文京区障害者地域自立支援協議会 令和2年度 第3回障害当事者部会 要点記録 【令和2年度 第3回障害当事者部会 書面開催の経緯について】  今年度第1回において、「今後の当事者部会の活動目的や方向性について」話し合われた。その後も、障害当事者部会も含めた令和3年度、令和4年度の文京区障害者地域自立支援協議会の在り方について、会長、副会長を中心に話し合いが進められている。  この度、障害当事者部会委員にも経過を報告し意見を募ることとなった。なお、本来であれば顔を合わせて活発な意見交換を行うべきところだが、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、事務局が委員に個別に意見を聞き取り、書面にまとめる形での書面開催の運びとなった。 * 第1回障害当事者部会(集まって開催)  日付:令和2年9月3日 場所:文京シビックセンター障害者会館 検討事項:令和2年度検討事項の確認      民生委員との交流会について      今後の当事者部会の活動目的や方向性について * 第2回障害当事者部会(延期・令和2年度は中止) 日付:令和3年1月19日 場所:文京区民センター2階 2A会議室 内容:民生委員との交流会 * 第3回障害当事者部会(書面開催) 内容:電話でのヒアリング、書面にまとめ各委員へ発送 【ヒアリング内容】 1. 民生・児童委員との交流会について 次年度・次々年度の当事者部会の活動・方向性2. 3. どのような場があったら参画したいか 【各委員からの意見】 1. 民生・児童委員との交流会の実施 ・強く実施したいと考えている。せっかくここまで企画したのだからやるべきだと思う。令和2年7月に行われた東京都自立支援協議会の交流会に参加したが、民生委員との交流会の件について発表したところ他区の方々から興味関心が寄せられていた。それだけ他区の人にも関心を持ってもらえるような交流会なのだと思う。 ・令和2年度は体調不良が継続し、委員として部会に参加できていない状態。来年度に関しても今のままでは他の委員の方の迷惑になると感じる。参集型での懇談会はあったらいいなと思うが、自分自身は長時間椅子に座っているのも困難であり、参加できそうにない。 ・実施しなくて良いのではないか。自分自身の意欲も減退しており、行っていくことが難しいと感じる。 ・やった方が良い。今までは2月に予定していたが、寒い時期は新型コロナウイルスが流行しやすいので秋にずらした方が良い。 ・実施したい。 次年度・次々年度の当事者部会の活動・方向性 ≪令和3年度の取り組みについて≫ ・是非交流したい。これまで他部会が何をやっているかを知らずに障害当事者部会委員として活動していたが、この機会に他の部会が何をしているのか、どんな意見交換ができるのかも含めてまずは交流してみたい。 ・他部会との交流はとても良い取り組みだと思う。現在の部会ではいつも変わらないメンバーが変わらない意見を言っている印象。他の部会との意見交換の場があれば、自分たちの意見や思いをダイレクトに受け止めてもらえるのではないか。そこで出た良い意見に関しては、是非各部会にも積極的に取り入れてもらいたいと思う。そのような取り組みをすることで、当事者委員としてのやりがいが生まれ、参加して良かったなという思いが湧いてくるのではないか。 ・他の部会との交流や取り組みをオンラインでやるとしたら、やり方が分からない。サポーターがそこも支援してくれるならやってもいい。オンラインの画面だと参加している人数が多い場合、誰が話をしているが分からない。今はやっていないからわからないので、一度参加してみて、その先どうするかを考えたい。他に活動したいことは、今は思い浮かばない。2. ・他の部会との交流は取り組んでみたい。 3. ≪令和4年度以降の体制について≫ ・障害当事者部会は単独であった方が良いと強く感じる。当事者の声を吸い上げ集約するという役割を自分たちは持っている。親会に統合・吸収されるというよりは、単独でありながらも親会と密に連絡を取り合うような関係性が良いと感じる。また、ゆくゆくは部会の壁を取り払い、部会構成員全員が集えるような全体会が開かれると良いと思っている。そこからようやく顔と顔を突き合わせた関係性が生まれるのではないだろうか。 ・現状、障害当事者部会の意見が行政に反映されているとは思い難い。このままのやり方で障害当事者部会を続けていても、自分たちが役に立っている実感がない。その側面から見れば、親会や他の部会に参加することで自分たちの意見を改めて振り返って捉え直すことができるのではないかと感じるし、非常にいい機会だと思う。今までこのようなタイアップの機会がなかったということもあり、まずは他の部会がどんなことをやっているのか見てみたい。今まで障害当事者部会として作れなかった「意見を吸い上げてもらえるパイプ」が創れたら良いのではないだろうか。その上で、基本は障害当事者部会として単独で継続しながら、という形がみんな安心して参加できると思う。 ・当事者が意見を話し合う場として必要。他部会に入ると当事者が委縮してしまうと思うため、当事者のみで話合う方が意見は出やすいのではないか。当事者目線で考えることで力を発揮で出来ると思う。事務局についても今まで通り基幹が担って欲しい。 ・親会に参加するのは抵抗がある。委員の数が多くて発言しにくいと思う。会長に発言を求められたら困ってしまう。積極的に参加してみたいと思うが、知らない人がどんな話をするか、それを理解できるか心配。当事者部会に参加することは楽しい。この先自分が続けるかどうか、当事者部会を中止・休止にするのか、他の部会に参加するのかは、決めてもらえばとりあえずやってみる。いろいろ言ったけど、楽しみにしている面もある。 ・親会と一緒にやった方がよいと思う。親会に参画することで自分たちの言葉に重みが出るのではないか。今は当事者部会のみで自分達のことを話しており、他部会との交流もない。全部会に自分達のことを知ってもらう機会にもなると思う。“障害のある人”ではなく、同じ区民として接すること。一般の人にも広く知ってほしい。 4. どのような場があったら参画したいか ・地域生活拠点など、集える場所で活動するのはとても良いことだと思う。交流する際には具体的なテーマを絞って提示すると良いのではないか。例えば町会の方から事前にアンケートをもらって、それに応える形を取るなど。自分は視覚障害であり、小学校〜大学の障害理解の授業に呼んでもらうことも多い。そこではアイマスク体験などの機会を設けており、学生たちからダイレクトに感想ももらう。しかし一般社会に出た後はそのような機会がほとんどないというのが現状である。障害理解を目指す機会ということであれば、福祉にまつわらない職業団体などにも出向いて交流するのも良いかもしれない。 ・頻回な座談会など、地域で集えるような場所があれば参加したい。以前から自分も主張していたことではある。 ・座談会・オンラインでの集いは興味がある。 ・積極的に参加してみたいと思うが、知らない人がどんな話をするか、それを理解できるか心配。 ・地域の人達との接点は必要だと思う。自分の住んでいるマンションに神酒所を引き入れることで、地域住民との交流が生まれて、自分のことも知ってもらえた。そういった活動ができるとよいと思う。 1