主要課題No.42 安全・安心で快適な公園等の整備
更新日 2024年03月27日
最新の戦略シート
(1) 現状
- 公園は、良好な都市環境の提供のほか、子どもの遊び場や地域の交流・連携の拠点、都市の防災性の向上等、様々な役割を担っており、現在見直しを進めている「文京区都市マスタープラン」においても、公園などの緑と水のまちづくりの推進が求められています。
- 公園は、様々な世代が利用する地域の身近な公共施設です。多様な利用者のだれもが安全に利用でき、ボール遊び等のびのび遊ぶことのできる環境整備へのニーズが高まっている等、特色ある公園づくりが求められています。
- 令和5年4月現在、区内には、公園46園、児童遊園66園あります。このほかに都立公園等含めた区民一人当たりの公共的緑地の面積は、2.48平方メートルとなっています。
- 区内の公園の約5割以上が、開設または大規模改修後、30年以上経過しています。特に昭和40~50年代に開設された公園が多く、利用者の安全確保の観点から適切な維持管理を行っていますが、開設又は大規模修繕年数が経過している公園等では、老朽化している施設も多く、利用者ニーズに対応するためには施設の更新や、公園のリニューアルが求められています。そのため、「文京区公園再整備基本計画」に基づき、区民参画による計画的な公園の再整備等を行うほか、公園等の状況により、部分改修にも取り組んでいます。
- また、区では、公衆・公園等トイレの整備について、地域の意向等も踏まえながら対応しており、今後とも公園等の再整備とあわせて、計画的に整備を進めていきます。
- 元町公園について、旧元町小学校との一体的活用を見据えた再整備を進めているほか、今後は、竹早公園について、小石川図書館等との一体的な整備を進めていきます。
関連する主な計画等
- 文京区みどりの基本計画(令和2年度~令和10年度)
- 文京区公園再整備基本計画(令和3年度~令和12年度)
- 文京区都市マスタープラン(平成23年度~令和12年度)
関連データ
- 開園または再整備等から経過した年数
区立公園等112園のうち、開園又は再整備等から30~59年経過する園は40園(35.7%)、60年以上経過する園は18園(16.1%)あり、全体の約2分の1(51.8%)が開園又は再整備等から30年以上経過しています。なお、平成25年度から再整備等に取り組んでいるため、開園又は再整備から10年未満の区立公園等も増加しています。 - 再整備等を実施した区立公園等一覧
公園再整備基本計画等に基づき、平成25年度からこれまでに再整備等を実施した区立公園等は37園あり、そのうち令和元年度以降の整備実績は19園です。また、現在再整備に向けて設計を行っている公園等は2園あります。
(2) 課題解決に向けて取り組むべきこと
- 区立公園等が今後も多くの人に親しまれるよう、区民参画により計画的に再整備等を実施するほか、利用者が施設を安全に利用できる環境を整備する必要があります。
- ユニバーサルデザインに配慮した遊び場の整備等、新しい時代のニーズにあわせ、利用者にとって魅力があり、都市においての機能を最大限に発揮出来る公園づくりを推進する必要があります。
(3) 4年後の目指す姿
より安全・安心な公園等が計画的に整備され、地域の身近な公共施設として、だれもが快適に利用している。
(4) 計画期間の方向性
公園再整備による良好な環境づくり
安全・安心に配慮しながら、地域住民のニーズを踏まえた施設整備を進めるとともに、地域の憩いの場となる公園づくりを推進します。あわせて、都市においての機能を最大限に発揮できる公園づくりを推進します。
(5) 手段 (当初事業計画)
事業番号 | 計画事業 | 所管課 |
---|---|---|
147 | 公園再整備事業 | みどり公園課 |
148 | 元町公園整備事業(旧元町小学校との一体的整備) | みどり公園課 |
149 | 竹早公園整備事業(小石川図書館との一体的整備) | みどり公園課 |
150 | 緑の維持及び緑化啓発事業 | みどり公園課 |