文京ふるさと歴史館
企画展示・イベント情報
ミニ企画展

常設展示 ミニ企画コーナー(2階常設展示室)


『涼風を呼ぶ−新派の名優・花柳章太郎の扇子−』


会期:
平成24年6月27日(水)〜9月23日(日)   

花柳章太郎が描いた朝顔の絵が印刷されている。
何かの記念の品として配布されたものであろう。
花柳章太郎が自作の句「声色の舟 遠ざかる 柳かな」に墨1色で柳の絵を書き添えた(直筆)。裏面には花柳と親交のあった画家・木村荘八の絵と句がかかれている。
 文京ふるさと歴史館では、関係者より寄贈された5千点を超える「花柳章太郎関係資料」を所蔵

しています。そのなかから、今回は花柳の所持していた「扇子」を紹介します。

(平成22年度特別展では、「文京ゆかりの名優・花柳章太郎-その人と芸-」を開催しました。)

花柳章太郎(1894〜1965)は、明治末〜昭和にかけて活躍した新派の俳優です。女形の芸を得意

とし、晩年には文化功労者、無形文化財保持者(人間国宝)となりました。また、幼少〜壮年期に

湯島に住んだ、文京ゆかりの人物でもあります。多芸多才なことでも知られ、本業の傍ら、絵画、

工芸、文筆などで優れた作品を残しました。

 俳優にとって扇子は、あおいで涼む道具としてだけでなく、芝居や舞踏の小道具として欠かせな

いものです。また、扇子は「末広」とも言われ、祝いや記念の品として配られることもあり、花柳

は弟子や知人からの依頼で扇子に下絵や自作の句を書くことが多くありました。仲間同士で合作な

どもしておりこれらの扇子からは、花柳の交友の一端をうかがい知ることができます。
文京ふるさと歴史館
〒113-0033 東京都文京区本郷4-9-29
TEL 03-3818-7221