平成29年度　文京区障害者地域自立支援協議会
第3回障害当事者部会

【日時】平成29年10月24日　14時～16時
【場所】文京シビックセンター3階　障害者会館　会議室B

【出席者】

志村　健一　(自立支援協議会　副会長)

小和瀬　芳郎　(障害当事者部会　部会長　精神障害)

天野　亨　(障害当事者部会　副部会長　身体障害)

永野　栄一郎　(知的障害　区民公募)

福田　美紗子　(身体障害　区民公募)

杉崎　裕介　(身体障害　施設推薦)

老　孝明　(精神障害　施設推薦)

竹間　誠次　(知的障害　区民公募)

中島　一浩　(障害福祉課　課長)

【事務局】　美濃口、鈴木、林　(文京区基幹相談支援センター)

【欠席者】　髙山　直樹　(自立支援協議会　会長)

【傍聴者】　3名

【開会前に事務局からの連絡】
・出欠席の確認
・会議録作成のため、会議内容の録音についての確認
・配布資料の確認

【開会の挨拶】　小和瀬部会長より
　
【議題】
１．障害当事者部会広報誌の配布状況の報告　資料第1号
・行政、区内事業所等合わせて、合計1,553部配布済み。
・配布状況や、反響を知りたいとの意見が挙がり、年度末に確認を行う予定。

２．文京総合福祉センター祭りの進捗状況及び内容検討　資料第2号
・祭り開催日時　平成29年11月11日 (土)、11月12日 (日)
　当事者部会催し：11月12日 (日)　10時～12時　(準備時間9時～10時・片付け12時～12時半)
　場所：文京総合福祉センター4階　リフレッシュルーム
・目的：当事者部会の広報をすることを中心に、健常者と障害者とふれあいや障害についての啓発を行う。
・開催名：「障害当事者部会体験コーナー　～すけだちくんカルタ・遊びグッズを使って～」

【決まったこと、準備できていること】
・ポスター掲示のポスター作成は完成。(すけだちくんカルタ読み札、取り札、差別解消カレンダー)
・ブースの看板は完成。
・当日差別解消法グッズカルタを各々持ち寄る。

【準備・検討・確認事項】
・車椅子の方のために長テーブルを設置する。カルタを並べる台として利用。
・カルタは委員6名が当日持参する。
・すけだちくんカルタを10～15枚程度の少ない枚数で準備し、ブースにいらした方に体験していただく。
・カルタ以外の遊び道具として、視覚障害者用オセロ、囲碁、トランプ、点字絵本なども準備する。
　白杖などの補助具も準備する。すけだちくんカルタの他に、幻聴カルタも用意。
・学生ボランティアについては東洋大学の先生を通じて学生に協力依頼済み。現在のところ応募者はい
ない。
・ポスターを貼るときは養生テープを使用する。
・看板はA3で1枚。部屋の外の壁に貼付して使用。
・チラシは100枚配布する予定。印刷は基幹相談支援センターで行う。
・差別解消法グッズファイルに広報誌(100部)入れる作業を行う。
・チラシは委員が来場者に手渡しし、そこでの交流も大切にする。
・委員作成のDVDも上映予定。プロジェクター、スクリーン、パソコンは基幹が準備する。
・当日役割分担をチラシ配りとブース準備、来場者の対応に分ける。
・祭り打合せ・準備日程：10月25日　15時～17時、10月28日　10時～15時
　11月4日　10時～15時、11月8日　15時～17時、11月11日　11時～(最終確認)　以下を予定。
　進捗状況により、準備回数が減る可能性あり。
　　　　　　　　　　　　

【委員からの発表　「知的障害者と接して思ったこと」　】
　知的障害があっても一人の人間として尊重され、尊厳が守られ、温かい見守りのある社会、ひとに優しい社会であってほしい。障害者を切り捨てる社会は差別的であり、温かい社会とはいえない。
健常者の援助や、歩み寄りによってその人らしく過ごせる社会になっていってほしい。
　障害者が自分の意見を言える場所や、仲間を見つけられるようになることは必要であり、当事者部会の情報発信をしていく目的としても重なる。
障害者への理解を深める啓蒙活動や、差別解消、権利擁護といったテーマも今後広報していくことが望ましい。

３．今後の障害当事者部会の方向性　　資料第3号1－3
【平成27年度の取り組み】
・当事者部会は3回しか行われなかった。
・委員からの希望により、平成28年1月29日に初めての懇談会を実施。
・広報誌作成にあたっての下地作りを行った。

【平成28年度の取り組み】
・会議5回実施。会議形式は3回。座談会形式は2回。
・広報誌の検討・発行
・福祉センター祭りへの参加、祭りの企画として障害当事者部会シンポジウムを開催。
・東洋大学でのシンポジウムに委員が参加。
・障害者差別解消グッズ作成のための協力。
・心のバリアフリーハンドブック改定内容に対しての意見。
・座談会形式を活用して他部会当事者委員と交流。
・広報誌vol.2の検討を行い、今年度につなげた。

【平成29年度の取り組み】
・広報誌vol.2の発行。
・障害当事者部会が主体となって、文京総合福祉センターまつりへ参加。
・今年度も継続して他部会当事者委員と交流。

【事務局より】
　年々、当事者部会の活動内容も変化している。
次年度以降、今までと同じような活動にするのか、新しい活動を行っていくのか、検討していくべき時期になってきた。次年度に向けて意見を集約したい。
【委員の意見】
・会議が多く、ゆっくりと交流することができなかった。
・当事者部会の活動は楽しかった。
・病気になり障害者になるまで全く知らない世界であった。当事者部会に参加してみて、自身の障害を受け入れられるようになったり、ほかの障害についても少しずつ理解できるようになってきた。
・座って話してばかりの会議形式が多かったので、部会のなかでは難しいかもしれないが、身体を動かしながら交流ができないか。(例：ラクーアでみんなでボーリングなど)
・大阪府堺市の当事者部会を傍聴したい。
・第4回の座談会形式のものを、どこかでレクリエーション活動ができないか検討するのもよい。
・次年度に向けての発信の仕方、何を発信していくのか検討する。
・この部会の良さは、委員の発言を尊重しているところ。
・障害の理解や勉強をする機会がほしい。
・ふれあいの集い(12月)に当事者部会で何か作品を出品してみるのはどうか。
・ケーブルテレビの取材を受け広報活動を行う。
・福祉センター祭りの感想や反省点などを振り返り、共有する機会を設ける。
・ヘルプマークの使用状況、体験談、感想などの意見交換会をしたい。
　ヘルプマークをつけていて良かったこと、つけなくなってしまった理由なども共有したい。
・ヘルプカードが使いにくい。実際に使ってみた利用者の意見を共有したい。
・カードケースや差別解消法ファイル、心のバリアフリーハンドブック、心のすけだちくんカルタ、すけだちくんカレンダーなど、制作の際に当事者部会としてかかわった活動のヒアリングを行い、意見交換を行っていきたい。

【区委員より】
　現在の委員での当事者部会は今年度残すことあと2回となった。
「当事者部会に参加して良かった」と思えるように、残りの回数で今年度の振り返りを行っていきたい。