文京区根津に生まれ暮らした文人で、幸田露伴最初の弟子だったとも言われる朗月亭羅文、本名 瀧澤慎八郎(1863-1891)を紹介します。 根津の酒屋相模屋に生まれ、読売新聞や朝日新聞紙上で活躍しながらも、明治24年に29歳の若さで早世した羅文は、後に露伴から明治20年代前半の文壇の様子を説明する上で「なくてはならない時代人」と評されました。 展示では羅文の書いた手紙や出版された羅文の作品、羅文の葬儀時の香典帳などを展示します。