概要
細川家下屋敷の庭園の跡地をそのまま公園にした回遊式泉水庭園です。目白台台地が神田川に落ち込む斜面地を活かし、変化に富んだ景観をつくり出しています。湧水を利用した流れは「鑓り水(やりみず)」の手法をとりいれて、岩場から芝生への細い流れとなり、その周辺に野草をあしらっています。池はこの庭園の中心に位置し、広がりのある景観をつくりだし、池をはさんで背後の台地を山に見立てています。その斜面地は深い木立となっていて、池に覆いかぶさるようにヤマモミジやハゼノキの一群が、秋には真っ赤に紅葉した姿を水面に映し出します。山に続く園路は深山の中の自然の尾根道のようです。所々に開けた空き地があり、ベンチが置かれています。もともとそこからは、木々の梢の間から池や低地の町並みを見渡せるようになっていましたが、木の生長とともに森の中にいるような雰囲気となりました。

利用メモ
回遊式泉水庭園
大きな池を中心として、その周囲の園路を歩きながら、様々な風景の移り変わりを観賞出来るように計画された庭園の様式の一つです。新江戸川公園では、門から入り大泉水への視界が展開されます。そして園路を進むにしたがって、池や背後の山並みの眺めの移り変わりを、また振り返った時、池を借景とした松声閣の眺めを楽しむことが出来ます。また樹林の中の山道をしばらく登った時、樹間から眺められる大泉水の眺めが印象的です。そして園路にそって池を一周し、最初に見た風景を振り返るように設計されています。

松の雪吊り
毎年11月下旬になると、池畔にある5本の松の枝を都会の水分を多く含んだ重い雪から守るため、わら縄で枝を吊る作業を行っています。張られた縄が、きれいな傘形になっていく様子は見応えがあります。
雪吊りについての一般事項
- 雪国などで行われる雪吊りは、機能を重視した手法(りんご吊り)であり、雪による枝折れを防ぐため目的の枝に縄を直接結びつけます。
- これに対して、新江戸川公園をはじめ暖かい地方では支柱上の一点から放射状に下がる縄の描く傘型の美しさを鑑賞するために、枝の外周に沿って結びます。
- 外周に沿って結ぶ場合、外周を直線の組み合わせとするもの(江戸川区平成庭園など)と割竹でつくった輪の形にするもの(新江戸川公園)があります。
- また、支柱上部の飾り(わらぽっち)は、省略されることもあるが新江戸川公園では、省略を行わずに取付けています。


利用時間
2月から10月まで : 午前9時から午後5時まで(但し、入園は午後4時30分まで)
11月から1月まで : 午前9時から午後4時30分まで(但し、入園は午後4時まで)
また、12月28日から1月4日の期間は休園となります。
新江戸川公園と永青文庫の間の通行
新江戸川公園と永青文庫の間の門扉は次の時間に開門されています。この時間帯は二つの施設の回遊が可能となります。
開扉時間:10時から16時まで(但し、毎週月曜日、永青文庫の「展示替え期間」と年末年始(12月28日から1月4日まで)は通行できません。)
松声閣
入口にある建物は、松声閣と呼ばれています。もと細川家の学問所だった建物で、大正時代の建造物です。
なお、新江戸川公園集会所は老朽化が進行しているため、利用者の安全管理の面から、現在利用を休止させていただいております。

アクセス
所在地:文京区目白台1-1
地下鉄有楽町線「江戸川橋」駅徒歩15分
都電「早稲田」駅徒歩7分
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