川内原発及び伊方原発の運転停止を求める要望書
川内原発及び伊方原発の運転停止を求める要望書
昨年8月の九州電力川内原子力発電所1号機の再稼働に続き、今年8月12日には四国電力伊方原子力発電所3号機が、国民の反対の声もある中、再稼働しました。
四国電力伊方原子力発電所は佐田岬半島の付け根に立地し、地震や津波を伴う複合災害が発生すれば、住民が孤立する恐れがあり、避難体制の不充分さが指摘されています。
さらに、伊方原子力発電所のすぐそばには、国内最大級の活断層といわれる中央構造線断層帯が走っています。4月以降続く九州地方の連続地震で、周辺の地震活動の活発化も懸念されます。
各種の世論調査によれば、東京電力福島原子力発電所事故の後、原発再稼働への反対がいずれも賛成を上回っています。
政府のエネルギー基本計画には、「原発依存度を可能な限り低減させる」となっていますが、2030年の電源構成は原発比率を20~22%としています。これでは、なし崩しに原発依存社会に戻そうとしているとしか思えません。再稼働で、高レベル放射性廃棄物もますます増え続けます。
よって、文京区議会は、政府に対し、九州電力川内原子力発電所及び四国電力伊方原子力発電所の運転停止を要望します。
平成28年11月9日
文京区議会議長 白石 英行
内閣総理大臣 安倍 晋三 様
経済産業大臣(原子力経済被害担当)、
内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構) 世耕 弘成 様
環境大臣、内閣府特命担当大臣(原子力防災) 山本 公一 様
〒112-8555 東京都文京区春日1丁目16番21号
文京シビックセンター23階南側
区議会事務局議事調査担当
電話番号:03-5803-1313~4
FAX:03-5803-1370