ミニ企画「団子坂の菊人形-新収蔵資料公開「引札の版木-」

更新日 2019年09月27日

明治時代、千駄木の団子坂は、秋になると菊人形で賑わいました。菊人形とは、顔や手足は人間そっくりの生人形、衣裳の部分は根の付いた菊花で造られた、等身大の人形です。

そのルーツは、江戸後期に巣鴨・染井辺で流行した菊細工で、象や富士山などを菊花で形作ったものでした。

幕末・明治期に至り、団子坂の植木屋が菊を人形に仕立て、歌舞伎や昔話などを題材にして造ったところ評判となり、明治9年からは木戸銭を取って興行化しました。最盛期の明治20~30年代には、植惣、植梅、種半、植重の四大園を含む20軒以上が団子坂の両脇や周辺に軒を連ね、毎年、題材や仕掛けに工夫を凝らし、各園が競い合いました。その様子は夏目漱石『三四郎』や森鷗外『青年』などにも登場します。

しかし明治末、両国国技館で電気などを使ったさらに新奇な菊人形が始まったこともあり、団子坂菊人形は明治44年が最後の興行となりました。

本ミニ企画では、新たに収蔵した引札の版木を中心に、団子坂菊人形について紹介します。  

会場

文京ふるさと歴史館:2階ミニ企画コーナー 

会期

 会期:令和元年9月26日(木曜日)~12月25日(水曜日)

 

 

 菊人形引札の版木

菊人形引札の版木

 

 

菊人形引札の版木(刷ったもの) 

菊人形引札の版木(刷ったもの)

 

 

明治丗年頃の団子坂 

明治丗年頃の団子坂

 

 

湯島天満宮菊人形 平成30年撮影 

湯島天満宮菊人形  平成30年撮影 

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