平成30年度文京区障害者地域自立支援協議会
第3回就労支援専門部会　要点記録
[日時]平成31年2月21日（木）14：00～16：00
　　　　　　　　　　　　　　　　　　  [場所]文京区民センター２階　会議室A

１．開会
出席：瀬川部会長　薬袋委員　山中委員　矢島委員　滝田委員　金江委員　米田委員
　　　小林委員　中川委員　有村委員　堀溝委員　水原委員　増田委員　髙松委員
欠席：志村副会長　大形委員　小嶋委員　上田委員　松井委員　中嶌委員　竹本委員　
　　　矢口委員　木内委員

２．議事
（１）グループワーク　定着支援について　＜資料第1-1号＞
主旨説明： 事前アンケートの中で、定着支援をどのくらいの頻度でどんなふうにしているのか知りたいという意見が多かった。企業から見た定着支援、困惑する企業訪問の事例や、定着支援についての他機関連携の在り方、課題となる点、大切と思うことを話し合っていただきたい。
[意見]
・定期的に短いスパンで、訪問している。状況の変化に応じての訪問も行う。
・基本は3ヶ月か半年に１回。
・事業所によって違いがある。会社側から訪問を渋られることもある。支援者の人数の割に担当企業が多く訪問がむずかしいと感じている。
・本人の変化、上司の変更等が生じた際に訪問してほしい。大事な時に訪問してほしい。
・役割分担、支援センターや地域との連携ができれば理想ではないかと考える。
・担当者が変わるとまた説明が必要で大変。同じ方に担当してもらうことでその方に会う就労先が見つかるのではないかと思う。
・本人に合わせた支援をお願いしたい。　
・企業側が嫌な雰囲気にならないように、相互理解が大切である。
・変化があった時に、細かいケアとしての支援が必要である。上司や先輩が変わった時等の支援。
・基本は月１回の面談。入社当初は手厚い支援だが、徐々に期間をあけていく。
・面接の場所は施設や企業で、就労支援センター担当者、施設職員と行う。
・役割分担、連携により早期発見早期対応をこころがけ、変化をなるべく早く見つけて引き継いでいくことが大切。
・ナチュラルサポートに結び付けられるように、入社時に情報を伝えられるかどうかが大切。
・引き継いでいけるような他機関連携が大切。
[瀬川部会長よりコメント]
・上司や仕事内容が変わった時に来てほしいという本人の気持ちを大切にして、定着支援を行うことが大切。
・企業側からの困惑する企業訪問について有村委員に聞く。
「来てもらって困るケースはない。企業によってはセキュリティーの問題等によりあるかもしれないが、来てもらって上司等と話すのは、ご家族と話すのと同じでやってもらった方がありがたい。困惑事例は思い当たらない。」

（２）下命事項のまとめ
　●トヨタループス職場体験プログラムについて　＜資料第2-1号＞
[職員を派遣した施設の委員よりコメント]
・職員１名が参加している。福祉の現場しか分かっていなかったので、企業の中で仕事の様子を拝見したり、会社の方から話しを聞いたりと間近で体験できた。会社の工夫や取り組みを事業所に持ち帰り活用している。
・１名参加。ありがたい機会。企業の現場で丸１日を過ごすことが初めての経験。作業所と違い、お金をもらって働くこととの違いに気付けることが大きかった。
[有村委員よりコメント]
・送り出す側の方とのコミュニケーションはありがたい。加齢など、ハッピーリタイアのキャッチアップのためにも連携を続けていきたい。
●区役所インターンシップ実施状況　＜資料第2-2号＞
[参加施設よりコメント]
・就労に向けて希望する人が参加していた。利用者から参加希望が増えてきた。いつもとは違う新鮮な仕事ができることが良かった。社会性を養うなど色々な意味でもっと機会があったらいいと思う。
・真砂図書館のインターンシップは年間通して参加している。障害福祉課のインターンシップも参加した。慣れた作業所の環境から離れて仕事ができることにやりがいを感じている。次年度も参加したい。支援者がいない形で仕事に参加など、利用者だけで取り組めるといいと思っている。
・大塚福祉作業所から参加している。依頼が少ない時期もあったが、回数が増えたことはありがたい。非日常的な部分があると、自信や気分転換につながる。刺激になる。是非参加していきたい。
[来年度に向けての改善点]
・急な依頼に対応できない。事業所内での作業があると、人が出せない。実施日までの期間があるとよかった。協力できたらと思うことがあった。早めに分かるとありがたい。
・急な依頼については、依頼課はその仕事をなんとかやってほしいという事だと思うので、事業所での対応なら出来ると思っていた。事業所から離れてできる方に行ってもらっていた。　　　
・急な依頼にも応じていきたい。こういった機会はありがたい。いろんな経験をする中で、就労にむけて進めるという話にもなっているので、利用者は喜んでいる。
・移行支援事業所に通所中の人は、施設外の方と仕事ができることがありがたい。
[障害福祉課よりコメント]
・依頼がここ数年少なかったが、協力いただいたことにより実績を延ばせた。リクルート活動を行ったことにより、急な依頼になっていた部分もある。無茶な依頼が現実的でないことは分かっているが、貴重な体験の場であるというご意見ご要望を受け止めていく。引き続きお願いしたいと考えている。
以上