賃貸住宅契約の敷金返還トラブル
更新日 2016年06月28日
相談内容
4年間住んだアパートを引越しした。きれいに使って住んでいたので、敷金は全額返金されると思っていた。ところが、ハウスクリーニング代に、クロスの張替え、畳表の交換の代金まで請求されたため、返金どころか不足分も支払わなければならなくなった。
アドバイス
賃貸アパートの敷金は、借主が家賃を滞納したり、不注意による汚損や破損があった場合の修繕費など、損害賠償の担保としてあらかじめ貸主に預けておく費用です。したがって、借主に何の落ち度もなければ退去時に返還されることになります。自然にできる汚れや傷み、経年変化による劣化の修繕費まで借主が負担する義務はありません。
契約時には契約書と重要事項説明書の内容をよく確認し、十分な説明を受けておきましょう。また、入居時には、後々のトラブルを避けるためにも室内を写真やビデオで撮っておきましょう。
退去時には、必ず貸主の立会いのうえで汚れや破損の確認をします。修繕が必要な場合には、修繕工事明細書などがガイドライン等(※)に従っているか確認しましょう。そのうえで、お互いに誠意を持って話し合いましょう。
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