丸山福山町町会

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文京区町会連合会創立60周年記念誌「六十年のあゆみ」(2014年11月発行）掲載内容

丸山福山町の町名の由来は、私共地域の崖上に備後福山藩主阿部氏の藩邸（中屋敷）がありました。また、この台地一帯が丸山と呼ばれており、福山の名と併せて「丸山福山町」としたと伝えられています。この古い名称を引き継ぎ、現在の町会が誕生しました。
私共の町は、本郷区と小石川区との旧境界にあって、かつては凸版印刷や共同印刷の下請け業者が多く居住していましたが、現在は印刷後の加工をする紙工業者が多く見受けられます。この庶民的な町に、明治27年、樋口一葉が、母と妹の3人で越してきました。
昭和27年初代会長の笹田誠一氏が私費を投じて一葉の記念碑を建設されたので、往時を僅かに偲ぶことができます。町会では毎年献花を行っています。
平成16年には一葉の肖像が五千円札になり、当町会としては大変喜ばしく思っております。
その他町会行事として、白山神社の祭礼、あじさいまつり、盆おどり大会、秋の味覚まつり、餅つき大会などの行事を行っております。さらに、防災に関心を持ってもらうため、防災マップを作成し、避難所や消火器の場所などを分かりやすく表示するとともに、AEDを使用した救命救急講習会や防災用品の準備、訓練、他に防犯パトロール、交通安全、歳末警戒などの活動を続けています。