困っている様子のイラストを抜き出しています。 白い杖を持った女性。 ヘルプマークをつけた男の子。 点字ブロックの上の、自転車。 酸素吸入器を身に着けている男性。 車いすの女性。 ベビーカーを押している女性。 5ページ 前ページ、あなたなら、どんなふうに声をかけますか?の続き 困っている人の思いは、 手伝ってほしいけど声をかけづらい。 みんないそいでいるのに申し訳ない。 迷惑だと思われたくない。 自分が何に困っているのか分からない。 もっと自分の好きなところに外出したい。 などがあります。 私たちは、 声をかけるタイミングが、わからない。 正しいサポートの仕方が分らない。 ひとりだと恥ずかしい。 かえって、迷惑と思われそう。 などの気持ちがあります。 街には、様々な人が生活しています。みんながどんなことに困っているのか、どんなサポートができるのか、考えてみましょう。 6ページ 妊娠中やお子さんを連れている人のことに、気づいていますか? 電車、バスの優先席の近くで、マタニティーマークを付けている人を見かけたら、自分から進んで、席を譲りましょう。 マタニティーマークは、妊婦であることを示すマークです。 妊娠初期などで、外見からは、妊婦かどうかが、判断しにくい女性に対して、周囲の人が、座席を譲るなどの配慮をしやすいように、考えられたものです。キーホルダーなどの形で身につけます。 ベビーカーを押している人がいたら、子どもの安全を一緒に考えてください。 エレベーターのドアの開閉を手伝ったり、電車やバス、段差のあるところで、困っているところを見かけたら。「なにかお手伝いできることはありますか。」と声をかけるなどのサポートをしましょう。 赤ちゃんは、泣くことで気持ちを伝えようとしています。ほかの人がいる場所で赤ちゃんが泣きだすと、お子さんを連れている人は、慌てたり、申し訳ない気持ちでいっぱいになったりします。 街の中で、泣いている赤ちゃん、育児で困っている人を見かけたら、温かい、優しい気持ちで、声をかけてください。 7ページ。 高齢者のことに、気づいていますか? 注意力が欠けるようになり、だまされやすくなる。 若い人の使う言葉の意味が、わかりにくい。 漠然とした不安がある。 説明書の字が、小さくて読めない。 家電製品の、使い方が分からない。 新しいことが覚えにくくなる。 耳が聞こえづらくなるので、電話やインターフォンに、気付きにくい。 走っている子どもたちに、ぶつかりそうで怖い。 気持ちがあっても、体がついていかない。 高いところに手が届かないので、電球や、蛍光灯の交換が、難しい。 ちからが入らず、重いものを持つのがつらい。 よつばマークは、なな十才以上のかたが運転していることを示しています。シニアのSがデザインの中に入っています。このマークをつけた車が安全に通行できるよう、周囲の車は配慮しなければなりません。 8ページ 手や腕、足が不自由(肢体不自由)なひとのことを、知っていますか? 肢体不自由とは? 様々な理由により、手や腕、足や、たいかん、に障害があり、歩くことや物を持つなどの動作が難しいため、車イスや杖、装具を使用している人もいます。 車いすの、各部分の名称 11か所の部分の名前を紹介します。 1、ハンドグリップ。介助者が握る部分。 2、バックサポート。背もたれ。 3、アームサポート。ひじかけ。 4、座シート。座面。 5、タイヤ。大きい方が、溝や段差を越えやすい。 6、ハンドリム。両タイヤの外側にあり、自分で車椅子を漕ぐときに、手をかけて車輪を回す。 7、ブレーキレバー。タイヤの前にあり、ブレーキをかけることができる。 8、レッグサポート。ふくらはぎの辺りを、支える部分。 9、フットサポート。足を乗せる部分。 十、ティッピングレバー。段差を超える時に使用する。 11、キャスター。小さな前輪なので、溝にはまらないように、注意が必要。 その他の車イスについて。 重度心身障害者用くるまいす。 頭まで支えるヘッドサポートがついています。リクライニングや座面の角度が変えられるものもあります。 電動式くるまいす。ジョイスティックレバー、と呼ばれる操縦装置を、使用者が操作して、電動モーターで走行します。 これらは一例です。車イスにも色々な種類があります。 9ページ。 前のページ、肢体不自由についての続き。 車いすの介助方法について、6つの場面を紹介しています。 押し方 車いすの真後ろに立ち、両手で、ハンドグリップを、深くしっかり握る。 前後左右に注意して、ゆっくり進む。 とめ方 車いすの横に立ち、片手は、ハンドグリップを握り、もう一方の手で、ブレーキを完全にかける。そのあと、反対側のブレーキをかける。 段差ののぼり方 ティッピングレバーを踏み、キャスターを持ち上げて段に乗せる。 段差のおり方 こうりんをおろして、キャスターを上げ、後ろに引く。 でこぼこみちの進み方 キャスターを上げ、押す。 坂道の登り方 少し体をぜんけいにして、後ろから一歩一歩しっかりと押す。 坂道のくだり方 後ろ向きになって、一歩一歩ゆっくりとくだる。 私たちがサポートできること。 手や足が不自由な人や、杖を使用する人が階段の上りおりや、扉のあけ閉めなどで困っているところを見かけたら、声をかけましょう。 追い越したり、すれ違ったりするときは、間隔をあける、スピードを落とすなどの配慮をしましょう。 エスカレーターを利用することが難しい人もいます。エレベーターを案内したり、ゆずるなどのサポートをしましょう。 10ページ 目が不自由な人(視覚障害)のことを、知っていますか? 視覚障害とは? 目が不自由な人の、見えにくさは、人それぞれ違います。 全く見えない人、(全盲)と、見えにくい人、(弱視)がいます。 周りが見えない、左右が見えない、中心部が見えない、ぼやけて見える、色が変わって見える、それぞれの見え方のイラストがあります。他にも、まぶしい、暗い、かすむ、色の区別がつきにくい、など、見えにくさは様々です。 盲導犬について 盲導犬が目のかわりとなって、生活をサポートしています。詳しくは、24ページのホジョケンを参照。盲導犬を連れて街を歩く人のイラストがあります。 白い杖、(ハクジョウ)について 目の不自由な人は、ハクジョウを使って身の周りの安全や情報を確認しながら歩いています。全く見えない人、だけでなく、見えにくい人も使っています。ハクジョウを使って点字ブロックの上を歩く人のイラストがあります。 私たちがサポートできること。 何かを伝えるときには、相手の気持ちや様子を確認しながら、具体的な言葉で、ゆっくり行いましょう。 街のなかで困っている様子に気づいたら、そばによって、相手の肩や腕に軽くふれながら、「何かお困りですか?」「お手伝いしましょうか?」と、声をかけましょう。 すれ違う時や追い越す時は、交通ルールやマナーをまもり、相手を驚かせないように配慮が必要です。ハクジョウにぶつかったり、ハクジョウを自転車の車輪に巻き込まないように注意しましょう。 よそ見や「ながら歩き」は、たいへん危険なのでしないようにしましょう。 11ページ 耳が不自由な人(聴覚障害)のことを、知っていますか? 聴覚障害とは? 外見からは分かりにくいため、周囲に気づかれないことが多くあります。 聞こえの程度は人によって違います。全く聞こえない人や、わずかに聞こえる人がいます。聞こえにくさ、話のしにくさ、が伴うこともあります。 全く聞こえない、小さく聞こえる、一部聞き取れない、ゆがんで聞こえる、発音の区別がつかない、など様々です。 街の音に気づかない、聞きとりにくい。 後ろから来る車の音や、自転車の音、クラクション、ベル、アナウンスなどに気づいていないことがあります。「もしかしたら、聴こえていないのかもしれない」と考えて、安全に走行して下さい。車のクラクションの音に気づかない人のイラストがあります。 補聴器、人工内耳について。 聞こえを助ける器具を身に付けている人もいます。耳につける補聴器や、耳の近くに埋め込む人工内耳などが、あります。耳に補聴器をつけたイラストがあります。 こうわ。 こうわは、話し手の唇や舌の動き、顔の表情から、話の内容を読みとります。ゆっくり、はっきり伝えることが大切です。1度で全てを伝えきれるとは限りませんので、話している内容をお互いに確認しましょう。 私たちがサポートできること。 筆談や手話などのコミュニケーションもあります。その人に合った方法で、コミュニケーションをとりましょう。詳しくは、20ページのコミュニケーションを参照。 掲示板などの文字情報や、周りの人の気遣いがあると、安心できます。 12ページ 知的障害のある人のことを、知っていますか? 知的障害とは? 18歳以前までの発達期にあらわれ、知的な能力が年齢に応じて発達していない状態です。 そのために、仕事や勉強、コミュニケーションなど、普段の生活や社会生活に困難が出てきてしまいます。 このページと次のページで、例として4つの特性と、サポートの方法を紹介します。 例1、自分の気持ちを伝えるのが苦手です 会話やコミュニケーションをするのに、話す言葉を間違えてしまったり。言い方を間違えてしまうことがあり、自分の言いたいことが相手にうまく伝わりません。 私たちがサポートできること。 はい、いいえなどで答えやすいように、聞き方を工夫しましょう。 急がせず、落ち着いて、言葉が出てくるのを待ってください。 話が伝わらず困っている様子と、相手からわかりやすい問いかけに「はい」と答えているイラストがあります。 例2、相手の言っていることが、わからないことがある。 難しい会話がわからないだけでなく、早口で話されたり、同時にたくさんのことを言われたりすると、わからない、となる原因になってしまいます。 私たちがサポートできること。 短く、ゆっくりと、話してみてください。 思っていることを、具体的に、わかりやすい言葉で伝えてください。 言葉や文字だけでなく、身振りやイラスト、写真、メモなどを使ってみてください。 複数の人から話をされて困っている様子と、絵やメモを使うことで話を理解している様子のイラストがあります。 13ページ 前のページ、知的障害についての続き。 例3、状況に合った行動が苦手です。 ふだんと違う結果を、想像することが苦手なため、いつもと違う出来事があると、うまく対応できないことがあります。たとえば、急な予定変更で、バスや電車が来ない時でも、気づかないで、ずっと待ってしまうことがあります。 私たちがサポートできること 「今はまるまるです。どこへ行きますか?」など、状況を簡単に説明し、短い質問で話を聞いてください。理解と解決の近道になります。 運転を見合わせているという駅のアナウンスが理解できず、電車を待っている様子と、わかりやすい説明で状況を理解した様子のイラストがあります。 例4、気持ちを安定させることが苦手です。 自分の気持ちをうまく相手に伝えられず、気持ちを切り替えることが難しいです。 そのため、緊張やイライラが起こると、安心できずに不安になってしまい、混乱してしまうこともあります。 私たちがサポートできること 安心してリラックスできる静かな所、落ち着けるところが必要です。 見守ることが大切です。 人ごみのなかで不安で混乱している様子と、人ごみから離れてほっとした様子とそれを見守る人のイラストがあります。 これらの特性は、一例です。全ての知的障害の人にあてはまることではありません。 知的障害のある人は、自分が困っていることをうまく伝えることができずに、誤解されたりトラブルに巻き込まれてしまうことがあります。周囲の人々の気づき、理解、協力、配慮があれば、安心して日常生活を送ることができます。 14ページ 発達障害のある人のことを、知っていますか? 発達障害とは? 子どものころにわかることが多い、脳機能の障害です。 おやのしつけや教育、本人の努力不足による問題ではありません。大人になるまで気づかず、大人になって診断を受ける人も増えています。 自閉症、注意欠陥多動性障害、アスペルガー症候群、学習障害の特性、症状の一例を紹介します。 自閉症の例 急な予定変更や、初めての場所などが苦手ですが、よく知っている場所では、とても意欲的に活動に取り組みます。 通学ろが通行止めで、混乱している様子と、時間どおりに係の仕事をする様子のイラストがあります。 注意欠陥多動性障害、エーディーエイチディーの例 物や予定を忘れたり、落ち着きがなく、衝動的な行動を多くしてしまいますが、困っている人に、いち早く気づき、手助けをすることができる気配り名人です。 忘れものをして困っている様子と、ケガをした友達の代わりにカバンを持つ様子のイラストがあります。 アスペルガー症候群の例 あいまいな表現を理解することが苦手ですが、自分の興味や関心がある分野には、感心するほど、センモンカ並みに詳しい知識を持っています。 あいまいな時間を言われて困っている様子と、専門家並みの詳しい知識で、みんなに感心されている様子のイラストがあります。 学習障害、エルディーの例 読み書きや計算が苦手ですが、ボイスレコーダーやタブレットを活用するなどの様々な工夫をすることで、活躍の場を広げることができます。 話している内容のメモがうまく取れず困っている様子と、タブレットを活用している様子のイラストがあります。 これらの各特性、症状は、一例です。すべての発達障害の人にあてはまることではありません。 15ページ 前のページ、発達障害についての続き。 発達障害には、いくつかの診断名がありますが、いくつかのタイプが、重なっていることが多く、その重なり方や症状の現れ方などは、人によって異なります。 診断名イコールその人の特徴 とは決して言いきれないことが分かります。 それぞれの障害の特性。図になっています。 広汎性発達障害には、自閉症やアスペルガー症候群などがあります。 自閉症について。 言葉の発達の遅れ。 コミュニケーションの障害。 対人関係、社会性の障害。 パターン化した行動、こだわり。 アスペルガー症候群について。 基本的に、言葉の発達の遅れはない。 コミュニケーションの障害。 対人関係、社会性の障害。 パターン化した行動、興味・関心のかたより。 言語発達に比べて不器用。 注意欠陥多動性障害。エーディーエイチディーについて 不注意(集中できない) 多動、多弁(じっとしていられない) 衝動的に行動する(考えるよりも先に動く) 学習障害。エル、ディーについて 読む、書く、計算する等の能力が、全体的な知的発達に比べて極端に苦手。 これらの特性が重なっていることもあり、また知的な遅れを伴うこともあります。 国際障害分類(アイシーアイディーエイチ)の改訂などに伴い、枠組みや名称が変更することがあります。 外見からは「障害がある」ことが判断しにくいため、誤解されてしまう事もあります。 苦手な事と、優れた能力とのアンバランスな様子から、周囲の理解が得られにくく、それによりいじめをうけてしまう事があります。 苦手なことが多くあっても、得意なことに磨きをかけて、特別な才能を発揮している人もいます。 私たちがサポートできること。 分かりやすく、具体的に伝えましょう。(例、日時や場所など) 安心できる環境を作るなどの配慮や工夫が大切です。 16ページ 精神障害のある人のことを、知っていますか? 精神障害とは? 精神機能(意識、記憶、感情、意欲など)に障害が生じ、日常生活や社会生活が困難になる状態です。 ストレスや病気など要因は様々ですが、誰でもなる可能性があります。 ・外見からはわかりにくく、症状はそれぞれ違うため、誤解や偏見が生まれてしまうことがあります。窓口の前で緊張している様子のイラストがあります。 ・人と接したり、社会に出ることを望んでも、緊張しやすいため、不安になってしまうことがあります。 ・敏感で繊細なため、人からどう思われているかをとても気にしてしまうことがあります。批判をされると、落ち込みやすくなり、必要以上に自分を責めてしまうことがあります。 ・まじめで何事にも一生懸命なため、頑張りすぎて疲れてしまいます。 ・生活環境(天気や季節)などの変化により症状が不安定になることがあるため、いつもならできることが、できないときもあります。雨模様で気分が落ち込み、布団から出られない様子のイラストがあります。 ・過度な励ましや期待は、プレッシャーやストレスに感じてしまうことがあります。 ・安心感を得られると、自分自身で解決策を考えられることも多くなります。 17ページ 前のページ、精神障害についての続き。 私たちがサポートできること。 話を聞くとき あわてず、ゆっくり、ご本人のペースと気持ちに寄り添って耳を傾けましょう。 話の内容や伝えたいことに間違いがないか、確認しましょう。 何度も聞き返したり、問い詰めたりせず、ご本人を尊重しましょう。 話を伝えるとき わかりやすい言葉で、具体的に伝えましょう。 一度にたくさんのことを伝えるのは、混乱させてしまうことがあります。 伝えることが多い場合は、メモなどで整理して伝えましょう。メモで作業手順を説明している様子のイラストがあります。 「まるまるは、だめです。」といった否定的な言い方ではなく、「まるまるしてみませんか?」など、穏やかな言い方を心掛けましょう。 嬉しいことや、達成できたことを仲間と分かち合えると「居場所」を実感することができ、安心することができます。周囲が認めていることを言葉で伝えましょう。 正しい服薬や規則正しい生活、安心して相談できる環境、周囲のサポートにより、精神障害のある人は、安定した日常生活を送ることができます。 18ページ 難病、内部障害のある人のことを、知っていますか? 難病とは? 原因がわからないために、治す方法が決まっていない、あるいは、治りにくいために、日常生活を送るのが大変な病気のことです。 内部障害とは? しんたいの内部(心臓、腎臓、呼吸器、ぼうこう、直腸など)の働きが低下、または失っている障害のことです。 どちらも外見だけでは、障害があると分かりにくく、また、日によって体調の差が大きいことが多いため、 ・優先席に座っていると、注意される。 ・障害者駐車スペースを利用して注意される。 ・頻繁にトイレに行くので、サボっていると思われる。 など、様々な誤解を受けてしまうことがあります。 心臓ペースメーカーについて 小さな人工臓器で、電気の刺激を使って、心臓の機能が低下している体に、必要な脈拍を作り出しています。体内埋め込み式のものが一般的に使われています。 私たちがサポートできること。 細菌やウイルスに感染しやすいため、風邪などをひいているときは、相手にうつさないように注意しましょう。マスクをつけて優先席に座っている様子のイラストがあります。 疲れやすいので、ご本人の気持ちを確認しながら、椅子に座ってから話を始めたり、エレベーターやエスカレーターの使用を勧めたりしましょう。 携帯電話の電波、たばこの煙、などに困っています。 私たちがマナーを守るだけで、たくさんの人たちに安心を与えることができます。 19ページ 高次脳、機能障害のある人のことを、知っていますか? 高次脳、機能障害とは? 事故や病気などで、脳を損傷したことによって生じる障害です。外見だけではわかりにくいことがあります。 原因 事故による脳の損傷 低酸素性脳障害(窒息や、できすい、など)。 脳外傷(交通事故や転落などでの脳の傷)。 病気による脳の損傷、脳卒中(脳出血、脳こうそく、くもまっか出血など) 脳腫瘍、脳症(インフルエンザなど)などが原因となります。 症状 失語。 話を理解するのが難しい。話そうとしても、言葉に詰まってしまったり、言葉が出てこない。文字の読み書きが難しい。 記憶障害。 新しいことを覚えるのが苦手。思い出すのに時間がかかる。(例、場所、日にち、時間、人や物の名前) 感情のコントロールが難しい。 気分が一定でなく、感情に波がある。 「ササイなことなのに」と周囲が思うことでも、怒ったり泣いたりしてしまう。 私たちがサポートできること。 話をする時は、ゆっくりと、はっきりわかりやすい言葉で簡単に話してください。イラストや写真などを活用することも良い工夫です。 イライラしていたり、疲れた表情をしていたら、声をかけて下さい。 二十ページ コミュニケーションのいろいろ。 コミュニケーションは会話だけでなく、様々な方法があります。 障害の特性や本人の希望に合わせたコミュニケーションをすることで、お互いの意思や情報をスムーズに伝え合うことができます。 筆談 メモ帳、ホワイトボード、筆談ボード、タブレット、スマートフォンなどを使用して、文字により意思や情報を伝えあう方法です。会話によるコミュニケーションが困難な場合にも有効です。 筆談のポイント ・字はていねいに書きましょう。 ・必要な事をできるだけ短い文章で書きましょう。 ・日にちや時間は具体的に書きましょう。 ・わかりやすい言葉を使いましょう。 ・イラストや図を使って伝えることも有効です。 ・相手の文章がわからない場合は、そのままにせず、確認しながらコミュニケーションをとりましょう。 例えば、走り書きで「三日後の今日と同じ時間にどこどこに集合しましょう」ではなく、読みやすい字で「なんがつ、なんにち、なんじに、どこどこに集合しましょう」と伝えましょう。 コミュニケーションボード ボードのイラストに指をさして意思を伝えあう方法です。筆談や会話によるコミュニケーションが難しい場合に有効です。 手話 耳や言語に障害がある人のコミュニケーション方法としてよく知られています。手や腕の動き、手の形や位置、顔の表情で思いを伝えあいます。 21ページ 前のページ、コミュニケーションのいろいろについての続き 音声コード 専用の機器やスマートフォンのアプリなどで読み取ることで、情報を音声で聞くことができる二次元コードです。視覚障害の人や字を読むことが困難な場合にも有効です。 点字 視覚障害の人が読んだり、書いたりするための文字です。たて3点、よこ2点の6点の組み合わせで作られています。 点字はすべて横書きで、左から右へ読みます。 ヘルプカード(文京区) 障害のある人が、日常生活の中で困った時や、緊急時に周囲の人に手助けを求める際に、必要な配慮や連絡先が記載されているカードです。ジャバラ折りの免許証サイズのカードです。 ヘルプマーク(東京都) 義足や人工関節を使用している人、内部障害や難病、妊娠初期など外見からは援助や配慮が必要なことが分かりにくい人が身に付けて、周囲の人に知らせることで、援助や配慮を得やすくなるようにしたマークです。赤い四角の中に十字とハートが白抜きされています。 私たちがサポートできること。 カードの内容に沿って支援や配慮をお願いします。 相手に伝わっているか確認しながら、ゆっくり話してください。 電車やバスでは、席をゆずるなどの配慮をお願いします。 障害や症状により疲れやすい人や、つり革や手すりにつかまり続けることが難しい人もいます。 困っている様子を見かけた際には、声をかけるなどの支援をお願いします。 22ぺージ バリアフリーの設備のことを、知っていますか? 点字ブロック 点字ブロックは、視覚障害の人が、より安全に歩行できるように、設置されたものです。点字ブロックは線の形をした線状ブロック、点が集まった点状ブロックの2種類あります。 この点字ブロックの上に、自転車や物などの障害物があると、歩行が難しくなります。また、事故の要因にもなります。ブロックの上には物などおかないようにしましょう。写真があります。 多目的トイレ 多目的トイレは、多機能トイレ、バリアフリートイレ、だれでもトイレともよばれます。車いすを使う人でも利用がしやすいように、広いスペースや手すりが確保されています。 オストメイト対応や、小さなお子さんのおむつがえ対応など、様々な機能が付くようになってきています。一般トイレを使用できる人が、多目的トイレを長時間使用することは控えましょう。オストメイトマークと写真があります。 23ページ 前のページに続き、バリアフリー設備を紹介しています。 車いす対応の自動販売機 商品を選ぶボタンや、お金の挿入ぐちが低い位置にあり、おつりや商品が取り出しやすいように、工夫がされています。写真があります。 車いす対応のエレベーター ボタンが低い位置にあり、車いすの人でも押しやすくなっています。また、後方確認用の鏡が設置されているものや、扉の開閉時間、速度が遅くなるものもあります。写真があります。 ノンステップバス 文京区内を走るコミュニティーバス、ビーグルは、車いす使用の人も利用できるノンステップバスです。車内では、車輪止めを使い車いすを固定します。写真があります。 インターネット、ウェブサイト 障害のある人だけでなく、全ての人が情報を得やすいように、ユーザビリティー、使いやすさ、アクセシビリティー、つながりやすさ、に配慮した、様々な機能をつけたウェブサイトがあります。 音声読み上げや文字サイズ、色合い、言語の選択などの機能がついたものがあります。例として、文京区のサイトの画像があります。 24ページ 心のバリアフリーの理解を深めるためのキーワード ホジョケン シンタイに障害のある人の目や耳、手足に代わり、日常生活のお手伝いをします。 ホジョケンは、ペットではなく、シンタイに障害のある人の大切なパートナーです。 「身体障害者ホジョケン法」とは? ホジョケンの訓練及びホジョケンを使う人の義務とともに、様々な施設や交通機関へのホジョケン同伴の受け入れを義務とし、シンタイに障害のある人の自立と社会参加を進めることを目的とした法律です。 ・ホジョケンは、必要な訓練を受け、きちんとしつけられています。 ・ホジョケンを使う人は、ホジョケンの健康と清潔が保たれるよう管理する義務があります。 ・スーパーや飲食店、ホテル、病院、タクシーなどもホジョケンの同伴を受け入れる義務があります。 ホジョケンには、盲導犬、チョウドウケン、カイジョケンの3種類がいます。 盲導犬 目が不自由な人の目の代わりとなって、安全に歩けるよう、街の曲がり角や段差を教えます。胴体にハーネス(どうわ)をつけています。階段を知らせる様子のイラストがあります。 チョウドウケン 耳が不自由な人の耳の代わりとなって、チャイム音やクラクションなどを聞き分けて、お知らせします。「ちょうどうけん」と表示をつけています。インターフォンの音を聞いて、来客を知らせる様子のイラストがあります。 カイジョケン 手足が不自由な人の手足の代わりとなって、物をとりに行く、着替えを手伝うなど、日常生活の動作の手伝いをします。 「カイジョケン」と表示をつけています。リモコンを渡す様子のイラストがあります。 私たちがサポートできること ・街で見かけるホジョケンは、仕事中です。 勝手に触ったり、話しかけたり、食べ物をあげたりしないようにしましょう。 ・ホジョケンを同伴していても、手助けが必要な場面もあります。困っている様子を見かけたら、まずは声をかけ、手助けをお願いします。 25ページです。 前のページ、心のバリアフリーの理解を深めるためのキーワードの続き。 障害者権利条約 障害のある人の人権や、生まれながらに持つ基本的自由を守り、その人らしさを大事にすることを目的としています。 この条約における障害とは、その人自身が抱える個人の問題、(「医学モデル」)ではなく、主に社会によって作り出されている問題(「社会モデル」)であるという考え方に基づき、”ナッシング、アバウト、アス、ウィズアウト、アス”、(私たちのことを、私たち抜きに決めないで)というスローガンを大切にして作られました。 障害者差別解消法 障害のあるなしに関係なく、みんながお互いにその人らしさと個性を大事にし合いながら共に生活できる社会をつくることを目指した法律です。 国や市区町村、会社やお店に「不当な差別的取扱いの禁止」と「合理的配慮の提供」が求められています。 この法律は、日常生活の中で個人的に障害のある人と接する場合や、個人の考えなどは対象としていませんが、私たちひとりひとりが障害のことや障害のある人への理解を深めることがとても大切です。 「不当な差別的とりあつかい」とは 障害があるという理由だけで、サービスの提供を断ったり、制限や条件をつけることを禁止しています。 (例) ・障害を理由に窓口対応を拒否する。 ・障害を理由に受付の順番を後回しにする。 ・ホジョケンの同伴を理由に入店を断る。など 「合理的配慮の提供」とは 障害のある人に対して配慮が求められた場合、負担が大きくならない範囲で配慮を行うことを求めています。 (例) ・段差のある場所に簡易スロープを設置する。 ・筆談や手話、読み上げなど、本人にとってわかりやすい方法でコミュニケーションをとる。など 障害のある人から声があがる前に、あらかじめできることを積極的に考え、おこなっていくことも大切です。 障害のある人もない人も誰もが大切にされる暮らしやすい社会をみんなで作りましょう。 26ページ 前のページ、心のバリアフリーの理解を深めるためのキーワードの続き。 障害者虐待防止法 虐待によって障害のある人のその人らしさが奪われるのを防止することや、家庭や施設、職場等で虐待行為が起こらないように支援することを目的とした法律です。 虐待を受けている人は、自分から助けを求めたり、相談することができない場合があります。また、虐待を受けていることに気づいていない場合もあります。 虐待が起きてしまう要因は、心身の疲れや障害に対する知識不足、行き過ぎたしつけや指導などさまざまあり、虐待してしまう人も虐待だと気づいていない場合があります。 虐待を未然に防ぐためには、ひとりひとりがお互いに関心と思いやりをもって、支えあいながら生活することが大切です。 「虐待かな?」と思った時には、下記へ連絡してください。 連絡・相談先 月曜から金曜、午前8時30分から午後5時15分までの、窓口。文京区福祉部障害福祉課ない文京区障害者虐待防止センター。電話、03-5803-1818。 月曜から金曜、午後5時15分から翌日午前8時30分まで。土日、祝日24時間受付けの、窓口。障害者基幹相談支援センター。電話、03-5940-2903。 通報や届出をした人の個人情報は、守秘義務により守られます。また、匿名による通報も受け付けます。 障害の理解を進めるためのイベント 文京区では、障害の理解を進める取組みとして様々なイベントを開催しています。 地域支援フォーラム 障害者への理解を深め、共生社会の実現を図るための、講演会やイベントを開催しています。 ブラインドサッカーの写真があります。 ハートフル工房 毎月、区民ひろば(シビックセンター地下2階)で障害者施設商品販売会を開催しています。ランチタイムに演奏会等のイベントを行う月もあります。 商品、演奏会の写真があります。 ふれあいの集い 毎年12月3日から9日の「障害者週間」を記念して、障害者福祉の関心と理解を深めていただくため、作品展などを行っています。 作品展の写真があります。 27ページ 障害福祉に関するマークを、知っていますか? 国際や日本国内のシンボルマーク、自動車運転に関するシンボルマーク、東京都・文京区のシンボルマークなど、10点のマークを紹介します。 国際シンボルマーク。 障害者のためのシンボルマーク 青い四角い枠の中に車イスに乗る人の記号が白で描いてあります。車イスが描かれたマークですが、車イスを利用する人だけでなく、「障害のあるすべての人」を示しています。障害のある人たちが利用しやすい建物、施設、トイレ、駐車場などに使用されています。 盲人のためのシンボルマーク 青い四角の枠の中にハクジョウを持った人の記号が白で描いてあります。視覚障害のある人たちが、安全に利用しやすい建物、設備、機器などに使用されています。 ・日本国内のシンボルマーク。 耳マーク 緑色で耳の形の記号が描いてあります。聴覚に障害のある人を示す日本国内で使用されているマークです。筆談や手話などの支援を行うことを示す場合にも使用されています。 オストメイトマーク 人の形をした記号の、お腹のあたりに十字が白抜きされています。人工肛門、人口ぼうこうを使用する人のためのトイレ設備が整っていることを示しています。 ハートプラスマーク 青い四角の枠の中に、白抜きで記号化された人の胸にハートと十字マークが赤で描いてあります。内部障害のある人を示しています。外見からはわかりにくいため、周りの理解や協力が必要です。 ホジョケンマーク 青い四角の枠の中に、白抜きで記号化された犬の顔と「ウェルカム!」「ホジョケン」の文字が描いてあります。盲導犬、チョウドウケン、カイジョケン。すべてのホジョケンが利用できることを示しています。公共の場はもちろん、デパート、スーパー、ホテル、レストランなどで貼られています。 ・自動車運転に関するシンボルマーク。 身体障害者標識 青い丸の中に、白抜きで四葉のクローバーの記号が描いてあります。身体障害のある人が、運転していることを示しています。 聴覚障害者標識 緑色の枠の中に、白抜きで黄色い蝶々の記号が描いてあります。聴覚障害のある人が、運転していることを示しています。 ・東京都、文京区のシンボルマーク ヘルプマーク 援助や配慮を必要としていることが外見からはわかりにくいひとが、援助を得やすくなるよう身に着けています。 文京区内のシンボルマーク 障害者のためのシンボルマークの右横に文京区のマークが描いてあります。 文京区内で障がいのある人も利用しやすい建物、施設であることを示しています。 28ページ 災害発生!その時、私たちにできること 災害が発生した時、障害のある人の多くは、情報を得ることや、その場の状況を理解して避難行動をとることがとても難しくなります。 そんな時、その場に居合わせたひとりひとりの手助けがとても大切になります。まずは自分の身の安全を確保し、その後、周囲を見渡してください。皆さんの手助けを必要としている人が必ずいます。 ヘルプカードを持っていないか確認してください。持っている場合は、その内容に従って支援をしてください。また、その時の本人の希望も確認しながら支援をすることも大切です。 物が散乱して、移動できずに困っている車いすの人や視覚障害の人、避難のアナウンスがわからず困っている人のイラストがあります。 ヘルプカードを読んで、支援をする人のイラストがあります。 29ページ 前のページに続き、災害発生時の、障害のある人へのサポートについて紹介しています。 私たちがサポートできること やさしく落ち着いた声で「具体的に」「ゆっくりと」話をしてください。 例、「何か、お手伝いできることはありますか?」「ここにいると、ケガをするので、私と、安全なところに行きましょう。」など 会話が難しい場合や、話が伝わらない場合は、筆談やジェスチャーを使って伝えてみましょう。 話が伝わっているか時々確認しましょう。 移動する時は、押したり、引っ張ったりせず、ひとこえかけてから相手のペースに合わせて下さい。 知的障害や発達障害の人の中には、触れられるのが苦手な人もいます。また、落ち着くために、変った行動をとる人もいます。 その時は、無理に触れたり、行動を止めたりせずに声かけや見守りなどのサポートをお願いします。 福祉避難所とは 避難所で生活することが特に困難な高齢者や障害者などの一時的な受け入れを行います。災害対策本部が必要と認めた場合に開設し、活動を行います。 障害者支援施設リアン文京、区内の特別養護老人ホームなどに設置します。 避難行動、よう支援者名簿登録制度とは 障害のあるかたや、高齢者など、災害じ、特に支援が必要なかたを対象に名簿を作成し、安否確認や避難支援などに役立てます。 問い合わせ先、防災課、文京シビックセンター15階 電話5803-1179 三十ページ。 身近にある相談場所 障害のあるご本人や、ご家族、身近なかたの相談やサポートを受付けている窓口があります。なお、文字量の関係で、音声は、本文の内容を一部省略しています。詳細は、各窓口にお問合せください。 文京区、6ヶ所 窓口ごとに、障害種別、お問い合わせ先の順に紹介します。 障害福祉課。シンタイ、知的、障害児。 身体障害者支援係電話5803-1219。知的障害者支援係電話5803-1214。 予防対策課。精神、発達、難病。電話5803-1230。 保健サービスセンター。精神、発達、難病。電話5803-1807。 保健サービスセンター、本郷支所。精神、発達・難病。電話3821-5106。 障害者基幹相談支援センター。全障害、難病。電話5940-2903。 教育センター、総合相談室。障害児。電話5800-2594。 障害者就労支援センター。全障害。電話5805-1600。 東京都、5ヶ所 窓口ごとに、相談内容、お問い合わせ先の順に紹介します。 心身障害者福祉センター。身体障害者手帳及び愛の手帳の発行や、高次、脳機能障害相談。 愛の手帳判定予約電話3235-2961。高次、脳機能障害相談専用電話3235-2955。 精神保健福祉センター。こころの問題や病気の相談。相談専用電話3844-2212。 発達障害者支援センター、トスカ。東京都在住者の、発達障害相談。 電話または来所による相談は、予約制、電話3426-2318。 地域で生活する難病患者に関する日常生活の相談・支援、地域交流活動の促進及び就労支援等は、3か所。東京都難病相談・支援センター。電話5802-1892 東京都多摩難病相談・支援室。電話、042-323-5880。 東京都難病ピア相談室。相談専用電話3446-0220。予約とお問い合せ電話3446-1144。 東京都障害者福祉会館。障害種別相談、図書資料、視覚障害者文字サービスなど。電話3455-6321。 31ページ。 本文はこのページで終わりです。 ともに生きるまちづくりをめざして 私たちにできること。 障害があってもなくても、子どもも大人も、自分らしく生きていたい。 そんな、当たり前のことが、当たり前でなくなった時、人はとても悲しい思いになります。 「何か、お手伝いしましょうか。」 勇気を出して声をかけても、断られることもあるかもしれませんが、それはその時お手伝いの必要がなかっただけで、「恥ずかしい」「せっかく声をかけたのに」と、気にする必要はありません。みんなで声をかけあい、助け合いましょう。 このハンドブックは、障害のことや障害のある人に対する知識や理解を深めていただくために作成しました。しかし、ここで紹介した情報がすべての障害のある人たちにあてはまるわけではありません。 障害のあるなしに関わらず、「その人を理解する」ために必要なのは、「お互いに一人の人間として向き合う心である。」ということを忘れずにいたいものです。 共に生きるまちを作っていきましょう。 うらびょうし・おくづけ 発行 文京区福祉部障害福祉課 郵便番号、112-8555。東京都文京区春日一丁目16の21 電話03-5803-1211。FAX03-5803-1352 ホームページ、https://www.city.bunkyo.lg.jp/ 参考 藤沢市、心のバリアフリーハンドブック 厚生労働省、発達障害の理解のために 発達障害情報・支援センター、発達障害とは 協力、文京区障害者地域自立支援協議会 編集、文京区福祉部障害福祉課 印刷、株式会社 山浦印刷株式会社 印刷物番号、E0321004 発行ねんげつ、初版、平成25年3月        改訂版、平成26年7月        第2改訂版、平成29年3月        第3改訂版、令和2年3月