令和元年度「和食の日」の取り組み
ユネスコ無形文化遺産登録された世界に誇れる「和食」の保護・継承と、情報発信できる子供を育成するため、平成29年度より学期に1回「和食の日」給食に全校で取り組んでいます。
平成30年度は日本料理「賛否両論」の店主である笠原将弘さんの監修を受け、本格的な和食献立を給食で実現しました。この日は牛乳に替わり日本茶を提供し、和食と日本茶のつながりを体感しています。
令和元年度1学期の様子
献立:ごはん、さばのごぼう照り焼き、人参と玉ねぎとじゃこのきんぴら、卯の花汁、緑茶
卯の花汁
=材料(4人分)=
鶏小間肉100g
しめじ 1/5パック
えのき1/4パック
生揚げ1/2枚
長ねぎ1/4本
おから大さじ1
白みそ大さじ1
赤みそ大さじ1
みりん大さじ1
だし汁カップ3
=作り方=
(1)しめじは小房にわけて、えのきは1/3に切っておく。
(2)長ねぎは斜め小口切りに切り、小松菜は茹でてざく切りにする。
(3)生揚げは短冊切りにする。
(4)出し汁に肉を加え、火が通ったらきのこ、生揚げを加え、ねぎ、みそ、みりん、おからを加えてひと煮たちさせて、仕上げに茹でた小松菜を加える。
学校の様子
令和元年6月17日を基準日として1学期の「和食の日」に取り組み、全区立小中学校で同じ献立を実施しました。明化小学校では、教室で電子黒板を使い、和食について学びながら、ごぼうの香りの良いさばのごぼう照り焼きや、揚げたじゃがいもの入ったじゃこと玉ねぎとにんじんのきんぴら、おからの入った卯の花汁など、季節感たっぷりの和食を味わいました。「きんぴらがおいしい」という声や、「魚とご飯がよく合う」という声が聞かれました。
森鴎外ゆかりの 文京区と相互協定を結んでいる島根県津和野町の「芋煮」を柳町小学校の給食に提供しました。
献立:舞茸ごはん、津和野町の芋煮、鶏の竜田揚げ、ひじきサラダ、牛乳
日本三大芋煮とは
山形県のほぼ中央に位置する芋煮会発祥の地、中山町で生まれた鱈の干物を使った芋煮。
島根県の西端部に位置し「山陰の小京都」と呼ばれる津和野町に根付く、炙り小鯛を使った芋煮。
市の中央部を豊かな肱川が流れ、海山川の恵みが豊富な愛媛県大洲市に根付く、具沢山のいもたき。
この3つを日本三大芋煮と呼びます。
学校の様子
10月10日(木曜日)、山形県中山町、愛媛県大洲市と並んで「日本三大芋煮」と称される、島根県津和野町の「芋煮」を、柳町小学校の給食に提供しました。里芋は津和野町から提供して頂いたもので、児童たちは鯛のうまみが出た出汁と、ねっとりとした里芋を味わい、「いつもの里芋と違う!」「鯛の出汁がおいしい!」と津和野の里芋をじっくり味わいました。津和野町の紹介も視聴し、理解を深めました。
津和野町東京事務所から職員が来校し、児童たちに直接津和野町のお話をしました。
金富小学校で本三大芋煮のひとつ愛媛県大洲市「いもたき」を給食に提供しました。
献立:栗ご飯(大洲市産の栗)、いもたき、しめ豆腐和え、梨(大洲市産) 、牛乳
学校の様子
10月3日(木曜日)、山形県中山町、島根県津和野町と並んで「日本三大芋煮」と称される、愛媛県大洲市の「いもたき」を、金富小学校の給食に提供しました。児童たちは甘めのしょうゆ味で里芋やこんにゃく、鶏肉など具沢山の「いもたき」を味わい、成澤区長も二宮大洲市長と会食しました。里芋は大洲市から提供して頂いたもので、他にも大洲市名産の栗、しめ豆腐、梨が献立に登場し、児童たちは大洲の里芋を味わいながら、大洲市長からのビデオレターを視聴し、大洲市の文化や歴史、郷土の魅力にも触れ、食を通した交流を深めました。
本郷小学校で日本三大芋煮、山形県中山町の「芋煮」、愛媛県大洲市「いもたき」、島根県津和野町の「芋煮」を給食に提供しました。
献立:塩おにぎり、山形県中山町の「芋煮」、愛媛県大洲市「いもたき」、島根県津和野町の「芋煮」、みかん 、牛乳
学校の様子
11月25日(月曜日)「日本三大芋煮」と称される、山形県中山町の「芋煮」、愛媛県大洲市「いもたき」、島根県津和野町の「芋煮」を本郷小学校の給食に提供しました。給食時間前に、パワーポイントでそれぞれの地域、芋煮の特徴を学びました。里芋は中山町から提供して頂いたもので、子どもたちはそれぞれの芋煮を食べ比べながら、「里芋がおいしい!」「この芋煮が一番おいしいな!」など感想を言い合いながら、楽しく給食を頂きました。
令和元年度2学期の様子
献立:ごはん(魚沼産コシヒカリ)、鶏肉の幽庵焼き、菊花入りおひたし、根菜のごま豚汁、ほうじ茶プリン、緑茶
鶏肉の幽庵焼き
=材料=4人分
鶏もも肉320g(大1枚)
しょうゆ小さじ2
みりん小さじ1
酒小さじ1
〈たれ〉
ゆず絞り汁小さじ1~2
しょうゆ小さじ2
みりん小さじ2
砂糖小さじ1強
酒小さじ1
片栗粉少々
水少々
=作り方=
(1)鶏肉は4枚にそぎ切りにし、しょうゆ、みりん、酒で下味をつける。
(2)フライパンを火にかけて、中火で焼き色がつくまで焼く。裏返して火を弱め、フタをして5~7分焼いて中まで火を通す。
(3)ゆず果汁と調味料を合わせて煮立てる。
(4)水溶き片栗粉を(3)に加えとろみをつけて火を消す。
(5)焼き上がった鶏肉にたれをかける。
※お好みで、ゆず皮を刻んでたれに加えると、より風味が増します。
学校の様子
令和元年11月22日を基準日として2学期の「和食の日」に取り組み、全区立小中学校で同じ献立を実施しました。茗台中学校では教室で電子黒板を使い、和食について学びながら、新米コシヒカリのご飯、柚子の香りの良い鶏肉の幽庵焼き、菊の花の入った菊花入りおひたし、ほうじ茶をつかったほうじ茶プリンなど、季節感たっぷりの和食を味わいました。「ご飯がもちもちしておいしい。」「鶏肉がおいしい。」などの感想を聞かせてくれました。 2年生は 11月12日(火曜日)にお茶処静岡県牧之原市役所の職員を講師に招き、お茶の淹れ方などを学んだので、牧之原市のお茶を淹れて、湯呑で給食時間に頂きました。「お茶がご飯に合っておいしい。」との声が聞かれました。
本郷台中学校では、日本茶の淹れ方を学びました
11月1日(金曜日)本郷台中学校では、東京都茶協同組合の日本茶インストラクターを講師に招き、お茶の産地、お茶の種類、おいしいお茶の淹れ方などを学びました。様々なお茶を触ったり、香りをかいだりして確認し、お茶の淹れ方を学んだ後は、同じ班の友達をおもてなしするように、心をこめてお茶を淹れました。丁寧に淹れたお茶はとてもおいしく、最後にお茶がらにポン酢をかけたものもいただき、お茶をあますところなく楽しみました。
令和元年度3学期の様子
献立:明日葉菜飯、鶏肉のみそ焼き、トビウオのつみれ汁、芋ようかん、緑茶
トビウオのつみれ汁
=材料(4人分)=
トビウオすり身100g
タラすり身100g
長ねぎ30g
にら10g
生姜おろし汁少々
赤みそ小さじ2
三温糖小さじ1/2
酒小さじ1/2
塩少々
片栗粉小さじ1
だし汁3カップ
豆腐1/4丁
にんじん30g
白菜葉2枚程度
葉ねぎ2本程度
しょうゆ小さじ2
酒小さじ1
塩適宜
=作り方=
(1)長ねぎ、にらはみじん切りにし、人参、白菜、葉ねぎは食べやすい大きさに切る。
(2)トビウオ~片栗粉の材料をよく混ぜ合わせる。
(3)だし汁を火にかけ、(2)を一口大にして、加え煮る。
(4)にんじん、白菜、さいの目に切った豆腐を加え、煮えたら調味する。
(5)最後に、葉ねぎをちらす。
※トビウオやタラ以外の、アジやイワシのすり身でも、おいしく作ることができます。
学校の様子
令和2年1月24日を基準日として3学期の「和食の日」に取り組み、全区立小中学校で同じ献立を実施しました。第三中学校では、朝の学習の時間に、文京区の和食のリーフレットを見ながら和食について学び、給食時間には、トビウオのうまみがたっぷりのつみれ汁、さつま芋を丁寧に裏ごしして作った芋ようかんなど、一品一品に手間のかかる、季節感たっぷりの和食を味わいました。生徒からは「トビウオのだしが出ていて美味しい。」「芋ようかんが売り物みたいに美味しい。」などの感想が聞かれました。
平成30年度の様子
平成29年度の様子
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