平成29年度「和食の日」の取り組み
ユネスコ無形文化遺産登録された世界に誇れる「和食」の保護・継承と、情報発信できる子供を育成するため、平成29年度より学期に1回「和食の日」給食に全校で取り組んでいます。
日本料理「賛否両論」の店主である笠原将弘さんの監修を受け、本格的な和食献立を給食で実現しています。この日は牛乳に替わり日本茶を提供し、和食と日本茶のつながりを体感しています。
平成29年度1学期の様子
献立:ごはん、白身魚のずんだ焼き、なすと桜海老の田舎煮、新ごぼうと油揚げのみそ汁、昆布とかつお節のつくだ煮、緑茶
白身魚のずんだ焼き
=材料(4人分)=
白身魚(すずき、たいなど) 50g4切れ(塩・酒少々をふっておく)
むき枝豆 80g
西京みそ 小さじ1~2
さとう 小さじ1
だし汁 大さじ1
=作り方=
(1)枝豆は細かく刻むかフードプロセッサーにかけ、調味料とだし汁をまぜ、ずんだあんを作る。
(2)魚の切り身をオーブントースター又は魚焼きグリルで8割ほど焼き、ずんだあんをぬり、再度焦げ目が付くくらい焼く。
文京区民チャンネルすこやかCookingで作り方を紹介した番組をYouTubeで配信しております
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なすと桜海老の田舎煮
=材料(4人分)=
なす 2本
ピーマン 1個
じゃがいも 1個
かぼちゃ 60g
干し桜えび 5g
だし汁 1カップ
さとう 小さじ2~3
しょうゆ 大さじ1
油
=作り方=
(1)野菜は乱切りに切る。(なすとピーマンは素揚げすると鮮やかな仕上がりに)
(2)じゃがいもとかぼちゃは電子レンジで加熱しておく。
(3)鍋に油小さじ1ほど入れ、桜えびを炒め、だし汁と調味料を入れる。野菜類を加えて煮る。
金富小学校では笠原さんをお招きして、お話を伺いました
平成29年7月19日を基準日として1学期の「和食の日」に取り組み、全区立小中学校で同じ献立を実施しました。白いご飯と一緒におかずを食べ、だしの香りとうま味も存分に味わいました。
金富小学校では、献立の考案者である笠原さんをお招きし、給食作りに参加していただいたり、子供たちと会食をしたりしました。児童集会では和食について子供たちにお話していただき、「日本は四季があり、南北に長いことから、おいしい食材がたくさんあります。すばらしい日本に感謝し、自分の国のお料理を大好きになってほしいです。」とメッセージをいただきました。
茗台中学校では、日本茶の入れ方を学び、地域の方をおもてなししました
茗台中学校では、お茶処静岡県牧之原市役所の職員を講師に招き、めいだい日本茶道場~今さら聞けないお茶の秘密~を開催。お茶の歴史や日本の生活におけるお茶の役割、季節に合わせたお茶の淹れ方を学びました。地域の皆さんを学校に招待して給食を一緒に食べ、交流を深める行事「ふれあい給食」を和食の日に実施し、1年生がお茶を淹れてもてなし、大変喜ばれました。
平成29年度2学期の様子
献立:ごはん(魚沼産コシヒカリ新米)、サバのごぼう照り焼き、秋のおひたし、根菜のごま豚汁、緑茶
サバのごぼう照り焼き
=材料(4人分)=
サバ(青身の魚がおすすめ) 60g4切れ
ごぼう 1/4本
しょうゆ 大さじ1
酒大さじ1
みりん大さじ1
さとう小さじ1
=作り方=
(1)ごぼうは軟らかくゆでて、みじん切りにする。
(2)調味料と(1)のごぼうを混ぜ、サバを漬け込む。
(3)(2)のサバにごぼうをすくいのせ、オーブントースター又は魚焼きグリルで焼く。
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秋のおひたし
=材料(4人分)=
しめじ 1/3袋
えのきたけ 1/3袋
まいたけ 1/3袋
こまつな 1/2束
にんじん 1/6本
だし汁 1/2カップ
しょうゆ 大さじ1
みりん 大さじ1
=作り方=
(1)野菜は食べやすく切り、ゆでて水気をしぼる。
(2)きのこはそれぞれ根元を切り、食べやすくほぐす。
(3)鍋にだし、調味料を入れ、(2)を火が通るまで煮る。(1)の野菜を加え、味を含ませる。
千駄木小学校では、笠原さんをお招きしてお話を伺いました
平成29年11月24日を基準日として2学期の「和食の日」に取り組み、全区立小中学校で同じ献立を実施しました。魚沼から新米を購入し、稲穂も展示しました。秋の味覚を存分に味わいました。
千駄木小学校では、献立の考案者である笠原さんをお招きし、給食作りに参加していただいたり、子供たちと会食をしたりしました。
まず、全校朝会では笠原さんから、日本の食文化を大切にして欲しいと子供たちにお話しがあり、「和食に慣れ親しみ、和食を食べて健康に育ってほしいです。」とメッセージをいただきました。
その後、笠原さんは給食室に入り、700人分の給食作りに参加。一つ一つ丁寧にごぼうソースをかけてくださいました。
5年生は日本文化の学習の一環として、和食器を使用して給食を食べ、後日、和食器について詳しく学びました。
<子供たちの声>
・今日の給食がおいしく、貴重な体験ができたので、もっと和食を食べようと思った。
・脂がのった魚とごぼうが合っていておいしかった。
・ごま豚汁は、ごまの風味がよかった。
・「口内調味」という、口の中で味の濃いもの薄いものを一緒に食べることで食事がおいしくなるという、ごはん食のよさの話が勉強になった。
・和食器は、絵柄も味も楽しめた。マナーを守りたくなった。
・和食器の絵柄の意味や願いなどから、昔の人たちの苦労などがよく伝わった。
平成29年度3学期の様子
献立:ごはん、ブリのから揚げ大根あんかけ、玉ねぎとじゃこの金平、じゃが芋と小松菜のみそ汁、緑茶
ブリのから揚げ大根あんかけ
=材料(4人分)=
ブリ(カジキ、サワラ、サケでも) 60g4切れ
※下味(黒こしょう少々、しょうゆ小さじ1、みりん小さじ1)
片栗粉 大さじ2
揚げ油
だし汁 カップ1
大根 厚さ3cm
しょうゆ 大さじ1
みりん 大さじ1
片栗粉 小さじ1(水 小さじ2で溶く)
万能ねぎ 少々
=作り方=
(1)魚に※下味をし、15分ほどなじませる。
(2)(1)の魚に片栗粉をまぶし、180度の油で揚げる。
(3)だし汁に細切りにした大根を入れてさっと煮て、しょうゆとみりんで調味する。
(4)(3)に水溶きした片栗粉を入れてとろみをつけ、仕上げに小口切りにしたねぎを入れる。
(5)(2)の揚げた魚に(4)の大根あんをかけて出来上がり。
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玉ねぎとじゃこの金平
=材料(4人分)=
にんじん 1/2本
玉ねぎ 1/2個
れんこん 1/4節
ちりめんじゃこ 16g
炒め油 小さじ2
酒 小さじ2
さとう 小さじ2
しょうゆ 小さじ2
白いりごま 小さじ2、一味唐辛子少々
=作り方=
(1)にんじんは5cm長さの細切り、玉ねぎとれんこんは薄切りにする。
(2)フライパンを熱して油を入れ、(1)を炒め、しんなりしたらじゃこを加え炒める。
(3)調味料を入れて味を調え、仕上げにごまとお好みで一味唐辛子を加える。
第三中学校では、笠原さんをお招きしました
平成30年2月8日を基準日として3学期の「和食の日」に取り組み、全区立小中学校で同じ献立を実施しました。冬ならではの献立を味わいました。
第三中学校では、献立の考案者である笠原さんをお招きし、給食作りに参加していただいたり、生徒たちと会食をしたりしました。
1年B組では、笠原さんから、金平の語源や魚のお話などをうかがい、和食の素晴しさを学びました。
<生徒たちの声>
・和食は栄養バランスが良く、体に良いことが分かりました。日本の四季、旬にそった食材を使う和食が、日本の文化として何千年も続いてほしいと思いました。
・改めて和食のおいしさ、健康に良いということを学びました。これからは和食を食べる時、味わいながら食べていこうと思いました。
・私は魚が好きではありませんでした。しかし、今日の給食がとてもおいしくて、魚が少し好きになりました。
・僕は野菜が苦手だけど、今日の給食の野菜は美味しく食べることができました。和食が大好きなので、これからも和食を食べていきたいと思いました。
・今日の給食がおいしかったので、和食がもっと好きになりました。
・笠原さんのお話で、日本の伝統的な食事のことがとてもよくわかりました。これから日本の文化を大切にしていきたいと思いました。
・脂ののったブリがパリっと揚がっていて、食べていてとても幸福な気持ちになりました。
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