文京区障害者地域自立支援協議会
第一回障害当事者部会　要点記録


【日時】平成28年6月16日(木)午後3時から5時まで

【会場】文京シビックセンター3階　障害者会館　会議室C

【出席者】志村　健一　(自立支援協議会副会長)
　
　　　　　小和瀬　芳郎(精神障害)
　　
　　　　　天野　亨(身体障害)

　　　　　福田　美紗子(身体障害)

　　　　　竹間　誠次(知的障害)

　　　　　永野　栄一郎(知的障害)　

　　　　　老　孝明(精神障害)

　　　　　杉﨑　裕介(身体障害)

　　　　　中島　一浩(障害福祉課長)


【欠席者】髙山　直樹(自立支援協議会会長)


1 開会挨拶　(中島障害福祉課長より)

2 事務局紹介　(文京区障害者基幹相談支援センター：美濃口、鈴木、小久保より)

3 各委員自己紹介　【自己紹介シート参照】【資料第1号参照】
(抜粋)
・部会で色々な障害を抱えた人と話しをして仲間をつくりたい。
・部会の参加動機について。10年後の暮らしを考えたとき不安になってしまう。ひとりぼっちになってしまうのではないかと考えてしまう。行政・医療の情報収集をしたい。障害を抱えている自分の現状や感情や思いを理解してくれる人を見(み)つけたい。そして自分のように障害を抱えて悩んでいるの人がいるということを、世の中の様々な背景を持った人たちに対して伝えてくれる人を見つけたい。また自分以外の障害によって助けを必要としている人たちの話を聞きたいと思った。
・部会で取り組みたい活動として、障害に関するインタビューを区民に対して行いたいと考えている。
・当事者部会で障害者の視点から、文京区へ向けた発信に取り組み、様々な人がいるということを社会に知ってもらい、障害者の方から社会を変えていきたい。生活の困難さを抱えている少数者の意見や弱者の声を拾い上げていきたい。
・他の自治体の当事者部会との交流や情報交換がしたい。

4　部会長及び副部会長の互選【資料第2～3号参照】
・文京区障害者地域自立支援協議会要綱第7条5項※１により小和瀬部会長に決定。
　※１　部会長は、部会員の互選によりこれを定める。
・副部会長については文京区障害者地域自立支援協議会第7条8項※2により天野副部会長に決定。
　　※２　部会長は、必要があると認めたときは、部会に副部会長を置くことができる。この場合において、副部会長は、部会員のうちから、部会長が指名する。
5　議題
(1)平成28年度障害当事者部会の下命事項及び年間計画【資料第4号～7号参照】
今年度下命事項の説明と、年間のスケジュールについて確認。今年度はより議論が深まるよう座談会も含めた年5回開催予定。※下命事項とは、部会でこの内容に関して今年度議論を進めていくテーマとなるもの。各専門部会でそれぞれ1つずつ設けられている。
　
・平成28年度親会からの下命事項について確認
障害当事者部会で検討した内容について、区民へ向けた障害理解を深めるための啓発活動を行う。
○今年度の障害当事者部会の予定について意見交換(委員より)
・何をいつ、どう行っていくか決めたいという話が出る。自分たちで何を議論し活動していくか考えていきたい。当事者部会で話し合ったことを区民へ向けて発信していくことを考えていけると良い。

(2)平成27年度障害当事者部会の活動報告【資料第8号参照】
小和瀬部会長から昨年度の報告を委員へ行う。
〈平成27年度障害当事者部会の実施状況〉
第1回　相談支援専門部会との意見交換(テーマ「10年後の暮らしについて」)
第2回　就労支援専門部会との意見交換(テーマ「福祉就労と一般就労について」)
第3回　権利擁護専門部会との意見交換(テーマ「合理的配慮について」)
その他　新年会(テーマ「情報発信について」)


○昨年度と今年度の活動内容について意見交換(委員より)
・今後当事者部会としてどのような情報発信を行っていけばよいか検討したい。
・昨年度はこれまでの活動をまとめた広報誌を作成した。今年の取り組みについても委員同士で話をしながら決めていきたい。

 (3)障害当事者部会から発行する広報誌について【資料9号参照】
事務局より説明、報告。広報誌については昨年度の議論の中で当事者部会が発足して3年経つことから、これまでの取り組みをまとめたものを発信できると良いのではないかという意見があり作成した。これから配布先を増やしていきながら広報を拡大させていく予定である。

○当事者部会広報誌についての意見交換(委員より)
今年度の取り組みについて
・広報誌は第2号、第3号の発行についても検討したい。他にインターネットを利用して広報すること等も考えていきたい。例えば広報誌を文京区のホームページにのせるという案はどうだろうか。今後みんなで話しあって広報の仕方を考えていきたい。
・例えば文京区ホームページの検索機能を使って簡単に検索できるような形にして当事者部会の情報を流すのはどうか。他にも委員が様々な施設まで出向き、直接広報するという方法もあると思う。いずれにしても地道な活動が必要かもしれない。
・部会員から足を運ぶのも大事な活動。他にもケーブルテレビに取材に来てもらい座談会の様子をテレビに流すのもよいのではないか。

第2回以降も引き続き検討していく。


(4)文京区心のバリアフリーハンドブック作成の協力依頼について　
(文京区障害者基幹相談支援センターより)

平成28年度より文京区基幹相談支援センターが区から委託を受けて改訂作業を進めている。平成29年2月完成を目指している。これは主に区民へ向けて障害理解の促進のために文京区障害福祉課が作成しているもの。今回の改訂では障害者差別解消法、障害者虐待防止法、災害時避難行動マニュアルについても内容を加えていく予定。委員の皆さまの声をお聞かせいただきたく、ご協力いただきたい。

○文京区心のバリアフリーハンドブックについて意見交換(委員より)
・「～してあげる」という文言が多いと思った。健常者が何かをやってあげるというよりも、障害者も対等の立場であるという記載の仕方をしていただければと思う。

第2回でさらに意見を集めていく。