湯島一丁目町会

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文京区町会連合会創立60周年記念誌「六十年のあゆみ」(2014年11月発行）掲載内容

当町会の生いたちは現存する資料からみますと明治31年浜島幾四郎氏や原沢常三郎氏が町政の改革を叫んで従来の差配人制度を改めて町民懇親のため、湯島一丁目睦会が創立され、35年に総代会、町内睦会、懇話会、衛生組合の4団体が合併し、今日の町会の基礎ができました。大正12年関東大震災をうけたが翌13年再興を見るに至り、町会員は61世帯と記録にある。その後昭和20年戦災で町内中を焼失したものの会員の努力により再興し今日に至った。
当町会は神田明神の坂の左右に所在し、昌平坂学問所“昌平黌” に付属した孔子の廟である湯島聖堂がある。徳川幕府時代の昌平黌は武家子弟の教育のみであり庶民は寺子屋で習字、算術を教えられており本郷区内に5つあった寺子屋の1つである市川小学校が当町内にあり明治生まれの子供はここに通っていた。昌平黌の門前地として影響を受け幾多の変遷はあったものの区内でも歴史ある町会のひとつであります。
主な活動として防犯防災等各諸団体への協力。各種賛助会への協力。
行事として新年総会、懇親会、湯島神社祭礼、有志による旅行会の開催等。