主要課題No.41 誰もが暮らしやすいまちのバリアフリー化の推進

最新の戦略シート

令和6年度 戦略シート(PDFファイル; 885KB) 

課題解決に向けたストーリー 

(1)  現状

• 本区では、関連法令に基づき、行政や事業者がそれぞれの道路や施設のバリアフリー整備を進めていますが、事業主体や対象が異なる施設間でのバリアフリーの一体性・連続性を図ることが必要です。
• 平成28年3月に「文京区バリアフリー基本構想」を策定し、公共交通事業者・道路管理者・公安委員会・公園管理者・建築物管理者等の各事業者が共通の方針に基づき、主体的に事業を推進し、重点的かつ一体的なバリアフリーを実現していくこととしています。
• 「文京区バリアフリー基本構想」の方針に基づき、平成28・29年度に「文京区都市マスタープラン」に示す5地区（都心地域・下町隣接地域・山の手地域東部・山の手地域中央・山の手地域西部）ごとに地区別計画を策定し、特性に応じた特定事業（公共交通や道路、建築物等のバリアフリー化に関する事業）を実施しています。
• 令和4年度に行った中間評価では、推進協議会を中心に、特定事業の進捗状況の確認や、完了した主な特定事業の現地確認等を行い、事業種ごとの評価や区全体のソフト施策等について評価しました。また、その結果を踏まえて、今後の基本構想の推進に関する留意点をとりまとめました。
• 「文京区バリアフリー基本構想」の地区別計画で位置付けた683の特定事業のうち、完了した事業は228件で、継続的な取組や何らかの検討を始めた事業も含めると507件（令和4年度末時点）となっており、特定事業の着手・完了事業は、年々増加傾向にあります。
• 生活関連経路に指定された区道（一次経路及び歩道のある二次経路）の整備は、計画通りの進捗率（350m/年）を確保しています。
• また、ソフト対策として、助け合いの意識を喚起する標識の設置や、バリアフリーマップを作成し、バリアフリー設備の情報発信を行っています。 

関連する主な計画等

• 文京区都市マスタープラン（平成23年度～令和12年度）
• 文京区バリアフリー基本構想（平成28年度～令和7年度） 

関連データ

1. 各地域における特定事業等の進捗状況
   特定事業683件のうち、令和4年度までに実施し、完了した事業は228件ありました。また、継続的な取組を行っている事業と実施中の事業を合わせると、507件あります。
   
2. 生活関連経路に指定された区道（一次経路及び歩道のある二次経路）のバリアフリー整備
   平成29年度から、生活関連経路に指定された区道のうち、一次経路7.0km、歩道のある二次経路6.7kmの計13.7km（バリアフリー基本構想策定時点）に対し、バリアフリー基本構想の観点を踏まえた整備を進めています。令和4年度末時点で、15.0％まで整備しています。
   

 (2)  課題解決に向けて取り組むべきこと

• 「文京区バリアフリー基本構想」の地区別計画に基づく特定事業の進捗管理を行うとともに、状況の変化により新たに生じた課題については、特定事業に位置付け、事業を推進していく必要があります。
• 生活関連経路における計画的な整備を推進していく必要があります。

(3)  4年後の目指す姿

多様な区民が利用する生活関連施設と、生活関連経路の一体的なバリアフリー化が進展している。

(4)  計画期間の方向性

バリアフリー基本構想の推進

バリアフリー基本構想の目標年次である令和7年度に向け、中間評価の結果も踏まえ、地区別計画に基づく特定事業の進捗管理を行うとともに、道路や施設等のバリアフリー化を一体的に推進します。

(5)  手段 （当初事業計画）