平成29年度特別職報酬等審議会

特別区人事委員会が給料表に関する勧告を行ったことに伴い、平成29年11月6日、区長は、区議会議員の議員報酬の額と区長、副区長及び教育長の給料の額（以下「特別職の報酬等の額」）について、特別職報酬等審議会に意見を求めました。

審議の結果、平成29年11月16日、審議会から、特別職の報酬等の額については、「現在の額を基準として0.13％に相当する額を引き上げることが妥当である」との答申を受けました。

平成29年度特別職報酬等審議会答申（写）(PDFファイル; 161KB)

 答申の要旨

1 基本的な考え方

特別職の報酬等の額については、以下の点を考慮し、総合的に判断する。

1. 10月の月例経済報告（内閣府）によると、「景気は、緩やかな回復基調が続いている。」
2. 文京区は、着実な財政運営を行っており、特別区税収入も堅調に推移しているが、社会保障関係経費の増加や施設改修等の課題もあり、予断を許さない状況である。
3. 特別区人事委員会により、一般職の月例給を0.13%引き上げ、また、勤勉手当については、0.1 月引き上げる勧告が出ている。 
4. 文京区の特別職の報酬等の額は、23 区中、中位から下位に位置している。

2 審議会における議論

1. 区政を取り巻く社会経済情勢を踏まえる必要がある。
2. その上で、特別区人事委員会が、公民較差を解消するため、一般職の給与に対して、昨年の0.15%に引き続き、今年も0.13%引き上げる勧告を行ったことについて、十分考慮する必要がある。
3. 昨年度、本審議会からの答申による報酬の引上げが行われなかったことは、社会情勢等を考慮しての総合的判断であったと理解できるが、遺憾である。
4. 上記の他に、若い世代として保育園等の子育て支援施策の充実に区財源を充てるべきであり、他の特別区と相対的に比較し現行の報酬等が低い位置にあることを理由に引上げるというのは賛成しかねる、などの意見があった。 

3 審議結果

特別職の報酬等の額については、現在の額を基準として0.13%に相当する額を引き上げることが妥当である。

4 審議会委員（敬称略）

【会長】金子 收 【会長職務代理者】 高橋 毅喜

【委員】雨宮 由卓、岡田 伴子、尾高 勝郎、北村 佑実子、玉澤 靖孝、二瓶 紀子、宮﨑 淳、吉川 豊

答申を受けての改正内容

区長、副区長及び教育委員会教育長の給料

区議会議員の議員報酬

平成29年度第1回文京区特別職報酬等審議会 

平成29年度第1回文京区特別職報酬等審議会を、以下のとおり開催しました。

日時

平成29年11月6日（月曜日）午後6時から

場所

シビックセンター16階庁議室

資料

委員名簿(PDFファイル; 107KB)

次第(PDFファイル; 78KB)

資料第1号  文京区特別職報酬等審議会条例(PDFファイル; 94KB)

資料第2号  文京区特別職報酬等審議会の運営等について(PDFファイル; 99KB)

資料第3号  文京区長及び副区長給与条例(PDFファイル; 88KB)

資料第4号  文京区教育委員会教育長の給与及び勤務に関する条例(PDFファイル; 105KB)

資料第5号  文京区議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例(PDFファイル; 152KB)

資料第6号  特別職等の職務(PDFファイル; 135KB)

資料第7号  文京区特別職報酬等月額（増減率）の推移(PDFファイル; 373KB)

資料第8号  23区職別年収比較表(PDFファイル; 99KB)

資料第9号  平成29年特別区人事委員会勧告の概要(PDFファイル; 326KB)

資料第10号  文京区の財政状況(PDFファイル; 336KB)

【参考資料】

特別職の報酬等の改定について（案）(PDFファイル; 83KB)

答申案について(PDFファイル; 136KB)

会議録

会議録（要旨）(PDFファイル; 185KB)