令和2年度保育士・児童指導員インタビュー
保育士(令和元年度入区・女性)
保育士/児童指導員を目指したきっかけを教えてください
子どもが大好きで、子どもに関わる仕事がしたいと思い、保育について学べる学校にいきました。そこで勉強する中、子どもの豊かな成長・発達には周りの環境が大きく影響することを知りました。学んだことを実践して、子どもの成長に携わりたいと思ったことがきっかけです。
文京区を選んだ理由を教えてください
はじめは大学の先生からの勧めでした。文京区では政策として、「生きる力」を育むことに取り組んでいることや、文京区独自の幼児教育・保育カリキュラムがあることなど、教育・保育に力が入っていると感じ、自分もそこで働きたいと思ったからです。
また、文京区では子育て支援が充実しているため、保護者の方にも寄り添うことができると感じました。
現在の仕事内容を教えてください
子ども達が安心して安全に過ごせるように、日々保育をしています。
子ども達にとって豊かな経験となるように、日々の活動を考え、環境を設定しています。継続的な保育となるように、一日の振り返りをして、職員間でも話し合い、次の保育に生かしています。子ども達の成長につながるように、子ども達の小さな気づきを大切にしています。
職場の雰囲気を教えてください
風通しがよく、職員同士での情報共有が盛んに行われています。
そのため、他のクラスの園児の様子も共有でき、園全体での保育が可能です。
受験対策について教えてください
参考書や公務員試験の過去問を通して、問題の特徴をつかむと対策がしやすいと思います。
また、面接対策としては、自治体の特色を知るために、実際に行ってみるとイメージがつくと思います。
受験生へメッセージをお願いします
文京区は都心では珍しい緑豊かなまちです。季節の変化を子ども達と一緒に楽しみましょう。
文京区で一緒に働けることを楽しみにしています。
保育士(平成27年度入区・女性)
保育士/児童指導員を目指したきっかけを教えてください
保育士を目指したきっかけは2つです。
1つ目は子ども達と子どもの世界が好きで興味が尽きないということ。
2つ目は、子ども時代が一生を生きる力の礎になるという実感から持った、少しでも誰かの力になりたい、という願いです。
文京区を選んだ理由を教えてください
保育士の配置数等、文京区は子どもに対して手厚いようだ、と聞いて、子ども1人1人を大切に保育ができると期待して選びました。
また、大学時代から楽しく過ごした文京区なので、単純に好きだったからということも後押しになりました。
現在の仕事内容を教えてください
保育園で保育をしています。現在の園が最初の配属であり、今年で入区6年目ですので、乳児クラスも幼児クラスも担任を経験させていただきました。
現在は0歳児クラスの担任をしています。
職場の雰囲気を教えてください
現在勤務している保育園では交流保育を日常的にしていて、子どもも職員も皆の顔がよく見える園です。外部から見に来られた先生に、「この保育園は”おうち”である」と表現されたこともあります。
受験対策について教えてください
一般教養、専門の択一試験だけでなく、作文も面接もあります。持っている思いや力をそのまま表現できるように、言葉にしながら整理しておくといいかもしれません。
受験生へメッセージをお願いします
受験も保育も健康が必須です!大変な時期ですが、体調には十分お気をつけて下さいね。
毎日子ども達に教えてもらうこと、見せてもらうことがいっぱいの楽しい保育園でお待ちしています!
児童指導員(令和元年度入区・女性)
保育士/児童指導員を目指したきっかけを教えてください
大学在学中、ボランティア活動を続ける中で、様々な困難を抱えながら社会に適応するために努力される障害を抱えた方やその家族、学校現場の苦悩する姿を間近で見ることができ、特に家族の苦労や時間的、身体的負担を肌で感じてきました。住民の身近な存在として、業務を通じケアできる「福祉職」の仕事をしていきたいと思いを強くしたから児童指導員を目指しました。
また実習を通じ、「生きづらさ」を感じている子どもたちが適切な支援と周囲の積極的な関わりで前向きに変われた姿を目にし、やりがいを感じていたことも理由の一つです。
文京区を選んだ理由を教えてください
子ども宅食の運営に限定したふるさと納税の仕組みなど、福祉施策に対する明確な姿勢を感じる事が出来、子どものために何か出来ることはないかと考えていた自分の考えに合致したため選びました。
また、保育士以外の児童指導員、社会福祉士といった職種も積極的に採用されており、ここでなら自分も前向きに仕事に取り組めるのではないかと希望を感じたからです。
現在の仕事内容を教えてください
現在、育成室職員として配属されています。育成室とは、学童保育室のことで文京区ではこの名称で呼んでいます。事務作業や学校のない時間を子どもたちと過ごすことが主な仕事です。イベント(誕生日会)や季節ごとの行事(縁日・遠足)、毎日の生活の中で子どもが楽しめる工作や遊びの企画も積極的に行います。また、学齢も学校も違う子どもたちが集まるため、それぞれの特性や成長に合わせた対応、安全管理に配慮しています。
職場の雰囲気を教えてください
職場内には、正規職員だけではなく、会計年度任用職員も配置されており、幅広い年代の方がいらっしゃいます。そのため、今までの経験や知識、アイディアを出し合いながら毎日会議を重ね、子どもの成長を促しながら、安全に過ごせるように取り組んでいます。仕事でのアドバイスもたくさんの方からいただけるので、自分の知識の幅が広がっていると感じています。職員同士の連携も強くアットホームな職場です。
受験対策について教えてください
何から対策をすればよいか、わからないことが多く不安に感じていました。しかし、筆記試験では、過去の公務員試験の問題を解くことに力を入れ勉強しました。面接対策では、自分の経験に即して、自分の言葉で話ができるよう、事例を交えて受け答えが出来るよう心掛けました。自分と向き合い、自分の考えをアピールすることに難しさを感じていましたが、練習を積み重ねるごとに自信を持って挑むことが出来たと実感しています。
受験生へメッセージをお願いします
色々な志を持った方との出会いは刺激的で、自分の糧になっていると実感しています。また、公務員であるからこその区民(保護者)からの信頼や、期待も仕事のやりがいとなります。是非これから切磋琢磨し合いながら一緒に働きましょう。
児童指導員(平成27年度入区・男性)
保育士/児童指導員を目指したきっかけを教えてください
夏休みに文京区の育成室でのアルバイトに誘われたことがきっかけです。それまで子どもと関わるのはどちらかと言えば苦手でした。ですが、たった10日間の関りの中でも、一緒に過ごした子がお別れのときに泣いてくれたり、ある子は家族旅行より私と遊びたいからと育成室に来てくれました。正規職員になって入室から卒室までの3年間一緒に過ごすことができたのなら、どれだけの宝物が得られるだろう…と思ったのが原点です。あの時小学一年生だった子は今年高校二年生。「文京区内にいれば会いに行ける」が口癖で、休みになると児童館に顔を見せに来てくれます。長く関わっていけることは、職員にとっても子どもたちにとっても幸せなことです。
文京区を選んだ理由を教えてください
中学時代より文京区に通っていたという縁もありますが、一緒に働いていきたい育成室や児童館の先生が居たからが最も大きな理由です。
また、育成室・児童館の仕事を公設公営でしたいと思っており、文京区は全国的に数少ない公設公営を維持している現場でもあったからです。
現在の仕事内容を教えてください
児童館併設の育成室の担当です。学校を終えた子どもたちと一緒に遊び、一緒に学び、一緒に歩んでいくお仕事です。日中、就労等により不在の保護者に代わり、子どもたちの「ただいま」や想いを受け留め、「また明日ね」って笑顔で言って帰れるように全力で関わる。そんな我が子を見て保護者は安心して仕事に向かえる。保護者にまた励まされ、もっと頑張れる。支え、支えられ、子どもたち・家庭・職員みんなで協力してみんなで成長していける、ドラマ溢れる仕事だと思っています。
職場の雰囲気を教えてください
子どもたちのことを真剣に、きめ細やかに話していける、とても良い職場環境だと思います。勿論それだけではなく、休憩時間には近所のおいしいパン屋さんの話や自身の健康の話とかも気兼ねなくできます。もし、やりづらいなと感じることがあれば、自分から元気に挨拶してみてください。職場の不協和音はコミュニケーション不足からくるものもあるかと思います。率先して確認や相談を行い、相手のことも分かり自身のことも分かってもらうことで、変わってくるものもあるかもしれません。
受験対策について教えてください
過去問が出回っておらず、どんな問題が出てくるか分からなかったので特別区に準じた問題が出るだろうと予想しました。
筆記は、マークシートと違い、自分の想いが唯一込められるところだと私は思っています。丁寧な字で読み手を意識して綴りたいものです。特別区の試験と保育士の試験勉強をしていれば、順応できるどころか手応えも得られるのではないでしょうか。
受験生へメッセージをお願いします
職員が健康で安心して働き続けられることは、子どもたちの幸せに直結していきますし、子どもたちの幸せは家族(区民)の幸せにつながっていきます。文京の保育の担い手としての皆さんの合格とご活躍をお祈りしています。