千駄木二丁目東町会

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文京区町会連合会創立60周年記念誌「六十年のあゆみ」(2014年11月発行）掲載内容

 千駄木二丁目は、文京区の北東に位置し、台東区と境とする町である、徳川家康が江戸城を構えるにあたり、鬼門になる上野に東叡山寛永寺を建立し、護摩木を千駄ずつ納めるによって名づくともいう、又東叡山建立後、御宮及び大献院殿御霊屋の御薪として附せられる所以なりとある。
「新編無蔵土記」御林蹟地と題してこの林は、太田道灌が植えし栴檀の木多かりし故に栴檀木材と言える後に依って文字改めしなり。この説は正しいとも思われず、上人の伝えるところも信じ難し、かくの如くその昔、四十軒位の僻村であった、現在の我々の住む千駄木二丁目東町は明治十一年本郷区駒込千駄木町となる。昭和二十三年四月千駄木二丁目東部協力会発足、初代会長以後、代々の先人が営々と守り育て現在にいたるも幾多の難関あることを痛感致すところであります。
現在、組織は会長、副会長、会計、監事、1～5部長、総務部、文化部、防火部、防犯部、福祉部、交通部、環境衛生部、婦人部、公園管理部、地区対常任委員、各部により諸官庁行政への協力他町会運営活動をしている。近年振りこめ詐欺被害防止、首都直下型地震想定訓練など防災訓練が重要視されているが、人との繋がりが希薄になり気軽に手をさし延べることもままならなくなっている。町会員の勧誘については若い世代の人に町会活動に関心をもっていただき、いざというときに何事にも対応できる町会でありたい。